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野球場とは?

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最も一般的な、屋外・天然芝・野球専用・左右対称の野球場(ドジャー・スタジアム)
左右非対称の野球場(オラクル・パーク)
人工芝の多目的野球場(横浜スタジアム)
日本最古の本格的な野球専用球場であり、日本を代表する野球場の阪神甲子園球場
日本初のドーム球場東京ドーム

野球場(やきゅうじょう)とは、野球を行うための運動場である。単に「球場(きゅうじょう)」と呼ぶこともある。

目次

  • 1 概要
    • 1.1 規格
    • 1.2 バッターボックス、キャッチャーボックス
    • 1.3 ネクスト・バッタースボックス、コーチスボックス
    • 1.4 内野
      • 1.4.1 本塁
      • 1.4.2 一塁
      • 1.4.3 二塁
      • 1.4.4 三塁
      • 1.4.5 マウンド
    • 1.5 外野
    • 1.6 付帯設備
      • 1.6.1 フェンス
      • 1.6.2 バックネット
      • 1.6.3 ファウルポール
      • 1.6.4 スコアボード
      • 1.6.5 バックスクリーン
      • 1.6.6 ブルペン
      • 1.6.7 プレーヤーズベンチ
      • 1.6.8 観客席(スタンド)
      • 1.6.9 照明
      • 1.6.10 マスコミの取材エリア
  • 2 野球場のフィールド
    • 2.1 野球場と芝
      • 2.1.1 天然芝
      • 2.1.2 天然芝の種類
      • 2.1.3 人工芝
        • 2.1.3.1 人工芝改良の歴史
        • 2.1.3.2 課題
      • 2.1.4 土
  • 3 各国の野球場
    • 3.1 アメリカ合衆国
      • 3.1.1 メジャーリーグベースボール (MLB)
      • 3.1.2 マイナーリーグ
    • 3.2 日本
    • 3.3 韓国
    • 3.4 中南米
    • 3.5 その他
  • 4 歴史
    • 4.1 アメリカ合衆国における野球場の歴史
      • 4.1.1 黎明期
      • 4.1.2 近代野球場の隆盛
      • 4.1.3 アメフト兼用野球場の流行
      • 4.1.4 新古典派球場建設ブーム
    • 4.2 日本における野球場の歴史
      • 4.2.1 黎明期
      • 4.2.2 戦前
      • 4.2.3 戦後の建設ラッシュとナイター設備の導入
      • 4.2.4 人工芝とそれを生かした多目的球場の登場
      • 4.2.5 ドーム時代到来
      • 4.2.6 ボールパークへ
  • 5 野球場の形態について
    • 5.1 多目的施設としての野球場
      • 5.1.1 アメフト兼用球場(円形兼用球場)
      • 5.1.2 ドーム球場
    • 5.2 野球専用球場・ボールパーク(ball park)
      • 5.2.1 アメリカ合衆国における1990年代からの新球場建設ブームの背景
  • 6 代表的な野球場
    • 6.1 日本国内
    • 6.2 日本国外
  • 7 関連項目
  • 8 脚注
  • 9 外部リンク

概要

規格

野球場の概要図

もともと、アメリカにおいて野球場は街中の空き地に造られていたため、その形状や広さは野球場によってまちまちであった(ボストン・レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークはそのような昔の名残を色濃く残している)。

公認野球規則2.01に、以下のような野球場の規格についての定めがある。以後この節における数値は全て公式規定である。

野球場を作るためには、次の要領で正方形を描き、その一辺を90フィート(27.431メートル)としなければならない。
正方形のそれぞれの頂点には目印となる塁を置く。
このうちの一点は本塁と呼び、五角形のゴム板を置く。
正方形を描くためにはまず本塁を置く位置を決め、本塁から127フィート338{\displaystyle {\tfrac {3}{8}}}インチ(38.795メートル)の位置に二塁を置く。
次に、本塁と二塁を基点に90フィート(27.431メートル)ずつ測って、本塁から見て右側の交点を一塁、左側の交点を三塁と呼ぶ。
つまり本塁から反時計回り順に、一塁・二塁・三塁となる。
本塁以外の3つの塁には厚みのある、正方形状のキャンバスバッグを置く。
一・三塁ベースは描いた正方形の内側、二塁ベースは描いた正方形の頂点とキャンバスバッグの中央が重なるように置く。
そして本塁から二塁への線分上で、本塁から60フィート6インチ(18.44メートル)の位置には投手板と呼ばれる長方形の板を置く。
各塁と投手板は全て白色である。
本塁から一塁へ伸ばした半直線と、本塁から三塁へ伸ばした半直線をファウルラインと呼ぶ。
2本のファウルラインで挟まれた、投手板や二塁のある側をフェアゾーン、それ以外をファウルゾーンと呼ぶ。

ファウルゾーンについては「本塁からバックストップ(ネット)までの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス・スタンドまでの距離は60フィート(18.288メートル)以上を必要とする。」 と書かれている。塁線は一、三塁までを指し、外野のファウルゾーンについては規定がない。

日米の屋外野球場における本塁の方位

外野の広さについては「本塁よりフェアグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレイの妨げになる施設までの距離は250フィート(76.199 メートル)以上を必要とするが、両翼は320フィート(97.534メートル)以上、また中堅は400フィート(121.918メートル)以上あることが優先して望まれる」と規定されている。両翼とは、本塁と一塁・三塁とを結ぶファウルラインの延長線上を指し、中堅とは本塁と二塁を結ぶ直線の延長のことをいう。

この規定には注記があり、1958年6月1日以降にプロ野球球団が新設する球場は、両翼325フィート(99.058メートル)、センター400フィート(121.918メートル)以上なければならないとし、既存の球場を改修する場合もこの距離以下とすることができない旨を定めている。ただし、日本においてはこの規定を満たさない球場が1958年6月1日以降も多数誕生しており、プロ野球球団の本拠地球場でも規定を満たしていない球場が見られる(詳細は後述)。

さらに、「本塁から投手板を経て二塁に向かう線は、東北東に向かっていること」が「理想とする」と努力義務を定めている。この規定に従って本塁を南西に置いた場合、内野席の観客は太陽が視野に入らないためプレーが見やすい。さらに多層階のスタンドを持つ球場の場合、内野スタンドの大部分が午後のデーゲーム時には日陰となるので、観客は直射日光に晒されず涼しく観戦できる。

興業目的で建設された米国の野球場は、PNCパークグレート・アメリカン・ボール・パークに見られる球場からの景観作りを狙った例を除き、多くは「Official Baseball Rules」(公認野球規則の原典)に記された努力義務を守って、本塁が西南西から南に位置する。また、この規則に則った球場の場合、守備につく選手の左腕は南側となる。左投手を「サウスポー」(south-paw)と呼ぶ理由はここから産まれたとされている。

その一方で、日本の球場は規定を無視して本塁を北から北北東に設置する場合が多い。これは日本の球場の多くが、国民体育大会や学生野球といった教育の一環として建設されているため、興行面を重視するよりも、守備に就くプレイヤーが午後のデーゲームで太陽が視野に入らないよう配慮した設計をしているためである。

バッターボックス、キャッチャーボックス

左打席に立つ打者(デービッド・オルティス)。写真右は打者の後方に構える捕手と球審

バッターボックス(batter's box、ルール上の正式名称はバッタースボックス、もしくは打者席)とは、打撃を行う際に打者が立つ場所のこと。しばしば打席とも言われる。ただし、「打席数」を意味する場合の「打席」は、英語で "plate appearance" という。通常は、天然土アンツーカーの上に白いチョークで四角い線が引かれ、バッターボックスが示されている。バッターボックスは、本塁を挟んで左右に1つずつ存在し、打者はそのどちらかに入って打撃動作を行う。投手の側から見て右側の三塁方向に近いバッターボックスを右打席、一塁方向に近い左側のバッターボックスを左打席という。

打者の身体の一部分でも、バッターボックスの外で地面に接している時、投手は投球動作を行ってはならない。また、打者が一旦打席に入ったならば、投手がピッチャープレートに足を触れた後に打席を外すためには、必ず審判にタイムアウトを要求しなければならない。打球がフェアグラウンドに飛べば、打者は打者走者(バッターランナー)となって一塁に向かって走る必要がある。左打席の方が一塁ベースに近いため、内野安打に関しては左打席が有利である。

ホームベース後方のファウルグラウンドには、キャッチャーボックス(catcher's box、ルール上の正式名はキャッチャースボックス、もしくは捕手席)が位置している。捕手は、このキャッチャーボックス内で捕球動作を行う。キャッチャーボックスも、バッターボックスと同じく白いチョークで位置が示されている。投手が投球動作を始め、その手からボールが離れるまで、捕手は必ずファウルグラウンドに設けられたキャッチャーボックス内に位置していなければならない。

ネクスト・バッタースボックス、コーチスボックス

次打者、もしくは代打予定者が待機する場所として、ダートサークル側方の規定された位置(一塁三塁側それぞれ一箇所ずつ)に直径5フィートの円形区画が設けられ、これをネクスト・バッタースボックス(next batter's box、次打者席)と呼ぶ。ネクストバッターズサークルネクストバッターサークルウェイティングサークルなどとも称される。

また、一塁三塁のファウルゾーン側には、ベースコーチのためのコーチスボックス (coach's box) が白チョークなどにより明示される。

内野

野球場のグラウンドは、大別して内野外野の2つに区分できる。内野には4つの(るい、英:base または bag、日本語でもしばしばベースと呼称)が置かれ、内野を守る捕手投手を除く4人の野手内野手と呼ばれる。内野の正方形内のことをダイヤモンドとも呼ぶ。

本塁

本塁上は、度々捕手と走者のクロスプレイの場となる

本塁は、内野に位置する4つの塁のうち、左右両バッターボックスの間に位置する塁である。ホームベース(home base)、またはホームプレート(home plate)ともいう。4つの塁の中で最もジャッジの基準に用いられることが多い塁であり、得点を記録するために最終的に到達しなければならない塁である。本塁は五角形のゴム板で、グラウンドと面一に埋め込まれている。そのためプレイの最中に本塁が土に覆われてしまうということはしばしばであり、その都度球審がブラシで本塁上の土を払う光景が見られる。

野球場を作るには、まず本塁の位置を決める必要があり、これを基準にして他の塁やマウンドなどの位置が決められる。公認野球規則2.02では、本塁を次のように定義している。

本塁は五角形の白色のゴム板で表示する。この五角形をつくるには、まず一辺が 17 インチ(43.2 センチメートル)の正方形を描き、17 インチの一辺を決めてこれに隣り合った両側の辺を 8.5 インチ(21.6 センチメートル)とする。それぞれの点から各 12 インチ(30.5 センチメートル)の二辺を作る。12 インチの二辺が交わった個所を本塁一塁線、本塁三塁線の交点に置き、17 インチの辺が投手板に面し、2 つの 12 インチの辺が一塁線及び三塁線に一致し、その表面が地面と水平になるように固定する。

本塁は、塁やマウンドを設ける上での基準点としての役割だけでなく、ストライクゾーンの幅を決める基準としての役割も持つ。打者が打とうとしなかった(バットを振らなかった)投球がストライクと判定されるためには、インフライト(ノーバウンド)で本塁上を通過していることを必要とする(三振、一塁に走者がいない、ワンバウンドで捕球された・若しくは後逸、この3条件が満たされた瞬間は振り逃げが可能となり、出塁できる)。

走者がアウトにならずに本塁に達すれば、得点が記録される。そのため、得点させまいと触球を試みる捕手と、触球を避けようとする走者がぶつかり合うクロスプレイが起こることもあり、他の塁に比べて激しいプレイが起こりやすい。中には、捕手が本塁に触れさせまいと走路をブロックしたり、逆に、ブロックする捕手を、返球されるボールを受け取る前に突き飛ばして本塁前から排除し、本塁に触れようと体当たりを敢行する走者もみられる。これらのプレイは野球の醍醐味の一つと見られる向きもあるが、大怪我や大事故につながりかねない、非常に危険なプレイであり、また状況によっては走塁妨害あるいは守備妨害が宣告される反則行為ともなり得るものである(ぶつかり方によっては乱闘の発端にさえなる)。

プロ野球やメジャーリーグでは、審判の判定に不服を持った選手が抗議の意思を示すために、土を蹴り上げて本塁の幅を狭くしようとしたり、つばを吐いたり、プレート脇にバットで線を引いたりする行為を見かけることがある(これを実際に行うと球審侮辱で退場となる)。

一塁

一塁ベースへ向かう打者走者と、送球を捕球しようとする一塁手

一塁(first base、または1B)は、内野に位置する4つの塁のうち、本塁側から見て右に位置する塁であり、打者走者が最初に到達しなければならない塁である。打者走者は、ただちに一塁に戻ってくる(二塁へ進塁を試みず、一塁へ戻ってくる)ことを条件として、駆け抜けることが認められている。一塁側ファウルライン(塁線)には「スリーフットライン」が設定されている。

打者がアウトにならずに一塁ベース上に到達することを出塁という。出塁が可能なのは安打四球死球失策野手選択振り逃げ打撃妨害走塁妨害のいずれかの場合である。

一塁ベース付近を守る野手を、一塁手(first baseman)という。一塁手は各内野手からの送球の的となるため、長い四肢を持つ長身の選手が好ましいとされる。一般に打球や送球の捕球や、捕球後の送球、牽制球の触球では左投げの選手(サウスポー)の方が有利だとされる。右投げの選手は捕球後、体を90度回転させて無理な姿勢での送球になりがちだが、サウスポーなら自然体で投げることができる。牽制の触球は右手にミットを持つほうが素早く行うことができる。一塁手は普段、一塁から離れて守っているが、牽制球を受ける際には、塁に片足を付け、投手からの牽制送球に備える。

二塁

二塁(second base、または2B)は、内野に位置する4つの塁のうち、本塁からマウンドへ延びる直線の延長上に位置する塁であり、一塁に到達した走者が、2番目に到達を目指す塁である。

本塁から最も遠い塁である(127フィート3.375インチ=38.184メートル)ため、一塁走者が二塁到達を狙って盗塁(二盗)を企てることが多い。二塁に走者が到達すると、単打でも本塁まで帰ってこられる可能性が高くなり、得点の可能性が一気に増す。そのため、二塁、もしくは三塁上に走者がいる状況を得点圏(scoring position)という。

二塁は、一塁や三塁のように一人の選手だけによって守られる塁ではない。一塁と二塁の間に二塁手(second baseman)、二塁と三塁の間に遊撃手(shortstop)が位置し、2人で連携して二塁の守備に当たる。二塁手と遊撃手は、併殺やベースカバーなどで、高度な連携が必要とされる。

一塁手と二塁手の間にあるスペースを一二塁間、二塁手と遊撃手の間にあるスペースを二遊間と呼ぶ。

三塁

三塁(third base、または3B)は、内野に位置する4つの塁のうち、本塁側から見て左に位置する塁であり、二塁に到達した走者が、その次(3番目)に到達を目指す塁である。

三塁を占有できれば次に進塁すべき塁は本塁であり、この意味で本塁に最も近いということができる。三塁に走者がいる場合は得点の可能性が高い。安打での得点に加えて、無死また一死の状況で走者が三塁にいる場合は犠牲フライスクイズプレイ、内野ゴロなどでも得点が可能になる(犠牲フライの場合は野手が余程の強肩でなければ捕手の触球は間に合わない)。暴投捕逸が直接得点に結びつくため、投手はより慎重な投球を強いられる。

三塁への盗塁(三盗)が試みられることもあるが、物理的距離の意味でも本塁・二塁間の距離よりも本塁・三塁間の距離は短いため難易度は高く、二盗と比較すれば三盗が行われることは少ないといってよい。ただし、少ないといっても三盗はしばしば目にするプレイである。三盗の難易度は高いが、投手の油断を突いて試みられることが多い。三塁手と遊撃手の間にあるスペースは三遊間と呼ぶ。

なお、一塁・二塁・三塁とも、ベースバッグは正方形で、白色のキャンバスかゴムで覆われた厚みのある形状である。大きさは、正方形の一辺が15フィート(38.1センチメートル)で、厚さは3インチ(7.6センチメートル)ないし5インチ(12.7センチメートル)である。設置位置は、一・三塁はバッグが内野の正方形内に完全に収まるようにし、二塁は、バッグの中心が二塁地点に重なるようにする。ベースバッグは必要に応じてダートエリアから取り外せるようになっている(外した後の穴は蓋を填めて塞ぐ。蓋がスライド式の作り付けになっている球場もある)。

マウンド

詳細は「マウンド」を参照

外野

詳細は「外野」を参照

外野には、ホームベース方向から見て左側から順に左翼(レフト)、中堅(センター)、右翼(ライト)の3つのポジションが存在する。それぞれの守備を担当する左翼手中堅手右翼手の3人をまとめて外野手と呼ぶ。

付帯設備

おおむね次のようなものがあるが、野球場の規模によって付帯する設備は大きく異なる。

フェンス

リグレー・フィールドの特徴的な外野フェンス。蔦が生い茂っている。

外野及びファウルゾーンに設け、グラウンドとグラウンド外とを区切る柵。コンクリートパネルや金網などが用いられる。野手がフェンス際の打球を取りに出て衝突した際に怪我をしないよう、安全対策としてコンクリート部分には発泡ラバーや発泡ウレタン、ポリエステル不織布などの素材で造られた緩衝材を被せているところが多い。

抜ければ長打になるかという打球を、外野手がフェンスに衝突し転倒しながらも捕球することがある。また本塁打性の打球を、外野手が背走してフェンス際でグラブを差し出して捕球したり(フェンスに達すれば打者走者が二塁にまで進んでしまう事は確実)、時にはフェンスによじ登って捕球したりと、身を挺して本塁打を防ぐこともある。こうした好プレーは外野手の見せ場の一つでもある。

かつて日本国内にはフェンスに緩衝材を設けていなかった野球場が数多く、プロ本拠地でも対策が立ち遅れていた。1977年4月29日川崎球場で開催された大洋ホエールズ阪神タイガース9回戦で、左翼への飛球を追った阪神・佐野仙好がフェンスのコンクリート部に頭を強打し重傷を負ったことがきっかけで、プロ本拠地にはラバーフェンスの設置が義務付けられた。1988年以降は、フェンスに緩衝材が設置されていない野球場では地方に所在するものも含め、プロ野球の試合は一切開催できないと取り決められており、現在はアマチュア野球の公式戦の多くも、緩衝材が設けられている野球場で行われている。

西武ドームや長野オリンピックスタジアムなどファウルゾーン内にブルペンを設けている野球場では、グラウンド間を金網フェンスなどで区切っているところがある。このうち西武ドームでは2001年6月20日に開催された西武ライオンズ大阪近鉄バファローズ16回戦で、一塁側ファウルゾーンへの飛球を追った西武・平尾博嗣がブルペンのフェンスに衝突した際、右足のスパイクを金網に引っ掛けて足首を強く捻り、複雑骨折する重傷を負ったのがきっかけで、同年オフにブルペンのフェンス下部をラバーフェンスに改修している。しかし地方球場のブルペン付近のフェンスは現在も、地面まで金網となっているところが多い。

アメリカでも、リグレー・フィールドの外野フェンスには緩衝材が設けられていないが、フェンスの壁面にツタを植栽して代用している。

バックネット

公認野球規則上はバックストップと呼ばれ、本塁から60フィート(約18.288メートル)以上離れて設置される、ボールが後方場外に飛び出すのを防ぐ構造物。とくに本塁後方方向へのファウルボールは勢いがある場合が多いので、網で作られている場合が多く、通称としてバックネットと呼ばれる。バックネットが設置されていない野球場は皆無といって良い。

一般的には支柱を立てて金属製もしくは合成繊維製の網を張る場合が多い。観客の多い野球場では細くて強度のあるステンレス製の網を用いたり、柱を用いず観客席上に張ったロープから網を吊り下げたり、バックネットを黒く塗る、網ではなくアクリル製の透明の板を使うなど、観客の安全性と視認性を高めるために工夫をこらしている野球場も多い。

ファウルポール

ファウルポール

打球がフェアかファウルかを判断するため、ファウルラインがフェンスと接する地点に立てる柱。公認野球規則では「白く塗らなければならない」と定められているが、打球の判別の便宜上、他の色でもよいとされている。白色ではボールが見えにくいことがあるため(幻の本塁打一覧)、現在はより判別しやすい黄色や橙色が多く使われている。判断をより正確にするため、ポールのフェア地域側にネットを取り付け、打球がファウル側からフェア側へ、またフェア側からファウル側へ飛び込まないよう考えられたものもある。

打球が直接ファウルポールに接触した場合は本塁打、打球が地面やフェンスに当たってからポールに接触した場合は二塁打となる。

スコアボード

リグレー・フィールドのパネル式スコアボード
阪神甲子園球場の3代目スコアボード

競技の得点や出場選手、ボール・アウトカウントなどを表示するための設備。通常、外野中堅の後方に設けられることが多い。従来はイニングスコアや選手名をパネルにより掲出する方式が一般的で、鉄や木のパネル(黒板)にチョークで手書きするか、紙に印刷したものを貼付して表示していた。人力による作業を必要とするため、出場選手が交代する場合等にはパネルの入れ替えや書き換えに手間取ることもしばしばあった。

日本では1970年後楽園球場に初の本格的な電光式スコアボードが導入された。当時は電球式で画素が粗く、画数の多い漢字などの表示がままならないケースもあり、かつて、ロッテに在籍していた醍醐猛夫は画数が多いため、一部の地方球場では「ダイゴ」とカタカナ表記で書かれていた事もあり、本人も「ファンの方から『外人選手だと思った』と言われた事があった」と言う。他に、地方球場ではないが、巨人や中日で外野手を努めた与那嶺要も『ヨナミネ』と書かれたスコアボードの写真が「プロ野球60年史」のオールスターの写真に掲載されている。

1975年からパシフィック・リーグ指名打者制度が採用されるようになったが、多くの球場では9人分しか表示できないため、守備中は投手、攻撃中は指名打者の選手を入れ替えて表示したことがあった。後楽園ではチーム名を表示する箇所に投手名、神宮球場では単色掲示板だった時代はフリーボードの箇所に投手名を表示したことがあるほか、川崎球場でもロッテオリオンズが本拠地とするようになった1978年に投手を含めた10人分を記載できるよう改造された。

現在は高輝度放電管や発光ダイオード(LED)を使用した電光式のシステムや、電磁石で制御する磁気反転式のシステムを使用して表示部を遠隔操作する方式が主流である。1997年以降、日本のプロ12球団が本拠地とする野球場は全て電光式を採用しており、それに加え大型映像装置が設置されている。これにより投手の球速、打者の現時点における打率本塁打数・打点(その打席での結果如何でこれら数値は変動するが、これも演算により修正可能で、上昇・下降が即時表示される)、風向・風速(千葉マリンスタジアム。測定用の風車がフラッグポールと同じ位置にある)などさまざまな情報を表示できる他、映像装置を使用して観客により多くの情報を提供でき、かつ様々な演出が行えるようになった。なおメジャーリーグではリグレー・フィールドのようにパネル式を敢えて残している球場もある。

1980年代後半から各地で採用されている磁気反転式のスコアボードは、ランニングコストやメンテナンスの低廉さと直射日光下での視認性の高さから主に地方球場で普及したが、表示部が自ら光を発せないため夜間にはスコアボード全体をライトアップせねばならず、また経年劣化すると表示部が帯磁して円滑に回転しなくなるという難点があり、老朽化して動作不良を起こすケースがしばしば発生している。

近年はフルカラーLEDのコスト低下に伴って映像装置の導入コストが低廉になったこともあり、本拠地球場ではスコアボードの全面を映像装置として、イニングスコアや選手名表示などといったスコアボード本来の表示機能を映像装置に表示させたり、画面全体を使った演出を行ったりする施設も増加している。なお、こうした派手な装飾のある表示形式はプロ野球での使用時のみで、それ以外のアマチュアの試合で使用する場合のためのシンプルな表示形式も用意している。また地方球場においても、消費電力が少なく且つ昼夜を問わず視認性を確保できるLED式のスコアボードを採用する例が多くなりつつあり、近年は郡山総合運動場開成山野球場埼玉県営大宮公園野球場新潟県立野球場(HEAD OFF ECOスタジアム新潟)、長良川球場沖縄市野球場(コザしんきんスタジアム)などプロ本拠地ではない野球場でも映像装置を採用する例が増えつつある。

また磁気反転型のものも品種改良がなされ、より遠くからでも文字情報などが識別しやすいレモンイエロー(蛍光黄色)の文字盤を使ったものや、文字盤のパネルにLED電球を装着し、薄暮やナイターでも電光表示並みに明るさを保つことができるスコアボードが設置されている。

バックスクリーン

バックスクリーン」を参照

外野の中堅後方に設けられる暗色の板状の部分。打者・捕手・球審が投手の投球を視認しやすいように設けられる。日本では一般にバックスクリーンと呼ばれるが、これは和製英語で、英語ではcenterfield screen、もしくはcenterfield fence、batter's eye screenなどと呼ばれる。

公認野球規則に定めはないが、プロ野球球場ではバックスクリーンかこれに類似した措置(それに相当する外野席を暗色にしてその部分には観客を入場させないなど)が執られている。スコアボードと一体化されている野球場も多い。

ブルペン

ブルペン」を参照

投球練習場。内野ファウルグラウンドに多く設けられたが、甲子園球場や藤井寺球場では外野ラッキーゾーンにあった。練習中に打球が当たる恐れなどもあることから、近年、プロ野球球場では観客席下など(1階の関係者施設地区)に設けていることが多い。メジャーリーグの球場では外野席と外野フェンスの間、ファウルグラウンドなどフィールド上に設けられている場合が多い。

プレーヤーズベンチ

チームの選手、コーチなどの控え場所で、一塁、三塁のファウルグラウンド外側に設けられる。公認野球規則2.05には「ホームクラブは、各ベースラインから最短25フィート(7.62メートル)離れた場所に、ホームチーム及びビジティングチーム用として、各一個のプレーヤーズベンチを設け、これには左右後方の三方に囲いをめぐらし、屋根を設けることが必要である」とある。グラウンドよりも低い位置に設けられたものを「ダッグアウト」(dugout)、グラウンドと同じ高さに設けられたものを「ベンチ」(bench)と呼ぶ。プロ野球球場では、観客席を設ける関係でグラウンドよりも低いダッグアウトが多い。

公認野球規則にはどちらをホームチーム側とするといった規則はない。

日本のプロ野球では一塁側をホームチーム、三塁側をビジターチームが使うことが多いが、利便性を考慮する場合がある(QVCマリンフィールドでは一塁側の屋根にのみロッテ千葉ロッテマリーンズのロゴが描かれている。一方西武ドーム楽天Koboスタジアム宮城では逆に三塁側がホームチームで、埼玉西武ライオンズ東北楽天ゴールデンイーグルスとファンはこちらに陣取る)。2011年現在、ホームチームが三塁側を使用するのは日本ハム、楽天、西武の3チームである。また、各球団の二軍の本拠地は選手寮に隣接しているものが多く、そのため選手寮に近い方をホームチームが使用することが多い。メジャーリーグの球団ではバラバラで、参加30チームのうち12チームが三塁側ホームである。
韓国のプロ野球は参加10チームのうち2チームが三塁側ホームである。

観客席(スタンド)

満員の観客席(シェイ・スタジアム)
西武ドームの外野芝生席

競技を観覧するための座席を備えた建物。グラウンドに向かって階段状に設けられる。外周がグラウンドに近い形状のものと円形になっているものがある。重層になっていたり、屋根が付いたりする場合もある。小規模な野球場では外野席が土盛り(芝生のみで座席が設けられないことも多い)であったり、観客席が内野にしか設置されていないものも見られる。2009年現在日本国内でプロ野球本拠地として使用されている12球場のうち、西武ドームの外野席の大部分と、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(以下「マツダスタジアム」)、宮城球場の外野席の一部に、固定式の座席が設けられていない芝生席が存在する。

日本では、プロ球団の一軍が本拠地・準本拠地として使用する球場は、楽天の本拠地・宮城球場(楽天koboスタジアム)を除く全てが収容人数3万人以上の規模である。最も収容人数が多い球場は阪神甲子園球場(収容人数47,808人)、次いで東京ドーム(収容人数約47,000人弱、ただし非公式)である。札幌ドームも収容人数が4万人を超える。二軍の本拠地球場は全体的に座席数が少なく、数百~数千の収容人数となっている。

日本では、観客席が重層の球場は少なく、12球団の本拠地13球場で重層なのは半数以下の5球場である。各球場とも外野席に一定の座席を割いており、応援の中心が外野席であることも大きな特徴である。ほぼ全ての球場で、外野席に私設応援団が陣取っており、鳴り物(トランペット、太鼓、呼子笛)を利用した組織的応援が行われる。また試合内容によってはホーム側ファンとビジター側ファンの衝突さえ起きかねないため(試合終了後、場外での挑発合戦から睨み合いに発展し、機動隊が割って入って規制線を引いた事例さえある)、多くの本拠地球場でホーム側ファンの立ち入りを認めない「ビジター応援席」区域が設定される。

アメリカでは、メジャー球団が本拠地とする球場の多くが4万人以上の収容人数を誇る。アメリカンフットボールとの兼用球場を除く野球専用球場で収容人数が4万人を下回るのは、フェンウェイ・パーク(36,108席)、カウフマン・スタジアム(38,030席)、トロピカーナ・フィールド(36,048席)、PNCパーク(38,496席)の4球場のみである。

リグレー・フィールドの外野スタンド。球場に隣接する家屋の屋上にも観客席が設けられている。

マイナーリーグの球場も、日本の二軍本拠地球場とは違い、一定以上の観客席が設けられている。AAA級では、収容人数23,145人のローゼンブラット・スタジアム(現在は閉場)を筆頭に、殆どの球場が1万席以上の観客席

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出典:wikipedia
2019/12/13 02:30

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