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週刊少年ジャンプとは?

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【週刊少年ジャンプ】

WEEKLY JUMP
【愛称・略称】
ジャンプ・WJ
【ジャンル】
少年向けコミック誌
【読者対象】
少年
【刊行頻度】
週刊(毎週月曜日 ただし月曜日が祝日の際は土曜日発売)
【発売国】
日本
【言語】
日本語
【出版社】
集英社
【編集部名】
第3編集部 週刊少年ジャンプ編集部
【編集長】
中野博之
雑誌名コード
993
【刊行期間】
1968年7月11日(1968年8月1日号) -
【発行部数】
223万部(2016年1月 - 3月日本雑誌協会調べ)
【レーベル】
ジャンプ・コミックス
【ウェブサイト】
週刊少年ジャンプ 公式サイト (日本語)

週刊少年ジャンプ』(しゅうかんしょうねんジャンプ、WEEKLY JUMP) は、集英社が発行する日本週刊少年漫画雑誌。略称は『ジャンプ』、『WJ』 など。1968年に『少年ジャンプ』として月2回刊誌として創刊、翌1969年より週刊となり『週刊少年ジャンプ』に改名。 2018年7月に創刊50年を迎える。

目次

  • 1 概要
  • 2 歴史
    • 2.1 1968年創刊 - 1970年代
    • 2.2 1980年代
    • 2.3 1990年代
    • 2.4 2000年代
    • 2.5 2010年代
  • 3 特徴
    • 3.1 読者層
    • 3.2 掲載作品
    • 3.3 装丁
    • 3.4 漫画家の男女比
  • 4 編集方針
    • 4.1 新人の登用と専属契約制度
    • 4.2 アンケート至上主義
  • 5 作品のメディアミックス
    • 5.1 テレビアニメ化
      • 5.1.1 放送中の新作テレビアニメ
      • 5.1.2 過去にアニメ化された作品
    • 5.2 アニメ映画化
    • 5.3 VOMIC化
    • 5.4 FLAShアニメ
    • 5.5 レコード・CD化
    • 5.6 小説化
    • 5.7 テレビドラマ・実写映画化
    • 5.8 舞台化
    • 5.9 リアル脱出ゲーム化
  • 6 編集者
    • 6.1 歴代の編集長
  • 7 連載作品
  • 8 増刊号・派生誌
  • 9 発行部数
  • 10 価格の変遷
  • 11 ロゴマークの変遷
  • 12 サブコーナー
    • 12.1 読者コーナー
    • 12.2 ゲーム紹介コーナー
  • 13 新人漫画家の募集企画
  • 14 愛読者賞
  • 15 イベント
  • 16 日本国外の少年ジャンプ
  • 17 週刊少年ジャンプ事件史
    • 17.1 打ち切り・回収
      • 17.1.1 『ハレンチ学園』性的いたずらブーム事件
      • 17.1.2 『私立極道高校』実在学校無断掲載事件
      • 17.1.3 『燃える!お兄さん』職業差別事件
      • 17.1.4 『世紀末リーダー伝 たけし!』作者逮捕事件
    • 17.2 脅迫被害・著作権侵害
      • 17.2.1 『黒子のバスケ』脅迫事件
      • 17.2.2 ネタバレサイト逮捕
  • 18 東日本大震災と週刊少年ジャンプ
  • 19 復刻版 週刊少年ジャンプ
  • 20 関連ゲーム
  • 21 脚注
  • 22 参考文献
  • 23 関連項目
  • 24 外部リンク

概要

1968年7月11日に『少年ジャンプ』の名称で同年の8月1日号として創刊。創刊時は月2回(第2・第4木曜日)発売、1969年10月から週刊化された。2003年5月までは毎週火曜日発売、2016年現在は毎週月曜日発売。シンボルマークは海賊マーク(ジャンプパイレーツ)。1995年に653万部という漫画雑誌の最高発行部数を記録した。

雑誌キーワードは「友情」「努力」「勝利」。すべての掲載作品のテーマにこの要素または繋がるものを最低1つ、必ず入れることが編集方針になっている。これは同誌の前身とも言える月刊漫画雑誌『少年ブック』の編集方針から受け継いだものであり、元は小学校4年生・5年生を対象にしたアンケート(「一番心あたたまる言葉」「一番大切に思う言葉」「一番嬉しい言葉」)によって決められたものである。雑誌の名称である「ジャンプ」は、「ホップ・ステップ・ジャンプ」に掛けたもの。

2014年9月以降は電子書籍版でも紙媒体と同日配信しており、「少年ジャンプ+」のアプリケーションをインストールすれば有料で購入することができる。

紙面を超えた活動にも積極的で、『週刊少年ジャンプ』関連のオリジナルグッズを販売する店舗(ジャンプショップ)やウェブコミック配信サイト(ジャンプデジタルマンガ・少年ジャンプ+)、テーマパーク(J-WORLD TOKYO)、テレビ番組(サキよみ ジャンBANG!特捜警察ジャンポリス)などを擁している。

歴史

1968年創刊 - 1970年代

創刊
1968年創刊。創刊号の公称発行部数は10万5000部。当初は男気がある劇画調の作品が盛んに登場していた。
ハレンチ学園」・「男一匹ガキ大将」(1968年 -)などがヒット。
1970年代前半
1971年、公称発行部数が100万部を突破。1973年8月に『週刊少年マガジン』を抜いて雑誌発行部数で首位。
ど根性ガエル」・「トイレット博士」(1970年 -)、「侍ジャイアンツ」・「荒野の少年イサム」(1971年 -)、「アストロ球団」・「マジンガーZ」(1972年 -)、「包丁人味平」・「プレイボール」(1973年 -)などがヒット。
1970年代後半
ギャグ漫画分野の強化に乗り出し、その結果「1・2のアッホ!!」(1975年 -)、「東大一直線」(1976年 -)、「すすめ!!パイレーツ」(1977年 -)、「キン肉マン」(1979年 -)などがヒットし、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(1976年 -)は連載が40年続くロングラン作品となった。それ以外にも「サーキットの狼」・「ドーベルマン刑事」(1975年 -)、「リングにかけろ」(1977年 -)、「コブラ」(1978年 -)などがヒット。
1978年、公称発行部数が200万部を突破。

1980年代

1980年代前半
1980年、公称発行部数が300万部を突破。「北斗の拳」(1983年 -)による格闘アクション路線が発行部数を急激に伸ばし、他にも「キャプテン翼」・「ブラック・エンジェルズ」(1981年 -)、「風魔の小次郎」・「よろしくメカドック」(1982年 -)、「銀牙 -流れ星 銀-」(1983年 -)などがヒット。一方で「Dr.スランプ」・「3年奇面組(のちの「ハイスクール!奇面組」)」(1980年 -)、「ストップ!! ひばりくん!」・「キャッツ♥アイ」(1981年 -)、「キックオフ」(1982年 -)、「ウイングマン」(1983年 -)など、少女や女性キャラクターに重きを置いた作品が多く登場した。
1980年代中期
この時期から漫画雑誌としての側面が強くなり、アイドル・スポーツ選手などのグラビアは掲載されなくなった。1984年1・2号より、創刊以来使用されていた誌名ロゴを角ばった形に一新する。1984年12月の年末最終号(1985年3・4合併号)で公称発行部数が400万部を突破。
ドラゴンボール」・「きまぐれオレンジ☆ロード」(1984年 -)、「魁!!男塾」・「ついでにとんちんかん」・「シティーハンター」(1985年 -)、「聖闘士星矢」・「県立海空高校野球部員山下たろーくん」(1986年 -)などがヒット。
1980年代後半
1988年13号で創刊号から1000号を達成し、この年に創刊20周年を迎える。さらには1988年12月の年末最終号(1989年3・4合併号)で公称発行部数が500万部を突破。
この頃に発売したファミリーコンピュータのゲームソフト紹介コーナーが登場。ゲーム紹介コーナーはゲーム機の主役が変わった現在でも続いている。
ジョジョの奇妙な冒険」・「燃える!お兄さん」(1987年 -)、「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」・「ろくでなしBLUES」・「ジャングルの王者ターちゃん」・「まじかる☆タルるートくん」(1988年 -)、「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」・「電影少女」(1989年 -)などがヒット。

1990年代

1991年のマクラーレンのF1カー。フロントノーズに「ジャンプ」のロゴが貼ってある。
1990年代前半
花の慶次」・「SLAM DUNK」・「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」・「幽☆遊☆白書」(1990年 -)、「BØY」(1992年 -)、「地獄先生ぬ〜べ〜」・「NINKU -忍空-」・「とっても!ラッキーマン」(1993年 -)などがヒット。
1990年から1992年までF1チーム『マクラーレン』のスポンサーになり、巻頭のカラーページに特集記事が組まれる。同時にF1を題材とした作品が数点掲載された。
1993年31号で創刊25周年を迎える。記念イベントとしてこの年の夏休みに、創刊以来最大規模となるイベント「週刊少年ジャンプ創刊25周年特別企画 ジャンプマルチワールド」を東京後楽園で開催。19日間の開催期間で約16万人を動員した。公称発行部数は1991年3・4号で602万部を突破。週刊誌が全国紙の発行部数を抜いたとして一般メディアも報道する。
1990年代中期
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」・「みどりのマキバオー」(1994年 -)、「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」(1995年 -)、「封神演義」・「遊☆戯☆王」(1996年 -)などがヒット。
1994年12月の1995年3-4号で653万部の歴代最高部数を達成するが、その後1995年25号で「ドラゴンボール」、1996年27号で「SLAM DUNK」と、看板作品が立て続けに終了し、公称発行部数が減少に転ずる。この時期は長年行われていなかったアイドルグラビアの掲載と『愛読者賞』の復活があった。1996年52号で、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が本誌初の連載1000回に到達した。
1990年代後半
発行部数がこれまでの公称から印刷証明付部数(実際に発行した証明のある部数)に切り替わる。その結果、1997年48号で『週刊少年マガジン』に発行部数を抜かれる。その一方で、「ONE PIECE」(1997年 -)・「NARUTO -ナルト-」(1999年 -)が新たな看板作品として登場。前者は日本の漫画で史上最高発行部数を誇る大ヒット作に成長し、後者は国内に増して海外で極めて高い支持を得、共に2000年代のジャンプの牽引役となった。その他に「花さか天使テンテンくん」・「I"s」・「世紀末リーダー伝たけし!」(1997年 -)、「ROOKIES」・「ホイッスル!」・「HUNTER×HUNTER」・「シャーマンキング」(1998年 -)、「ヒカルの碁」・「テニスの王子様」(1999年 -)などもヒットし、部数の降下傾向は続くものの、『週刊少年マガジン』についで2位は維持。また、1998年からは14年間使用した誌名ロゴの変更、経済面を考慮し表紙のギミックを廃止するなどの試行錯誤が続いた。

2000年代

2000年代前半
BLACK CAT」・「ピューと吹く!ジャガー」(2000年 -)、「ボボボーボ・ボーボボ」・「BLEACH」(2001年 -)、「いちご100%」・「アイシールド21」(2002年 -)、「DEATH NOTE」・「銀魂」(2003年 -)、「家庭教師ヒットマンREBORN!」・「D.Gray-man」(2004年 -)などがヒット。
漫画業界全体の発行部数が落ち込む中、2002年(平成14年)8月に『週刊少年マガジン』を抜いて再び漫画誌の発行部数1位となる。この時期から誌面を越えた活動が多く見られるようになる。1998年(平成10年)から開設した公式サイト「POP WEB JUMP」が拡張を続け「デジタルマンガ部門」が新設、サイト上で漫画を連載させるなど新しい試みが行われた。
2000年からはジャンプフェスタが毎年開催され、イベント限定グッズの販売や連載作家を招待するなどして盛況を続けている。
2000年代後半
魔人探偵脳噛ネウロ」(2005年-)、「To LOVEる -とらぶる-」(2006年 -)、「SKET DANCE」(2007年 -)、「ぬらりひょんの孫」・「トリコ」・「バクマン。」・「黒子のバスケ」(2008年 -)、「べるぜバブ」(2009年 -)などがヒット。
2008年の34号で創刊40周年を迎え、同年48号にて創刊号から通算2000号を達成。連載作品の単行本売り上げは好調に推移している一方、グロテスクな表現、生命倫理違反等で日本PTA全国協議会メディアランキング雑誌部門少女コミックを抜き、1位にランキングされた。
誌面を越えた活動の一環として2009年4月3日から、テレビ東京系列毎週金曜日18:00〜18:30に週刊少年ジャンプ・ジャンプスクエア・Vジャンプ共同のジャンプ専門情報番組「サキよみ ジャンBANG!」を放送した(2014年3月28日に放送終了)。

2010年代

2010年代前半
ニセコイ」(2011年 -)、「ハイキュー!!」・「斉木楠雄のΨ難」・「暗殺教室」・「食戟のソーマ」(2012年 -)、「ワールドトリガー」(2013年 -)、「火ノ丸相撲」・「僕のヒーローアカデミア」(2014年 -)などがヒット。
2010年の2号で印刷証明付発行部数が300万部に復帰。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の影響で17号が臨時休刊(発売延期)。この出来事が発行と連載作品の発表方法に大きな影響を与えたと同時に、週刊少年ジャンプの根強い人気を世に見せた。詳細は東日本大震災と週刊少年ジャンプを参照のこと。
2013年、創刊45周年を記念してテーマパーク「J-WORLD TOKYO」(東京サンシャインシティ)を開園。2013年33号(創刊45周年記念号)では史上初めてデジタル版が発売同日に電子書籍で有料配信された。
2014年9月22日、マンガ雑誌アプリ「少年ジャンプ+」を創刊。これ以降、発売当日に電子版が有料配信されるようになる。
2010年代後半
ブラッククローバー」(2015年 - )、「約束のネバーランド」(2016年 -)、「Dr.STONE」(2017年 - )などがヒット。
2016年、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が40年に渡る長期連載に幕を閉じた。少年漫画雑誌最長の連載記録であり、マスメディアにも大きく取り上げられ、最終話が掲載された42号は1週間も経たず完売状態となり、12月31日に創刊以来初の重版が発売された。
2017年1~3月の印刷部数(電子版含まず)にて1978年に突破して以来、維持していた200万部を割った。
2017年、翌2018年に創刊50周年を迎えることを記念して、「週刊少年ジャンプ展」が開催される他、『復刻版 週刊少年ジャンプ』が発売。

特徴

読者層

【週刊少年ジャンプの読者層(2012年)】

 |  |  |  | 
9歳以下 | 
 | 5.1%
10〜15歳 | 
 | 63.0%
16歳以上 | 
 | 31.9%

編集部は小中学生男子を主な読者対象として想定している。現在、読者構成は中学生を中心として小学校高学年から高校生が主であり、『週刊少年マガジン』(講談社)・『週刊少年サンデー』(小学館)・『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)よりも低年齢寄りである。2012年9月時点では男女比が約8対2、年齢層は9歳以下が5.1%、10〜15歳が約63.0%、16歳以上が31.9%となっている。また、集英社広報によると2009年時点で読者アンケートのうち7割を10代が占めているという。

掲載作品

創刊時の小学館との関係から、連載作品は建前上はない(全部読み切りで、第○話・終わり、という形式になっている)。

基本的に掲載作品はバトル漫画スポーツ漫画ギャグ漫画などの少年漫画が主流である。SF・ファンタジーや冒険物、ラブコメディ、社会派・ドキュメンタリー作品なども数多く掲載されている。

人気の低下した連載作品はすぐに打ち切りの対象にされるため、10〜20週前後(単行本1-3巻分の分量)で終了となる作品が多く、作品・作家の間で連載枠を巡る激しい生存競争が毎週誌上で起きている。連載一周年を超えた作品などは、本誌連載が打ち切られても他誌に完結編を掲載する場合がある。

装丁

表紙は基本的に連載漫画作品が担当している。表紙に選ばれる作品は新連載や周年を迎えた作品が多い。背表紙も基本的に表表紙の作品が飾っている。連載10周年などを迎えた作品が1年を通じて背表紙イラストを独占することもある。

かつては他の週刊少年漫画誌と同じくスポーツ選手やアイドルのグラビアが表紙・巻頭を飾っていた(1970年代後半から1980年代前半までと1990年代の一時期)が1996年以降はほぼない。現代では2色の情報ページなどでスポーツ選手の特集やインタビュー記事が行われている。

漫画家の男女比

『マガジン』や『サンデー』では、女性漫画家を積極的に採用することが多いのに対し、本誌で連載を持つ漫画家の男女比は、創刊当時から一貫して男性が大半を占めており、女性が連載を持つことは極めて少ない。この傾向は『チャンピオン』でも同様に見られる。しかし、厳密には男性の名前でデビューし、性別を明言せずに活動している人物もいるため、一概に少ないと判断することは難しい。

編集方針

以下に挙げられている新人契約制度やアンケートシステムに関する詳細は、『少年ジャンプ』草創期に編集長を務めた西村繁男の著した書籍「さらばわが青春の『少年ジャンプ』」内に詳しい記述がある。

新人の登用と専属契約制度

創刊以来、新人作家を積極的に登用し続けている。これは創刊時に後発の少年漫画誌として、当時の人気漫画家を確保出来なかったためで、連載作家のほぼ全員を新人で揃えることになった。この方針は、週刊少年漫画雑誌で最大部数を誇るようになってからも継承されており、現在でも編集部は新人育成に力を入れている。

本誌でデビューした作家は必ず集英社専属契約を結ぶ。この契約が結ばれている間、作家は原稿料と別に契約料を貰える代わりに、他の出版社での仕事や専属契約終了後を見越した交渉をすることすらできない。各作品の欄外における「○○先生の漫画が読めるのはジャンプだけ!」などの煽りはこの契約によるものである。「ハレンチ学園」の作者・永井豪が他誌でも連載を開始し、危機感を持った編集長(当時)長野規が発案した。「男一匹ガキ大将」を連載していた本宮ひろ志と最初に契約が結ばれた。

本誌3代目編集長西村繁男は集英社退社後に自著で「漫画家に対する執筆保証の項目がない他、契約期間中は他誌との執筆交渉すらできないという点で、極めて編集部に有利な契約である」と指摘している。甲斐谷忍、キユ(現・松井勝法)、濱田浩輔など、本誌ではヒット作を出せなかった作家が他誌・他社へと活動の場を移して成功した例がある。

アンケート至上主義

週刊少年ジャンプは他誌と比較しても、読者アンケートを参考にして編集の方針を定める傾向が強い。アンケートによる評価は作家の実績・経歴に関係なく平等に適用され、「アンケート至上主義」と呼ばれる。このため、一世を風靡した作品・作家でもアンケートが悪いと打ち切られることがある。ただし、アンケート結果が厳格に運用されて全誌面の構成が決定するわけではなく、編集部の販売戦略やデータマイニングも加味して誌面・作品の構成が左右されることがある。

詳細は「打ち切り#週刊少年ジャンプの場合」を参照

アンケート至上主義は「アストロ球団」を連載していた中島徳博の「大御所というだけで人気もない漫画が載っているのはおかしい。アンケートの結果を1週で出すようにして、サバイバルにせよ」という提案が発端だが、提唱者の中島も何度か打ち切りにあっている。真倉翔岡野剛は「アンケートの結果に基づき作品の内容を変えたり、あらゆる創意工夫が求められ、いつ連載を打ち切られるか、常に心配していた」と言及(「地獄先生ぬ〜べ〜」文庫版)。西村繁男は「アンケートが2位以下の作品はすべて終了候補である」と言い切っている。

前述のように、掲載順も基本的にアンケート上位の作品であるほど誌面の前面に掲載される傾向にある。

作品のメディアミックス

集英社は自らメディア化に関与をすることは少なく、特に映像化に関しては良い条件でオファーが来て初めて映像化する方針を採っている。一方で小説化・VOMIC化などは自社媒体で行われている。

テレビアニメ化

人気作品の大半はテレビアニメ化され、2010年代以降から地上波に代わる全国放送としてBSでも放送されている。

劇場映画OVAで展開される作品もあり、『ONE PIECE』のように日本国外でも高い人気を誇る作品もある。

最初期を除く1970年代までのジャンプ編集部は、作品をテレビアニメで無料放送すると、読者が満足して雑誌・単行本が売れなくなると懸念していた。しかし、『Dr.スランプ アラレちゃん』(1981年放映開始)のテレビアニメ化によって、集英社は販売促進や版権など予想を超える収益を得た。この作品は複数の在京テレビ局からオファーがあり、フジテレビ編成局長(当時)・日枝久は何度も集英社を訪ね、その熱烈な要望に集英社が折れる形でアニメ化を許諾したものであった。これ以後、集英社は自社作品のアニメ化に積極的になる。

他誌のアニメ・ドラマ化作品に比べて全日帯アニメが多い。しかし、近年は少子化の影響で全日帯アニメ枠が減り、4大キー局でのゴールデンタイム帯放送作品は2006年10月に枠移動となった『ONE PIECE』が最後となった。そのため、2010年代以降は、内容を問わず深夜枠で放送されることが多くなっている。

全てのキー局で作品をアニメ化した実績があり、2010年代に入るとTBSの在阪局であるMBS制作でのアニメ化が増えているが、一部はUHFアニメとしてTOKYO MXなどの地方局やBS11にて放送される作品もある。『ハイキュー!!』や『食戟のソーマ』のように、第1期はTBS系で放送されたのに対し、第2期はUHFアニメとして放送されたりと、シーズン毎のネット形態が異なることもあるが、BSでは全国放送が可能であるため、ネット局や時間帯の変更はあまり問題にならない。

NHKでは2010年に初めてジャンプの新作アニメ作品である『バクマン。』が放送された。

放送中の新作テレビアニメ

【作品】
【放送開始日】
【放送局】
【アニメーション制作】
【備考】

ONE PIECE | 1999年10月20日 | FNS | 東映アニメーション | 
ドラゴンボール超 | 2015年7月5日 | FNS | 東映アニメーション | アニメ版 『ドラゴンボール』の新アニメシリーズ
原作本編は既に連載終了
BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS- | 2017年4月5日 | TXN | ぴえろ | 
遊☆戯☆王VRAINS | 2017年5月10日 | TXN | ぎゃろっぷ | 『遊☆戯☆王』の派生作品
原作本編は既に連載終了
ブラッククローバー | 2017年10月3日 | TXN | ぴえろ | 
銀魂. 銀ノ魂篇 | 2018年1月7日 | TXN | BN Pictures | 4期(最終章)
覇穹 封神演義 | 2018年1月12日 | MXほか | C-Station | 第2作
原作本編は既に連載終了
斉木楠雄のΨ難 | 2018年1月16日 | TXN | EGG FIRMJ.C.STAFF | 2期

過去にアニメ化された作品

アニメ放送開始が早い順に記載する。なお、週刊少年ジャンプ公式で初のTVアニメ化作品と称されている『紅三四郎』は実質的にはコミカライズ作品である為、除いている。
過去にアニメ化された作品一覧
【作品】
【放送年】
【放送局】
【アニメーション制作】
【備考】

男一匹ガキ大将 | 1969年 - 1970年 | NNN | 東京テレビ動画 | 
ど根性ガエル | 第1作(1972年 - 1974年) | ABC | 東京ムービー | 
第2作(1981年 - 1982年) | NNN | 東京ムービー新社 | 
マジンガーZ | 1972年 - 1974年 | FNS | 東映動画 | 
荒野の少年イサム | 1973年 - 1974年 | FNS | 東京ムービー | 
侍ジャイアンツ | 1973年 - 1974年 | NNN | 東京ムービー | 
Dr.スランプ | 第1作(1981年 - 1986年) | FNS | 東映動画 | アニメタイトルは『Dr.スランプ アラレちゃん
第2作(1997年 - 1999年) | 東映アニメーション | アニメタイトルは『ドクタースランプ
コブラ | 1期(1982年 - 1983年) | FNS | 東京ムービー | アニメタイトルは『スペースコブラ
2期(2010年) | BS11 | マジックバス | 
キン肉マン | 1期(1983年 - 1986年) | NNN | 東映動画 | 
2期(1991年 - 1992年) | 
ストップ!! ひばりくん! | 1983年 - 1984年 | FNS | 東映動画 | 
CAT'S EYE キャッツ・アイ | 1期(1983年 - 1984年)
 | NNN | 東京ムービー新社 | 
2期(1984年 - 1985年) | 
キャプテン翼 | 昭和版(1983年 - 1986年) | TXN | 土田プロダクション | 
J(1994年 - 1995年) | FNS | スタジオコメット | 
平成版(2001年 - 2002年) | TXN | グループ・タック | 
ウイングマン | 1984年 - 1985年 | ANN | 東映動画 | アニメタイトルは『夢戦士ウィングマン』
よろしくメカドック | 1984年 - 1985年 | FNS | タツノコプロ | 
北斗の拳 | 1期(1984年 - 1987年)
 | FNS | 東映動画 | 
2期(1987年 - 1988年) | 
ハイスクール!奇面組 | 1985年 - 1987年 | FNS | 土田プロダクション
スタジオコメット | 
ドラゴンボール | 無印(1986年 - 1989年) | FNS | 東映動画 | 
Z(1989年 - 1996年) | 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2018/02/23 23:27

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