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自由民主党総務会とは?

この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2012年6月)
自由民主党 > 自由民主党総務会
総務会 > 自由民主党総務会

自由民主党総務会(じゆうみんしゅとうそうむかい)は、自由民主党において党大会・両院議員総会に次ぐ党の意思決定機関であり、常設機関としては党内最高意思決定機関である。定員は25名。議長は総務会長が務める。

目次

  • 1 概説
  • 2 総務
  • 3 総務会幹部
  • 4 総務会長
  • 5 他党の総務会
  • 6 脚注

概説

自由民主党総務会は25名の総務をもって構成され、党の運営及び国会活動に関する重要事項を審議決定する。とはいえ、総務会が党の役員会に決定を一任する事例もある。幹事長をはじめとする党内人事の指名に関する承認権限も持っているが、事前に総裁に一任するか、追認する事例が殆どである。

定員は1960年以降、長らく30名であったが、2001年に奇数の31名に増え、2009年の第45回衆議院議員総選挙において自民党が大敗し、大幅に議員を減らした際に25名に減員した。2012年の第46回衆議院議員総選挙において大勝し、大幅に議員が増えたが、定員は据え置いたままになっている。

与党時代に、内閣が国会に提出する議案は、閣議決定前に総務会で事前承認されることが原則となっている。これは赤城宗徳総務会長が池田内閣の大平正芳官房長官への1962年2月23日付けの申し入れがきっかけとなった。総務会で可決された法案には「党議拘束がかからない」とする旨の文言がある場合を除いて、党議拘束がかかる慣例となっている。また、党則では総務会は多数決が明示されているものの、党内に亀裂を残さないために事前にオブザーバーにあたる総裁や幹事長など党幹部の同意を得て全会一致を原則とすることが慣例化されている。ただし小泉純一郎が総裁に就任してからは、総務会による事前審査なしでの政府案提出や多数決による採決が行われることもないわけではない。総務会決議による党議拘束を解除するには、党則によると党大会もしくは両院議員総会における議決が必要であるが、過去に例はない。

党運営について重要な点は、総務は党内各グループから均等に選出される傾向があるため各グループの代理人といえること、また決議が全会一致が慣例となっていること、議題に反対する総務がいる場合は反対意見を述べた上で退席し形式的に全会一致としていることである。これにより次のような効果がある。まず、総務を通じて党内各グループの了承を得なければ、予算案や法案を提出できない点がある。次に総務を通じてグループが反対意見を表明できることから、グループ間の決定的な亀裂を防ぐ効果がある。また総裁が党内の信任を失った場合、総務会を通じて党議拘束等で影響力を行使できなくなるため、両院議員総会によらず早期の退陣を促す効果がある。

総務

総務は自民党党則第39条により次の1~3の定めるところによって選任すると規定されている。

  1. 党所属の衆議院議員の公選による者 11名
    • 注)11の比例代表ブロックごとに置かれているブロック両院議員会によって1名ずつ選出されている。
  2. 党所属の参議院議員の公選による者 8名
    • 注)実質的には参議院執行部が選出している。
  3. 総裁の指名による者 6名
    • 注)総務会長はこの枠に含まれている。残る5名は実質的には総裁、幹事長、総務会長の合議により選出されている。

総務会幹部

2017年10月31日現在

総務会長

総務会長は総務会の議長を担当する。幹事長政務調査会長(政調会長)、選挙対策委員長(選対委員長)と合わせて党四役と呼ばれる。党の総合戦略調整機関である役員会に参加できる。

総務会長は、党則上は総務の中から互選される。とは言え、実際は総裁が指名した人物が選任される。任期は1年であり、任期途中で辞職した場合は新任者の任期は前任者の残任期間までである。総裁が新たに選任した場合は在任期間に関わらず、総務会長の任期は終了となる。

全会一致が原則である総務会を円滑に取りまとめるため、総務会長には調整型や長老級の政治家が多く起用される。党をまとめる裏方の業務のため党のスポークスマンと見られやすい幹事長や政調会長よりメディア露出は少ない。そのためもあり党三役の中では、のち総裁となった例が最も少ない。

自由民主党総務会長
【代】
【氏名】
【在任期間】
所属派閥
1 | 石井光次郎 | 1955年-1956年 | 石井派
2 | 砂田重政 | 1956年-1957年 | 河野派
3 | 佐藤栄作 | 1957年-1958年 | 佐藤派
4 | 河野一郎 | 1958年-1959年 | 河野派
5 | 益谷秀次 | 1959年 | 池田派
6 | 石井光次郎 | 1959年-1960年 | 石井派
7 | 保利茂 | 1960年-1961年 | 佐藤派
8 | 赤城宗徳 | 1961年-1963年 | 岸派
9 | 藤山愛一郎 | 1963年-1964年 | 藤山派
10 | 中村梅吉 | 1964年-1965年 | 河野派
11 | 前尾繁三郎 | 1965年-1966年 | 前尾派
12 | 福永健司 | 1966年 | 前尾派
13 | 椎名悦三郎 | 1966年-1967年 | 川島派
14 | 橋本登美三郎 | 1967年-1968年 | 佐藤派
15 | 鈴木善幸 | 1968年-1971年 | 前尾派
16 | 中曽根康弘 | 1971年-1972年 | 中曽根派
17 | 鈴木善幸 | 1972年-1974年 | 大平派
18 | 灘尾弘吉 | 1974年-1976年 | 旧石井派
19 | 松野頼三 | 1976年 | 福田派
20 | 江崎真澄 | 1976年-1977年 | 田中派
21 | 中曽根康弘 | 1977年-1978年 | 中曽根派
22 | 倉石忠雄 | 1978年-1979年 | 福田派
23 | 鈴木善幸 | 1979年-1980年 | 大平派
24 | 二階堂進 | 1980年-1981年 | 田中派
25 | 田中龍夫 | 1981年-1982年 | 福田派
26 | 細田吉蔵 | 1982年-1983年 | 福田派
27 | 金丸信 | 1983年-1984年 | 田中派
28 | 宮澤喜一 | 1984年-1986年 | 鈴木派
29 | 安倍晋太郎 | 1986年-1987年 | 安倍派
30 | 伊東正義 | 1987年-1989年 | 宮澤派
31 | 水野清 | 1989年 | 宮澤派
32 | 唐沢俊二郎 | 1989年-1990年 | 中曽根派
33 | 西岡武夫 | 1990年-1991年 | 宮澤派
34 | 佐藤孝行 | 1991年-1993年 | 渡辺派
35 | 木部佳昭 | 1993年-1995年 | 旧渡辺派
36 | 武藤嘉文 | 1995年 | 旧渡辺派
37 | 塩川正十郎 | 1995年-1996年 | 旧三塚派
38 | 森喜朗 | 1996年-1998年 | 旧三塚派
39 | 深谷隆司 | 1998年-1999年 | 旧渡辺派-山崎派
40 | 池田行彦 | 1999年-2000年 | 加藤派
41 | 小里貞利 | 2000年 | 加藤派
42 | 村岡兼造 | 2000年-2001年 | 橋本派
43 | 堀内光雄 | 2001年-2004年 | 堀内派
44 | 久間章生 | 2004年-2006年 | 旧橋本派-津島派
45 | 丹羽雄哉 | 2006年-2007年 | 丹羽・古賀派
46 | 二階俊博 | 2007年-2008年 | 二階派
47 | 笹川堯 | 2008年-2009年 | 津島派
48 | 田野瀬良太郎 | 2009年-2010年 | 山崎派
49 | 小池百合子 | 2010年-2011年 | 無派閥
50 | 塩谷立 | 2011年-2012年 | 町村派
51 | 細田博之 | 2012年 | 町村派
52 | 野田聖子 | 2012年-2014年 | 無派閥
53 | 二階俊博 | 2014年-2016年 | 二階派
54 | 細田博之 | 2016年-2017年 | 細田派
55 | 竹下亘 | 2017年-2018年 | 竹下派
56 | 加藤勝信 | 2018年-現職 | 竹下派

他党の総務会

自由民主党以外の政党では、改革クラブ(2008年結党、のちの新党改革)が総務会を設置していたが、2010年の党名変更に伴い総務会長の役職は「事務総長」に名称が変更されている。

民主党1999年次の内閣の設置に伴い総務会を廃止した。ただし、都議会民主党は総務会を設置している。他には、自民党の前身政党やかつて存在していた新進党新党さきがけ保守党自由連合が総務会を設置していたことがある。

公明党2014年の党大会で党規約を改正し、「中央幹事会」を常設の最高議決機関として明確に位置付け、中央幹事会会長の職を新設した。この中央幹事会会長は自民党総務会長に当たる役職である。

他の政党では党幹部による会議の決議によって党議拘束をかける政党が多い。

脚注

  1. ^ 党則第三章第三節
  2. ^ 「現在日本政党史録 第5巻」(第一法規)
  3. ^ 西川伸一 (2016年5月1日). “自民党総務会とはなにか”. フラタニティ No.2(2016.5). ロゴス. 2018年10月16日閲覧。
  4. ^ 自由民主党 役員表
  5. ^ 毎日新聞:公明党 国対委員長に大口氏 漆原氏は中央幹事会会長に
自由民主党
前身: 自由党日本民主党
歴史
1950年代:
55年体制の成立と
社会保障制度の導入 | 
55年 - 鳩山一郎 | 
日ソ国交回復国連加盟 - 保守合同

56年 - 石橋湛山 | 
初の総裁公選による選出

57年 - 岸信介 | 
満州人脈 - 警察官職務執行法改正案 - 60年安保 - 国民皆保険


1960年代:
高度経済成長
吉田学校の系譜 | 
60年 - 池田勇人 | 
所得倍増計画 - 農業基本法公布 - OECD加盟 - 東京オリンピック - 岸派分裂 - 財界四天王

64年 - 佐藤栄作 | 
日韓基本条約 - 非核三原則(日米核持ち込み問題) - 公害国会 - 日本万国博覧会 - 沖縄返還(西山事件) - 佐藤派五奉行 - 黒い霧事件 - 日通事件


1970年代:
三角大福中
闇将軍 | 
72年 - 田中角栄 | 
日中国交回復 - 日本列島改造論 - 第1次オイルショック - 第一次角福戦争 - 青嵐会結成 - 椎名裁定

74年 - 三木武夫 | 
ロッキード事件 - 三木おろし

76年 - 福田赳夫 | 
日中平和友好条約調印 - 福田ドクトリン - 大福密約 - 第二次角福戦争

78年 - 大平正芳 | 
田園都市構想 - 総合安全保障構想 - 第2次オイルショック - ダグラス・グラマン事件 - 四十日抗争 - 第三次角福戦争 - ハプニング解散


1980年代:
和の政治と
戦後政治の総決算 | 
80年 - 鈴木善幸 | 
増税なき財政再建

82年 - 中曽根康弘 | 
新保守主義 - 国鉄分割民営化 - 二階堂擁立構想 - 死んだふり解散 - 創政会結成と田中派分裂 - 皇民党事件 - ニューリーダー(安竹宮)と中曽根裁定

87年 - 竹下登 | 
消費税導入 - 昭和天皇崩御 - 竹下派七奉行 - ネオ・ニューリーダー - リクルート事件

89年 - 宇野宗佑 | 
参院選惨敗 - 自民一党優位の終焉

89年 - 海部俊樹 | 
バブル景気 - 自衛隊初の海外派遣 - YKK - 一龍戦争 - 一六戦争 - 安倍派四天王分裂と三六戦争 - 海部おろし


1990年代:
野党転落と
経世会支配 | 
91年 - 宮澤喜一 | 
バブル崩壊 - 東京佐川急便事件 - ゼネコン汚職 - KK戦争 - 経世会(金竹小)分裂 - 嘘つき解散

93年 - 河野洋平 | 
小選挙区比例代表並立制 - 自社さ連立政権 - 阪神・淡路大震災

95年 - 橋本龍太郎 | 
失われた10年 - 六大改革中央省庁再編の決定 - 保保連合構想

98年 - 小渕恵三 | 
金融国会 - ITバブル - ブッチホン


2000年代:
清和会支配と
野党再転落 | 
00年 - 森喜朗 | 
五人組 - KSD事件 - 加藤の乱 - 神の国解散

01年 - 小泉純一郎 | 
自公連立政権 - 聖域なき構造改革 - 金融再生プログラム - 郵政民営化(郵政国会 - 郵政解散) - 年金未納問題(政治家の年金未納) - 小泉劇場(小泉旋風)と抵抗勢力 - 日歯連事件(日歯連闇献金事件) - 中二階麻垣康三

06年 - 安倍晋三 | 
美しい国 - 憲法改正論議(国民投票法) - 防衛省昇格 - 教育基本法改正 - 価値観外交(自由と繁栄の弧) - 再チャレンジ - 年金記録問題 - フールファイブ - 大宏池会構想 - 参院選惨敗、第一党より転落 - 麻生包囲網

07年 - 福田康夫 | 
中宏池会 - 大連立構想

08年 - 麻生太郎 | 
世界金融危機(リーマン・ショック) - 麻生おろし - 自民大敗、民主大勝

09年 - 谷垣禎一 | 
参院選勝利、改選第一党へ復帰 - 東日本大震災 - 三党合意(社会保障と税の一体改革)


2010年代:
地方創生
一億総活躍 | 
12年 - 安倍晋三 | 
結党以来初の総裁再登板 - 近いうち解散 - 3年ぶりの政権奪還、自公で2/3確保 - アベノミクス - 参院選圧勝ねじれ解消 - 2020年五輪東京に決定 - 国家安全保障会議創設 - 特定秘密保護法 - 防衛装備移転三原則 - 集団的自衛権の行使容認(平和安全法制) - テロ等準備罪新設 - 都民ファーストの会と三大政党制 - 憲法改正




派閥
保守本流 | 
宏池会(宏池会系)

宏池会(池田派 → 前尾派 → 大平派 → 鈴木派 → 宮澤派 → 加藤派)、※大勇会(河野派 → 為公会(麻生派) → 麻生派に合流×)、※宏池会(小里派 → 谷垣派 → 古賀派に合流×)、宏池会(堀内派 → 丹羽・古賀派 → 古賀派)、宏池会(古賀派 → 岸田派)、有隣会(谷垣政策集団)

平成研究会(木曜研究会系)

木曜研究会(佐藤派)、周山会(佐藤派)、周山クラブ(保利派 → 福田派に合流×)、※七日会(田中派)、政治同友会(田中派)、木曜クラブ(田中派 → 二階堂派 → ×)、※経世会(竹下派 → 小渕派)、※改革フォーラム21(羽田・小沢派 → 新生党に合流×)、平成政治研究会(小渕派)、平成研究会(小渕派 → 橋本派 → 津島派 → 額賀派 → 竹下派)

水曜会

水曜会(緒方派 → 石井派 → ×)

白政会

白政会(大野派)、睦政会(大野派)、一新会(船田派 → ×)、※一陽会(村上派 → 巽会(水田派 → ×))


保守傍流 | 
清和政策研究会(十日会系)

十日会(岸派 → )、党風刷新懇話会(福田派)、党風刷新連盟(福田派)、※愛正会(藤山派 → 水田派に合流×)、※(南条・平井派 → 福田派に合流×)、※交友クラブ(川島派 → 椎名派 → ×)、紀尾井会(福田派)、八日会(福田派)、清和会(福田派 → 安倍派 → )、※政眞会(加藤派 → 新生党に合流×)、清和会(三塚派)、21世紀を考える会・新政策研究会(三塚派)、※(亀井政策集団 → 村上・亀井派に合流×)、21世紀を考える会・新政策研究会(三塚派 → 森派)、清和政策研究会(森派 → 町村派 → 細田派)

志帥会近未来政治研究会(春秋会系)

春秋会(河野派 → 森派 → 園田派 → 福田派に合流×)、※新政同志会(中曽根派)、政策科学研究所(中曽根派 → 渡辺派 → )、※近未来政治研究会(山崎派 → 石原派)、※さいこう日本(甘利政策集団)、政策科学研究所(村上派)、志帥会(村上・亀井派 → 江藤・亀井派 → 亀井派 → )、※国益と国民の生活を守る会(平沼政策集団 → 日本のこころに合流×)、志帥会(伊吹派 → 二階派)

志公会(政策研究会系)

政策研究会(松村・三木派)、政策同志会(松村・三木派)、政策懇談会(松村・三木派 → )、※(松村派 → ×)、政策懇談会(三木派)、※(早川派 → 福田派に合流×)、新政策研究会(河本派)、番町政策研究所(河本派 → 高村派 → 大島派 → 山東派 → 麻生派に合流×)、志公会(麻生派)

二日会

火曜会(石橋派)、二日会(石田派 → 三木派に合流×)


青嵐会 | 
青嵐会、自由革新同友会(中川政策集団 → 石原政策集団 → 福田派に合流×)


保守新党 | 
保守新党、新しい波(二階派 → 伊吹派に合流×)


83会 | 
83会新しい風(武部政策集団)、伝統と創造の会(稲田政策集団)


水月会 | 
無派閥連絡会無派閥有志の会、さわらび会(石破政策集団 → 水月会(石破派))、のぞみ(山本政策集団)、きさらぎ会(鳩山政策集団 → 菅政策集団)


無派閥 | 

※は派閥離脱、太字は現在への系譜、括弧内矢印は派閥継承。


機構
制度 | 
自由民主党総裁選挙

執行部 | 
総裁 - 副総裁 - 幹事長 - 総務会長 - 政務調査会長 - 国会対策委員長 - 参議院議員会長 - 選挙対策委員長 - 幹事長代行 - 総裁特別補佐

組織 | 
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出典:wikipedia
2018/10/22 21:52

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