このキーワード
友達に教える
URLをコピー

船舶電話とは?

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2018年4月)
フェリーで利用されているNTTドコモワイドスタークレジットカードホンA81(衛星船舶電話)

船舶電話(せんぱくでんわ)とは、船舶に搭載の電話機により海上からの電話を行う移動体通信である。陸上の海岸局(基地局)を使用した公衆交換電話網と接続されたものである。

日本では、衛星電話への移行や、海上での携帯電話第三者無線の使用が解禁されたため、2003年(平成15年)以降、船舶専用のシステムは存在しない。なお、船舶電話から110番通報した場合は、海上保安庁に接続されていた。

日本国内では船舶電話の後継である、衛星電話ワイドスターの衛星船舶電話サービスに移行されている。

目次

  • 1 国際無線電話
  • 2 港湾電話・手動交換内航船舶電話
    • 2.1 使用方法
    • 2.2 通話のセキュリティ
  • 3 自動交換内航船舶電話
  • 4 新内航船舶電話
  • 5 マリネットホン
  • 6 略歴
  • 7 参考文献
  • 8 脚注
  • 9 関連項目

国際無線電話

KDD(後のKDDI)が行っていた、遠洋航海をする船舶向けのサービス。短波SSBを使用した手動交換方式であった。

1936年(昭和11年)8月7日サービス開始、2003年(平成15年)3月31日24時 (JST) JBOのサービス終了。インマルサットの衛星電話に移行した。

諸外国では2014年現在でも使用されており、日本でもアジア諸国等からの信号であれば、SSBに対応したBCLラジオ、短波帯のアマチュア無線機等で容易に受信が可能である。

港湾電話・手動交換内航船舶電話

日本初の商用移動体通信サービス(現在の携帯電話サービスに相当)として、1953年3月に日本電信電話公社の関連会社の日本船舶通信(のちのドコモ・センツウ。現在はドコモ・モバイルに合併)が、船舶向けの港湾電話(通称、ハーバー・サービス 1959年3月に「船舶電話」に改称)を東京湾大阪湾(スケルチ方式)でサービスを開始。 1964年には手動交換内航船舶電話が横浜港神戸港(スケルチ方式)で、1958年には瀬戸内海駿河湾(パイロット方式)で開始された。 周波数変調150MHz帯を使用していた。150MHz帯以外にも140MHz帯や250MHz帯(東京港湾内のみ)使用されていた時期もある。 混信防止のため海域をA圏・B圏に分けた2ゾーン方式を取っていたものの、2ゾーン方式では隔離が不十分であったため混信することもあった。

手動交換式船舶電話のトラフィック増大により、自動方式に使用予定の250MHz帯を暫定利用していたが、暫定手動方式と呼ばれる方式が一時期利用された。その後、自動交換内航船舶電話に移行したため、1986年(昭和61年)3月にサービス終了。

使用方法

150MHz帯等を利用した船舶電話を船から発信する場合

  1. 使用する前に電話機に「圏外」「話中」のランプが消灯しているか確認する。
    • サービスエリア外の場合は「圏外」ランプが点灯する。
    • サービスエリア内にかかわらず利用できるチャンネルが塞がっている場合は「話中」ランプが点灯する。
  2. 使用するときは受話器を上げ、A圏またはB圏のどちらかのボタンを押す。
  3. 船舶台電話交換手が応答するので自局の電話番号(せんぱく*-***)と通話先の電話番号を告げる。
    • 電報を打つ場合には船舶台の交換手に電報の発信である事を告げると取次ぎを行う。

250MHz暫定手動方式を使用する場合

  1. 使用する前に電話機のランプ(赤色LED)を確認する。
    • サービスエリア内に居る場合は点灯中使用不可ランプが滅灯する
    • サービスエリア内にもかかわらず利用できるチャンネルが塞がっている場合は点灯中使用不可ランプが点灯する。
  2. 使用するときは受話器を上げるだけで、船舶台の交換手が応答する。

陸から船に掛ける場合

  1. 電話を掛けるときにあらかじめ船が居る位置を推定し、その海域を担当する船舶台に電話を掛け、交換手に掛けたい船舶の番号と自分の電話番号を告げる。
  2. 交換手が船に対して発信し、船側が通話に応じる事を確認したのち、発信元と相手先船舶との回線が接続される。
    • もし交換手が船に対して発信操作を行ったが応答が無かった場合は圏外か、別の船舶台を通して掛けなおすように説明され、通話が終了する。

通話のセキュリティ

140MHz帯や150MHz帯を利用する船舶電話回線は全二重周波数変調であるが、特段の対策がなされていないため、基地局側の周波数にFM方式受信機等の周波数に合わせると、通話を傍受できた。

当時警察無線消防無線救急無線などを一般の人間が傍受する機会が多くなり問題となったため、暫定手動方式以降は反転秘話回路が搭載されることとなった。

自動交換内航船舶電話

1979年3月には、250MHz帯を用いた自動交換内航船舶電話が導入され、サービスエリアを日本沿岸全域(沿岸から50~100km)に拡大した。通信中に海岸局を切り替えるハンドオーバー可能な、自動交換方式のものである。音声通信は周波数変調、制御は帯域内トーン信号で行われていた。1981年にはフェリーなどの旅客船向けに公衆電話型の「コイン電話機」、1988年にはクレジットカードが使える「カード型電話機」も登場した。1993年(平成5年)9月30日にサービス終了。

新内航船舶電話

自動車電話・航空機電話と中継網・通信制御方式を統合したもの。1988年(昭和63年)11月16日サービス開始。音声通信は周波数変調、制御はモデムによるデジタル信号で行われていた(帯域外デジタル制御)。

その頃の自動車電話と同様に距離に応じて市外局番が違い、相手が発信者の最寄りのエリアに居る場合は030、それ以外の遠距離のエリアに居る場合は040を付けて課金制御を行っていた。

また、テレホンカード公衆電話と携帯型電話機も利用可能であった。カーフェリーなどの旅客船ではテレホンカード型電話機や100円硬貨を投入して通話料金の精算を行う硬貨投入式電話機が設置され、新方式船舶電話でも引き続き利用されたが、新方式船舶電話終了とともに硬貨投入式電話機は廃止された。

周波数は、基地局側 271.175 - 274.975MHz・移動機側 262.175 - 265.975MHzを12.5kHz間隔で使用していた。現在この周波数は公共デジタル通信用(消防・救急用)として使われている

システムを統合していた自動車電話は、2001年5月に第3世代移動通信システム(3G)の携帯電話サービスに移行することが決まっており、また航空機電話もN-STAR衛星電話(現 ワイドスター)による衛星航空電話サービスへの移行の試みが行われていた(2004年3月廃止)。 これらの理由から、1996年に開始されたN-STAR衛星電話による衛星船舶電話サービスに移行が進み、1999年(平成11年)3月31日にサービスを終了。

マリネットホン

マリネットホンは、通信自由化により新規参入した電気通信事業者であるマリネットホングループがサービスを行っていた、第三者無線と同じ、大ゾーン方式で、ハンドオーバーは不可能。音声通信は周波数変調、制御はモデムによるデジタル信号で行われていた。可搬式端末(電話機)であり、基地局付近であれば、船舶上や陸上で移動しながら通話可能であった。

また、同じ基地局のマリネットホン同士では、送受信切り替えスイッチ (PTT : Press to talk) を押して送信する半復信方式であり、同報通信も可能であった。公衆交換電話網や違う基地局のマリネットホンとは、普通の電話と同じ同時送話可能な複信方式であった。

一般電話からマリネットホンへ発信するには、センターの代表番号へ電話し、セカンドダイヤルトーンを確認し、プッシュトーン (DTMF) で5ケタの加入者番号を入力していた。

移動局の最大出力は10Wであった。周波数は、海岸局(基地局)832.0125 - 833.9875MHz・船舶局(移動局)887.0125 - 888.9875MHzを12.5kHz間隔で使用していた。なお、この周波数は事業を授受したIDO/DDIセルラーグループの携帯電話サービスに使用された後、2005年(平成17年)現在ではNTTドコモFOMAプラスエリア対応携帯電話機の送信に使用されている。 サービス終了後、第三者無線の海上使用が解禁され役目が引き継がれた。

略歴

以後は、衛星電話参照

参考文献

脚注

  1. ^ ニュースリリース 国際無線電話サービスの一部取扱い終了について」『KDDI』 KDDI、2003年1月27日
  2. ^ 森島光紀「移動通信端末・携帯電話技術発展の系統化調査」『国立科学博物館 技術の系統化調査報告 第6集』 独立行政法人国立科学博物館、2006年3月31日
  3. ^ 森島光紀「公衆移動通信システムの技術発展の系統化調査」『国立科学博物館 技術の系統化調査報告 第7集』 独立行政法人国立科学博物館、2007年3月30日
  4. ^ Techno Box 船舶電話方式」『NTT DoCoMoテクニカル・ジャーナル Vol.1 No.3』 NTTドコモ、1994年1月
  5. ^ 報道発表資料 : 「航空機電話サービス」及び「衛星航空機電話サービス」を終了」『NTTドコモ』 NTTドコモ、2003年12月24日
  6. ^ 「3 電気通信事業 3-1 第一種電気通信事業 資料3-1 新第一種電気通信事業者の概要要」『平成4年版 通信白書(資料編)』 郵政省
  7. ^ 『通信ネットワーク用語事典 改訂第5版』 秀和システム、2007年、907ページ
  8. ^ 郵政省電波監理局 (1968年). 電波年鑑. 郵政省. "P91 「昭和39年11月19日、初年度計画の15局が完成し業務を開始した。」"

関連項目

かつて存在した日本携帯電話・PHS事業者
港湾無線電話 | 
東京湾マリネット - 関西マリネット - 瀬戸内マリネット - 日本船舶通信

自動車電話携帯電話 | 
NTTドコモ系:北海道 - 東北 - 東海 - 北陸 - 関西 - 中国 - 四国 - 九州
au(KDDI)系:DDIセルラーグループ(→エーユー ) - 日本移動通信 - ツーカーセルラー - ツーカーホン関西
ソフトバンク系:デジタルツーカー - ワイモバイル
その他:アイピーモバイル(開業前に破産)

CRP | 
釧路テレコム - 十勝テレホンネットワーク - テレコム青森 - テレコム八戸 - 長岡移動電話システム - テレネット遠州 - 山口ニューメディアセンター

PHS | 
NTTドコモ系:NTTパーソナル - NTTドコモ PHS事業
KDDI系→ソフトバンク系:DDIポケット(初代、DDI東京ポケット電話が他地域会社を吸収合併して発足) - ウィルコム - ワイモバイル
アステル系:Template:アステル参照

BWA | 

ケイ・オプティコム eo64 事業 - エネルギア・コミュニケーションズ MEGA EGG64 事業 - ウィルコム(WILLCOM CORE XGP)→Wireless City Planning(XGPサービス)

MVNO(音声系・携帯電話) | 

Vertu(ヴァーチュ) - ベネッセモバイルFREO(進研ゼミ会員向け) - セレクトモバイル(ECナビケータイ/JALマイルフォン/Tigersケータイ/GIANTSケータイ)

MVNO(データ系) | 
ACCA mobileアールストリーム

ポケットベル | 
テレメッセージ系:Template:テレメッセージ参照

関連テンプレート | 
Template:日本の携帯電話事業者


・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2019/01/09 18:03

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「船舶電話」の意味を投稿しよう
「船舶電話」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

船舶電話スレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「船舶電話」のスレッドを作成する
船舶電話の」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail