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通用規範漢字表とは?

通用規範漢字表』(つうようきはんかんじひょう、簡体字通用规范汉字表》、拼音: Tōngyòng Guīfàn Hànzì Biǎo)は中国教育部国家語言文字工作委員会が共同で作成した正書法の規範とする漢字表。一般教育に必要な一級字3500字、出版等のためにさらに必要な二級字3000字、人名地名科学技術文語文などに必要な三級字1605字の合計8105の簡体字を基準にした漢字を収録し、2013年から使用されている。

目次

  • 1 概要
  • 2 経緯
  • 3 意見募集稿
    • 3.1 従来の規範との相違点
    • 3.2 印刷用字形の変更案
    • 3.3 『簡繁漢字対照表』
      • 3.3.1 対応漢字の変更例
  • 4 正式表
    • 4.1 意見募集稿との相違点
    • 4.2 追加字
      • 4.2.1 二級
      • 4.2.2 三級
    • 4.3 級の移動
      • 4.3.1 三級から二級へ
      • 4.3.2 二級から三級へ
    • 4.4 削除
      • 4.4.1 地名字
      • 4.4.2 異体字
      • 4.4.3 普通話以外の用字
    • 4.5 字体の変化
      • 4.5.1 配置の変化
      • 4.5.2 画数の変化
    • 4.6 従来の規範表との相違点
  • 5 画数
  • 6 部首別
  • 7 電算処理
  • 8 未収録字の例
    • 8.1 科学技術用字
    • 8.2 地名用字
      • 8.2.1 中国大陸
      • 8.2.2 台湾
      • 8.2.3 香港
      • 8.2.4 マカオ
    • 8.3 卑猥語
    • 8.4 一般語
    • 8.5 台湾国語用字
    • 8.6 方言字
    • 8.7 日本用字
    • 8.8 人名用字
    • 8.9 民族名など
    • 8.10 インターネット用字
  • 9 『規範字と繁体字、異体字対照表』
    • 9.1 意見募集稿との相違点
    • 9.2 『簡化字総表』との相違点
    • 9.3 『第一批異体字整理表』との相違点
    • 9.4 台湾などの標準字体との関係
  • 10 脚注、参考文献
  • 11 外部リンク

概要

2000年に実施された『中華人民共和国国家通用語言文字法』を貫徹し、新しい情勢の下、社会の各領域において、漢字の応用に必要となる重要漢字規範として国務院より2013年6月5日に通達され、それまで規範とされてきた『現代漢語通用字表』(1988年)、『現代漢語常用字表』(1988年)、『印刷通用漢字字形表』(1965年)、『簡化字総表』(1986年)、『第一批異体字整理表』(1955年)に代えて即日使用開始された。従来の規範表5つをひとつにまとめたことは、本表の特徴のひとつである。

収録漢字は使用頻度や必要性によって、一級字3500字、二級字3000字、三級字1605字とレベル分けが行われた。級を分けることで、教育から学術出版まで、異なる需要に対応している。計8105の漢字には通し番号が付けられているが、これらは級ごとに分けた上で、総画数、筆画の方向、部首の順に配列されている。筆画の方向による配列は、現代中国の字書によく使われ、規範化されているもので、同じ画数であれば筆使いが「一丨丿丶」の順に並べるもの。一級字の数は1988年に言語教育などの目的で国家語言文字工作委員会と国家教育委員会から発布された『現代漢語常用字表』の3500字(常用字、次常用字の合計)と総数が一致するが、一部に出入りがある

それまで規範とされていた1988年の『現代漢語通用字表』に収められた7000字と比べると、1143字が追加され、38字が削除された結果、総数が1105字増え、特に地名、人名、科学技術、文語文などの表記に必要な漢字が多く収録された。増加した漢字の中には、従来の字典に未収録であった漢字や文字コード化されていなかったものも含まれる。Unicodeにはすでに約7万の漢字系文字がコード化されているが、これに未収録の字が、新たに作られた簡体字の字体など、111字含まれるため、今後追加が行われると見られる。

従来通りの簡体字による表記を目的にまとめられており、繁体字の復活使用はさせない。参考として、規範とする簡体字に対応する繁体字や、それ以外の異体字がある場合は、付表『規範字と繁体字、異体字対照表』で対比して明示された。この対照表の繁体字や異体字は収録字数8105字には数えられていない。この付表は1964年に発表され、最終的に1986年に修正された『簡化字総表』と、1955年に発表された『第一批異体字整理表』に代わる役目を果たす。

規範である普通話の表記を目的としているため、方言の表記に必要な方言字は基本的に収録しない方針であるが、北方方言呉語などの表記で、文学作品によく使われているものの他、別の地域の方言字でも「4849 」のように収録されている例もある。新たに潮州語などで使われる「5792 粿」や広東語で使われる「7156 」、「4962 」が規範字として収録されたが、これらは広東省周辺から食品名の表記用や美容院での表記用として全国的に広がったために追加されたと見られる。他方で、台湾国語の表記に使われる規範漢字の一部は未収録である。

科学技術用字を全国科学技術名詞審定委員会や中国社会科学院語言研究所が提供したデータをもとに収録した。この中には植物名も含まれ、「8251 [鱼喜]()」のように日本の国字(和製漢字)の用法を元に簡化した字も含まれる。

これまでの規範字表が収録対象としてこなかった固有名詞の表記に用いる漢字について、人名用字は1982年人口センサスのデータや中華人民共和国公安部のデータ、歴史上の著名人などから選び出し、地名用字は中華人民共和国民政部国家測絵地理信息局名や一部の村落名などから選び出したとされ、三級字にはそれぞれ651字、404字が収録された。しかし、実際は後述のように現存する郷、鎮の地名字でも未収録の漢字が散見される。

また、新中国建国から2008年までの小、中学校の教科書に掲載された文語文の用字の多くをコーパスに基づいて三級字などに収録した。

本表で明朝体を用いて例示されている字形は、1965年に発表された『印刷通用漢字字形表』に代えて、印刷の標準字形として扱われる。2009年に公表された意見募集稿では、44字の字形を変更する案が示されていたが、反対意見が多数寄せられたため、見送りとなった。

経緯

2000年に実施された『中華人民共和国国家通用語言文字法』は、憲法の下で普通話と「規範漢字」の使用の法的地位を定め、国内言語文字の統一と少数民族地区の二言語教育の政策的根拠となった。これに基づいて、2001年に新たに規範となる『規範漢字表』作成の検討が始まった。

作成にあたっては以下の6原則が立てられた。

  1. 伝統を尊重し、漢字規範の安定性を重視する。
  2. 歴史を尊重し、漢字規範の継承性を重視する。
  3. 国情と経済社会発展の実需要を尊重し、漢字規範の時代性を重視する。
  4. 民意を尊重し、漢字規範の社会性とサービス性を重視する。
  5. 漢字発展の客観的規律を遵守し、漢字規範の科学性を重視する。
  6. 香港、マカオ、台湾、海外華人の漢字応用と国際的需要を考慮し、文化の多様性と漢字の国際性を重視する。

8年の時間をかけ、それまでに規範とされてきた『第一批異体字整理表』(1955年)、『簡化字総表』(1964年に初めて発表、最終修正は1986年)、『印刷通用漢字字形表』(1965年)、『現代漢語常用字表』(1988年)及び『現代漢語通用字表』(1988年)に収録された漢字の整理、字形の見直し、必要な漢字の追加を行った結果、2009年8月12日に漢字8,300字を収録した『通用規範漢字表(意見募集稿)』として公表され、8月31日までのパブリックコメント募集を開始した。

その後、パブリックコメントとして寄せられた意見を検討し、表の体裁を変更、説明を加えて、2013年6月5日に正式な『通用規範漢字表』が国務院から通達され、即日使用開始された。同時に、それまで規範とされてきた『現代漢語通用字表』、『印刷通用漢字字形表』、『簡化字総表』などの関連する5表はいずれも使用停止となった。

増加した漢字には、固有名詞に使う漢字を中心に、一般の字書に未収録で、読みや用法不明のものも少なからず含まれるため、2013年8月29日には、教育部語言文字情報管理局が『通用規範漢字表』に基づいて企画、編纂した『通用規範漢字字典』(主にピンイン順)と解説書『通用規範漢字表的解読』が商務印書館から出版された。また、人民出版社からは『「通用規範漢字表」使用手冊』(主に通し番号順)が出版された。

意見募集稿

2009年8月12日に公表された『通用規範漢字表(意見募集稿)』は、一般教育に必要な一級字3500字、出版等に必要な二級字3000字、人名地名科学技術文語などに必要な1800字の合計8300の簡体字を基準にした漢字表となっていた。各漢字は級ごとに分けた上で、総画数、筆画の方向、部首順に配列され、通し番号が付けられた。

統計データを元に必要な漢字を列記した上で、異体字の扱いが考慮された。一般国民の用字習慣を尊重して、主に人名地名に用いる異体字、例えば『璦琿条約』の「」(「琿」)など51字を回復させた。

社会の通用領域では本表に準拠して漢字を使用するが、必要な場合は表外の字を用いても構わず、その場合は、歴史的に通用する字形を用いるとされた。

従来の規範との相違点

従来の『現代漢語通用字表』、『簡化字総表』などの規範表と比べて以下の変更が提案された。

  1. 『簡化字総表』の原則にのっとり、新たに265字を類推簡化する。
  2. 『簡化字総表』で繁体字と扱われ、淘汰させるとした漢字6字の復活、及び異体字であると考えられていた51字を収録。主に科学領域と姓名に用いる。繁体字の全面復活は行わず、類推簡化の原則を明確にし、本表以外の漢字を使用する際は類推して簡化することはしないと明記された。
  3. 『簡化字総表』に示されていた簡体字の内、49字は収録されなかった。また、注釈の部分にのみ現れていた「()」と「(宀の下に一)」も未収録。
  4. 1965年発表の『印刷通用漢字字形表』に準拠していた『現代漢語常用字表』及び『現代漢語通用字表』で規則が統一されていない44字の字形調整。

印刷用字形の変更案

意見募集稿では、下記に該当する漢字44字の印刷用(明朝体)字形を『印刷用通用漢字字形表』のものから変更する案が示された。これは筆記用の字形(楷書)の字形も同様に変更するという意味ではない。

以上は前文に表記されているものである。このほか、前文には示されていない変更がいくつかあるが、いずれもデザインレベルでの変更であり、フォント制作者など以外にとっては無視してよいものといえる。

『簡繁漢字対照表』

1955年の『第一批異体字整理表』及びその後の修正に対して、新たな簡体字繁体字の対応表『簡繁漢字対照表』が作成され、付された。

対応漢字の変更例

異体字扱いを簡体字・繁体字の扱いに変更
簡体字と複数の繁体字との対応関係の調整

正式表

2013年6月5日に国務院から通達され、それまで規範とされてきた『現代漢語通用字表』、『印刷通用漢字字形表』などの関連規範表5種に代えて、即日使用開始された。

意見募集稿との相違点

追加字

二級

3658 、3848 、4138 荮、4546 、4853 唰、5177 赕、5472 嗍、5693 、5792 粿

三級

6502 尢、6514 冮、6555 玒、6559 刬、6605 伲、6780 垵、6929 琊、7056 浭、7152 、7156 啫、7192 偰、7198 ([白光])、7219

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出典:wikipedia
2018/09/17 01:11

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