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防諜とは?

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ドイツのポツダムで防諜部隊のために働く文民の写真技術者(ジープの後部座席に座っている)がセキュリティ・チェックポイントで検問を受ける様子(1945年7月14日)。
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この項目「防諜」は途中まで翻訳されたものです。(原文:Counterintelligence at 17:44, 4 June 2014 UTC.)
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防諜(ぼうちょう、英:Counterintelligence、カウンターインテリジェンス、略語CI)とは、外国政府テロリストによる諜報破壊活動を無力化することである。

目次

  • 1 概要
  • 2 歴史
  • 3 防諜手段
  • 4 防諜機関
    • 4.1 主な防諜機関
  • 5 防諜の任務
    • 5.1 防御的カウンターインテリジェンス
    • 5.2 攻撃的カウンターインテリジェンス
    • 5.3 防諜による諜報活動の安全の確保
    • 5.4 防諜部隊防護活動
  • 6 防御的カウンターインテリジェンスの任務
    • 6.1 カウンター・ヒューミント
      • 6.1.1 情報や作戦を漏洩しようとする動機
    • 6.2 カウンター・シギント
    • 6.3 カウンター・イミント
    • 6.4 カウンター・オシント
    • 6.5 カウンター・マシント
  • 7 攻撃的カウンターインテリジェンスの論理
  • 8 攻撃的カウンターインテリジェンスの作戦の類型
    • 8.1 モール
    • 8.2 偽旗浸透
    • 8.3 離反者
    • 8.4 Defector in place
    • 8.5 二重スパイ
      • 8.5.1 Doubled in place
      • 8.5.2 Active provocateur
      • 8.5.3 Passive provocateur
      • 8.5.4 Multiply turned agent
  • 9 Running offensive counterespionage operations
    • 9.1 Balancing risk and reward in offensive counterespionage
    • 9.2 Running the operation: do's and dont's
      • 9.2.1 Monitoring, testing and managing the double agent
      • 9.2.2 Managing expectations of the hostile service
      • 9.2.3 Protecting your own service
  • 10 参考文献
  • 11 関連項目
  • 12 脚注
  • 13 外部リンク

概要

諜報を行う外国政府に関する情報を収集し、諜報を妨害するか、または諜報に対してダメージを与えるために情報操作を行う。主に公安警察が担当する。軍隊は、防諜部隊を設置している場合が多い。この項目では、外国政府やテロリストによる、諜報破壊活動などの抑止について言及する。

歴史

アフガニスタンシール・アリー・ハーン国王と彼の「友人」であるロシアの熊とイギリスのライオンを描いた政治的戯画(1878年)。グレート・ゲームでは両国による組織的なスパイ活動と監視がこの地域全体で行われた。

スパイ活動の近代的な戦術と専門的な政府諜報機関の整備は19世紀後半に発展を遂げた。この発展の鍵となった背景には、イギリス帝国ロシア帝国中央アジアをめぐって繰り広げた戦略的なライバル関係と衝突の時代をあらわすグレート・ゲームにあった。ロシアのこの地域に対する野望とインドにおけるイギリスの立場に対する潜在的な脅威に対抗するため、イギリスはインド高等文官に監視、諜報と防諜のシステムを導入した。この知られざる衝突の存在は、ラドヤード・キップリングの有名なスパイ小説キム』のなかで描かれている。彼はグレート・ゲーム(この言葉は彼によって有名になった)においてスパイ活動と諜報活動が「昼夜を問わず、決して絶えることなく」行われる様子を描写した。

専門的な諜報および防諜機関の創設は、ヨーロッパ列強による植民地戦争と軍事技術の開発競争と直接結びついていた。スパイ活動はより広く行われるようになり、外国のスパイを見つけ、取り締まるよう警察と国内の治安を維持する軍隊の役割を広げることは不可欠なこととなった。オーストリア=ハンガリー帝国諜報局は、19世紀終盤からセルビアの国外で展開されていた汎スラブ主義者による運動に対抗する活動を行う役割を担った。

上述のことがあり、フランスではドレフュス事件が起きた後、1899年に軍事的な防諜の責務を遂行するため、秩序の維持と公共の安全に対して第一義的に責任を負う公安部(Sûreté générale)が内務省内に設置された。

オフラーナは1880年に創設され、敵のスパイ活動を取り締まる任務を担った。1905年、サンクトペテルブルクでの集合写真。

ロシア帝国内務省警察部警備局(オフラーナ)は、政治的テロリズムや左翼革命運動に対処するため、1880年に創設されたが、敵国のスパイ活動を取り締まることも任務とされた。その主な関心事は、頻繁に活動する外国から破壊活動の指示を受けた革命家の活動だった。彼らの活動を監視するため、ピョートル・ラフコフスキーはパリにアンテナを建てた。その目的を達成するため、当局は秘密作戦身分秘匿捜査、私的通信の傍受や解読を含む多くの手段を用いていた。オフラーナはそのプロバカートルを使ったボリシェヴィキを含む革命家集団の活動への浸透工作の成功によって一躍有名になった。

政府の直接の指示による統合された防諜機関もまた創設された。イギリスの秘密勤務局は、政府が防諜活動を指揮する初の独立したおよび省庁間を超える協力の下でできた組織として1909年に創設された。

ウィリアム・メルヴィルによる激しいロビー活動や彼が持っていたドイツの動員計画の情報およびドイツによるボーア人へ経済的な支援が露見したため、政府は陸軍省内に新たに諜報部局を設置する権限を認め、1903年、メルヴィルによる指揮の下、MO3(その後MO5へと改称)が組織された。メルヴィルはロンドンの一角に身を潜めて活動し、彼がロンドン警視庁特別部で活動していた頃に築いた知識と人脈を生かし、国内の防諜活動と外国への諜報活動双方に従事した。

その成功により、1909年、政府諜報委員会はリチャード・ホールデンウィンストン・チャーチルの協力を得ながら、イギリス国内および国外の諜報活動の監督、特にドイツ帝国政府に対する活動に集中するため、海軍本部陸軍省外務省が協力して秘密勤務局が設置された。初代長官は通称Cことマンスフィールド・スミス=カミングだった。秘密勤務局は1910年に外国部門と国内の防諜部門とに分割された。後者はヴァーノン・ケルにより指揮され、当初はドイツの大規模なスパイ活動による大衆の恐怖を鎮めることを目的としていた。戦争中、ケルは警察ではない組織の長として、ロンドン警視庁特別部のバシル・トムソンと緊密に連携しながら、インド人革命家たちがドイツ人と協力しながら行っていた活動を中止させたりした。ライバルの省庁や軍の組織への相談や協力を仰ぐことなく優先的に活動することができるようにするため、新たに設置された秘密情報部は省庁を超える協力の下でできた組織であり、関連する他のすべての政府機関より優先的にその機密資料に接することができるようになった。

政府は、より場当たり的だった以前とは対照的に、初めて平時において、整理され、手続きが定義されているのと同時に中央集権化され独立した、諜報と防諜の官僚組織を持つことができるようになった。

防諜手段

防諜手段としては以下のものが挙げられる。

防諜機関

多くの国の政府は情報機関と防諜機関を分けて組織しており、防諜機関はアメリカ連邦捜査局(FBI)や日本の公安警察のように、警察内の一部門として組織されている場合が多い。また、イギリスの防諜機関である内務省公安部(MI5)は直接的な捜査権を持っていないが、捜査権のあるロンドン警視庁公安部(Special Branch)と呼ばれる公安警察と緊密に協力している。

ロシアの主な防諜機関は、ソビエト連邦期の国家保安委員会(KGB)の第2本部および第3本部が前身である連邦公安庁(FSB)である。

カナダ王立カナダ騎馬警察の公安警察が諜報活動と防諜活動を一手に担当していたが、1984年カナダ公安情報部(CSIS)が発足して諜報活動を担うようになり、諜報と防諜が分離した。

フランスでは、国内におけるテロ対策を警察機関の枠組みのなかに作りあげている。テロ対策担当の予審判事は、アメリカとイギリスにおける捜査官、検察官、裁判官の機能を併せ持つ複数の機能を担っている。テロ対策担当予審判事は、防諜機関の国土監視局(DST)や情報機関の対外治安総局(DGSE)から協力を要請され、ともに活動することもある。

スペインでは、内務省が軍の支援を受けながら国内におけるテロ対策を担当している。外国からの防諜活動は、国家情報本部(CNI)が責任を負っている。2004年3月11日のマドリード列車爆破テロ事件の発生後、内務省と国家情報本部との連携で問題があったことが発覚し、国家テロ対策本部が創設された。スペインのテロ事件調査委員会は、この本部を作戦の調整のためだけでなく、情報収集のためにも活用することを提言している。

防諜活動の内容も攻撃的なものと防御的なものに分類される場合もある。アメリカの中央情報局(CIA)国家秘密本部(NCS)は攻撃的カウンターインテリジェンスを担当するのに対し、国務省外交保全局(DSS)は、アメリカの在外公館(大使館・総領事館)において、人と情報の保護に携わる防御的カウンターインテリジェンスを担当する。

防諜活動という用語は、現実的には諜報活動に対抗するものを指すとされるが、攻撃的カウンターインテリジェンスには諜報活動が含まれるため、ここでは広義の意味で捉えられることを避けるために使われている。

主な防諜機関

防諜の任務

CIAの工作本部長を務めたフランク・ワイズナーは、直属の上司であったアレン・W・ダレスCIA長官の言葉を引用し、防諜とは「敵対するものによって提起された状況に対抗するためだけに、動くものである」と語り、防諜が「敵対する諜報活動に携わる者」に対する精力的な攻撃を行うときに、最も効果的なものになりうると考えていた。

現代の防諜活動は、脅威が外国政府の諜報活動に限定されていた時代と比べ、拡大されてきている。最大の脅威は、非国家かつ多国籍のテロリストである。それでもなお、外国政府の諜報活動は防諜に対する脅威であり続けている。

防諜は、インテリジェンス・サイクル・セキュリティの部分を構成するものであり、同様に、インテリジェンス・サイクル・マネジメントの一部を構成するものでもある。以下に示すような、

  1. 物理的セキュリティ(Physical security)
  2. 人的セキュリティ(Personnel security)
  3. 通信セキュリティ(Communications security、COMSEC)
  4. 情報セキュリティ(Information security、INFOSEC)
  5. セキュリティの機密化(Security classification)
  6. 運用におけるセキュリティ(Operations security、OPSEC)

にみられるセキュリティの分野の多様性もまた、インテリジェンス・セキュリティ・マネジメントと防諜の学問分野に含まれる。「積極的セキュリティ」という言葉に含まれる訓練や、社会の実際の、また潜在的なセキュリティに関する情報を集めるための手段もセキュリティに含まれる。例えば、諜報機関が通信を傍受して特定の国で使われているただひとつの特定の無線送信機を識別したとき、その人物が使用した無線送信機を検知したということは、防諜の対象となるスパイの存在を示唆していることになる。特に、防諜は、少なくとも他のものと比べ、ヒューミントのディシプリンに関する情報収集と大きな関係を持っている。防諜は情報の生産と保護の両方を行うことができる。

アメリカの諜報と関連のある省庁は、幹部の業務(Chief of Mission)の権限によるものを除き、海外における防諜について、自身が責任を負う。

政府は自国の人員、設備、情報を保護する目的で防諜する。多くの国の政府は、これらの保護の責任を分散させている。アメリカのCIAの防諜体制は、人員と設備の保護は警備部(Office of Security)が、情報の保護は国家秘密本部(NCS)内の防諜部と各地域部が連携して担当している。防諜の第一人者といわれるジェームズ・ジーザス・アングルトンが防諜部長を務めていた時は、防諜部は完全に独立して業務を遂行していた。アメリカ軍の防諜体制についても同様に、複雑に分割されてきた。

防諜機関は緊密な連携が求められる。アメリカの防諜機関の相互依存についてはアメリカ人の社交性と関連があるとされている。一方で、相互依存によるリスクも存在する。

防諜で重要なのは、獲得工作を防ぐことである。実際、冷戦時代にKGBが獲得工作に重点を置いていたことが研究から明らかとなっている。

イギリスでは、ケンブリッジ・ファイヴの発覚により、ソ連の獲得工作が明るみに出た。さらに、内務省公安部(MI5)長官であったサー・ロジャー・ホリスにもソ連の協力者ではないかという疑惑が起こるなど、ソ連による獲得工作はイギリス政府の首脳部にまで達していた。

アメリカでも、KGB将校であるアナトリー・ゴリツィンユーリ・ノセンコの亡命による告発をめぐり大きな混乱が起きた。ゴリツィンはアングルトンが大きな信頼を寄せていたキム・フィルビーについて密告した。CIA工作本部のジョージ・キセバルターは、アメリカとイギリスが共同で行っていたオレグ・ペンコフスキー獲得工作について、KGBが仕掛けた罠であるというアングルトンの説を信じなかった。ノセンコは、KGBのイギリス海軍に対する諜報活動の中心人物であったジョン・バッサルについて暴露したが、バッサルはKGBが他の諜報活動について秘密を保護するための生贄であるという主張も存在していた。

防御的カウンターインテリジェンス

防御的カウンターインテリジェンスは、その組織自体の脆弱性を探すための実践的な訓練であり、そして、リスクと利益に注意を払いながら、弱点の発見に近づいていく。

防御的CIは、外国の諜報活動(FIS)によって発見されやすい、組織の中で脆弱な場所を探すことから始まる。FISはカウンターインテリジェンス・コミュニティによる造語であり、そして、今日の世界では、「外国」とはすなわち「対立するもの」と置き換えられる。対立するものは実際に国家であるかもしれないが、国境を超える集団または国内の反乱者の集団であることもある。FISに対抗する作戦は、自国や友好国の安全を脅かす集団に対抗するためのものである可能性もある。友好国の政府を支援するためになされる活動の範囲は、幅広い機能を含むこともあり、軍事支援や防諜活動だけでなく、人道支援や開発援助(例えば国家の建設)もその範囲に含まれる。

ここで使われている用語は、まだ定義が定まっていないものもあるが、「国境を超える集団」にはテロリスト集団だけでなく、国境を超える犯罪組織も含まれる。国境を越える犯罪組織には麻薬取引資金洗浄サイバーテロ密輸を行う集団などが含まれる。

「反乱者」とは、その国の政府によって犯罪組織または軍事組織と認識されている政府に対立する集団である場合や、自国や友好国の政府に対する秘密の諜報活動や秘密作戦を行っている疑いのある集団であることもある。

カウンターインテリジェンスとカウンターテロリズムは、外国の諜報機関やテロリスト集団に対する戦略的な評価や、現在進行中の作戦や捜査への戦術的なオプションの準備を提供すると分析されている。カウンターエスピオナージには、二重スパイ欺騙、または外国の諜報機関の職員をリクルートすることなどの外国の諜報活動に対する積極的な行動も含まれる。秘密のヒューミントの人的資源は、敵の思考に対して最大の洞察を与えるが、それらはまた、敵の攻撃においてその組織の最も脆弱なものとなりうる。敵のエージェントを信用する前に、そのような人物が自国で信用されているかどうかを疑ってから始めることを忘れてはならない。彼らはその国に未だに忠誠を誓っているかもしれないからである。

攻撃的カウンターインテリジェンス

攻撃的カウンターインテリジェンスは、発見した外国の諜報活動を行う人物を無力化し、逮捕するか、あるいはその人物が外交官である場合には、ペルソナ・ノン・グラータを宣言することによって国外退去を命じる、必要最低限の、一連の技法である。その最低限のことを行った後、諜報活動を行う人物に関する情報を獲得しようとするか、または敵意のある諜報機関に対してダメージを与えるために活発な情報操作を行う。

ワイズナーは彼自身およびダレスとともに、外国からの攻撃、勢力の浸透、または諜報活動に対する最善の防御の方法は、それらの敵意のある活動に対して積極的な方法をとることであると強調した。これはしばしばカウンターエスピオナージと呼ばれる方法であり、敵による諜報活動または友好国に対する諜報活動への物理的な攻撃を検知し、損害を与えることや情報の損失を防ぎ、可能であるならば反撃を行うことである。カウンターエスピオナージは敵に対抗するために行われるものだけでなく、外国の諜報機関のエージェントをリクルートすることや、実際に自身の活動に忠誠を誓っている人物を疑うこと、敵の諜報活動にとって有益なリソースを取り除くことにより、敵の諜報活動を撃退しようと積極的に試みるものである。これらのすべての行為は、国家による組織だけでなく非国家的な脅威にも適用される。

もし自国で、あるいは友好国で敵意のある行為が行われた場合には、警察による協力を通じて、敵のエージェントは逮捕されるか、あるいはその人物が外交官である場合には、ペルソナ・ノン・グラータが宣言される。諜報活動の観点からは、逮捕または脅威を取り除くための行為のために、ある側にとって有利となる状況を利用することは、通常好ましいことである。諜報活動の優先権は、特に外国の脅威と自国民とともに活動する外国人が重なる場合、時として法執行機関の本来の役割と抵触することがある。

囚人に協力する選択する手段が与えられている場合、または深刻な状況に直面している場合、そしてスパイ活動によって死刑が言い渡されている場合を含むいくつかの状況では、最初の手順として逮捕という措置が取られる。Cooperation may consist of telling all one knows about the other service, but, preferably, actively assisting in deceptive actions against the hostile service.

防諜による諜報活動の安全の確保

防御的カウンターインテリジェンスでは、特に諜報活動を行う際の、文化、源泉、手段と資源におけるリスクの分析が行われる。効果的な諜報活動はしばしばリスクを負って行われるものであるため、リスク管理はそれらの分析に常に反映されなければならない。リスクを計算に入れている場合でさえ、適切な対応策を取り入れることによって活動のリスクを軽減する必要がある。

FISは特に開かれた社会、また、その環境において開拓していくことができ、インテリジェンス・コミュニティーを崩壊させるために内部の人物と接触してきた。攻撃的カウンターエスピオナージは侵入者を見つけ、無力化するための最も強力な手法であるが、それが唯一の手段ではない。何が個人を所属している側から転向させるのかについて理解することが囚人プロジェクトの目的である。個人のプライバシーを侵害することなく、特に情報システムの利用における、異常な振る舞いを見つけるためのシステムを開発することは可能である。

「意思決定者は敵の諜報機関による管理または操作から自由であることが求められる。なぜならすべての諜報機関のディシプリンは我々と対峙する勢力を操作することを目的としているからであり、すべての情報の収集の目的と原則から諜報活動の信頼性を有効なものにすることは必要不可欠である。従って、各々の諜報機関は、防諜の任務に関連する源泉と方法の信頼性を普遍的な標準に従って有効化しなければならない。他の任務の分野では、我々は情報を収集、分析して実践と他の諜報活動に普及させ、改善、最善の方法、普遍的な標準を推進する」。

諜報活動は国外だけでなく国内の脅威からも攻撃を受けやすい。それは転覆、背信、脆弱性、政府と企業の秘密、そして諜報活動の情報源と方法のリークなどによってである。この内部の脅威は、オルドリッチ・エイムズロバート・ハンセンエドワード・リー・ハワードなどの主な秘密活動にアクセスすることができた人物により、アメリカの国家の安全保障に甚大な被害を与えてきた。防諜に関するファイルを閲覧する際の異常な行動を検知する電子システムを導入していれば、ロバート・ハンセンのソビエト(後のロシア)から報酬を受け取っていたことへの容疑による捜査はもっと早く表面化していたかもしれなかった。異常は、単純に特に独創的な分析官が訓練された直観によって関係があると感じ、それらについて調査しようとすることによって現れる。

これらの新たなツールと技術が「国家の造兵廠」に加わったことにより、カウンターインテリジェンス・コミュニティは外国のスパイの操作、積極的な捜査の指揮、逮捕または、外交官が関わる場合には、彼らが実際の外交上の地位と矛盾したことを行ったように関連付けて国外に追放するか、または欺くために彼らを無意識のうちに経路として利用するか、または彼らを二重スパイに仕立てようとする。「気づいている(Witting)」とは諜報活動の神髄を示した用語であり、事実または情報の断片への気づきだけでなく、その諜報活動に対する関連性への気づきをも示している。

ヴィクトル・スヴォーロフは、かつてのソビエト軍の諜報機関(つまりソビエト連邦軍参謀本部情報総局(GRU)の偽名の工作員であるが、彼はヒューミントの工作員が亡命することは、亡命のために離反を始めようとする工作員または志願して国を後にしようとする者にとって特別な脅威となると主張した。「温かく迎えられた」志願者は、彼らが敵の諜報員から軽蔑されているという事実を考慮していない。

「共産主義の醜い側面を非常に多く見てきたソビエトの諜報員は、同胞を喜んで売り渡す者に対して最大限の反感を持つことが非常に多い。そしてGRUまたはKGBの職員が、彼が所属している犯罪的な組織との関係を断とうと決断したとき、何かの幸運がよく起こり、彼が真っ先に行うのは、その嫌悪すべき志願者について暴露しようとすることである」。

防諜部隊防護活動

軍事、外交およびその関連施設に対する攻撃は、1983年にベイルートで行われたフランスとアメリカの平和維持軍に対する攻撃や、1996年のサウジアラビアのアル・コバール・タワーに対する攻撃、1998年のコロンビアとケニアで行われた基地や大使館に対する攻撃2000年にケニアで行われたアメリカ海軍のミサイル駆逐艦コールに対する攻撃など、実際に起こりうる本当の脅威である。アメリカ軍を保護する方法は、軍人やその家族、資源、施設と機密情報に対して行われる一連の活動に向けられるものであり、そしてほとんどの国はそれらの施設を保護するために同じようなドクトリンを持っており、また起こりうる攻撃に対して注意深く備えている。部隊防護は偶然または自然災害によらない、故意の攻撃からの防護と定義される。

防諜部隊防護活動(CFSO)は海外において人的資源を活用して行われる作戦であり、通常は秘密裏に行われ、国内とのセキュリティのレベルのギャップを埋めるとともに、諜報活動を行う際に指揮官からの諜報員への要求を満たすことが目的である。 地元の人々と交流している軍警察やパトロール隊は、防諜のためのヒューミントの資源としては本当に価値があるかもしれないが、彼ら自身が防諜部隊防護活動を行うことはない。グレッグホーンは国家の諜報機関の諜報員の保護と、敵を撃退するための軍隊を提供したり、部隊防護のための情報の提供が諜報機関に必要とされることを区別している。ヒューミントの資源は、本当にヒューミントとして利用するかもしれないが、特に防諜と関連があるわけではい外国人との混同を防ぐ軍の偵察パトロール隊など他にもある。部隊防護、諜報機関の活動、または国家の安全保障にとって重要な施設の保護に用いられるアクティブ・カウンターメジャーは、ヒューミントのディシプリンと関わりがあるが、外国のエージェントを発見するための非正規、臨時のあるいは付随した資源と呼ばれる人的資源からの情報、例えば、

  1. 政治亡命のために離反を始めようとする情報機関に志願して採用された者
  2. 気づいていない人的資源(防諜にとって有益な情報を提供し、漏洩の過程にあるそのような情報が、審査で彼らに有利に働いているとは知らないかもしれない、すべての個人)
  3. 発見され捕虜となった者
  4. 難民と国外追放者
  5. 審査中に接触を受け、面接を受けた者
  6. 公式の連絡係

から受け取った情報の選別と報告を行う。

『物理的セキュリティは重要である、しかしそれが部隊防護活動の役割に優先することはない...すべての諜報機関のディシプリンは部隊防護活動のための情報を収集するために利用され、諜報活動と諜報機関によって収集されたヒューミントの情報は、テロリストや部隊防護の他の脅威の示唆と警告を与える際に重要な役割を果たす』。

現地国に展開する軍への部隊防護は、任務の遂行中や、宿泊先においてさえ、国家レベルのテロ防護組織による十分な支援を受けていないかもしれない。ある国において、すべての活動の、軍事支援や顧問団とともに、部隊防護防諜活動の人員とともに活動することにより、現地国の法執行機関と諜報機関との関係を築き、地域の環境について理解し、言語能力を改善することが可能になる。部隊防護防諜活動による国内のテロリズムの脅威への取り組みのためには、その国における法的な能力の問題を解決することが必要となる。

コバール・タワーへのテロ攻撃におけるテロリストの計画が教訓となり、長期間にわたる部隊防護防諜活動の必要性が明らかとなった。『ヒズボラのスパイたちは、この攻撃のための情報の収集と計画の活動が1993年に開始したと考えられていた。彼らは1994年の秋にアメリカ軍の軍人がコバール・タワーに宿泊していたことを認識し、施設の下見を開始し、テロの計画を立てるため1995年の6月まで継続した。1996年3月、サウジアラビアの国境警備隊がプラスチック爆弾を持ち込もうとしたヒズボラのメンバーを逮捕し、2人のヒズボラのメンバーのさらなる逮捕につながった。ヒズボラの指導者はそれらの逮捕により、代わりの人材をリクルートし、テロの計画を継続した』。

防御的カウンターインテリジェンスの任務

アメリカのドクトリンでは、他の国のそれでは必ずしも必要不可欠なものではないが、CIは外国の諜報活動によるヒューミントに対抗するための基本的な手段である。1995年のアメリカ陸軍のカウンターインテリジェンスのマニュアルでは、CIは様々な情報収集のディシプリンに幅広く焦点を当てている。CIのタスクの全体の一部を紹介すると、

  1. CIの関心事となる組織、場所、そして個人について発展、維持、そして複数のディシプリンに基づいた脅威となるデータとインテリジェンスに関する情報の収集を進めること。これには、反乱者やテロリストの下部組織やCIの任務を支援することができる個人が含まれる。
  2. すべての分野のセキュリティに携わる人員に対して教育を施すこと。この内容は脅威に関する複数のディシプリンについてのブリーフィングである。ブリーフィングの焦点と機密種別のレベルは調整することができるし、されなければならない、Briefings could then be used to familiarize supported commands with the nature of the multidiscipline threat posed against the command or activity.

より最近のアメリカ軍が使用しているインテリジェンスのドクトリンは、その基本的な対象を、通常カウンターテロリズムを含む、カウンター・ヒューミントにだけ向けるよう厳しく制限されている。軍事または他のリソースに対する脅威に関するすべての情報収集活動について、誰が責任を負うのか、このドクトリンのもとでは必ずしも明確ではない。アメリカ軍のカウンターインテリジェンスのドクトリンの総覧については、統合作戦を支援するためのカウンターインテリジェンスとヒューマンインテリジェンス(Joint Publication (JP) 2-01.2, Counterintelligence and Human Intelligence Support to Joint Operations)として資料が公開されている。

情報収集活動のディシプリンに対するより特定の対抗手段は以下の通りである。

情報収集のディシプリンに対するCIの役割(1995年のドクトリン)
ディシプリン 攻撃的CI 防御的CI
ヒューミント | 対偵察、攻撃的カウンターエスピオナージ | 作戦の安全を確保するための欺騙
シギント | 運動エネルギーおよび電子攻撃の推奨 | 安全な電話、暗号、欺騙を用いた無線の運用セキュリティ
イミント | 運動エネルギーおよび電子攻撃の推奨 | 欺騙、運用セキュリティの対抗手段、欺騙(おとり、カモフラージュ)、可能であるならば、隠れたり活動を中止して上空の衛星からのレポートを利用する

カウンター・ヒューミント

カウンター・ヒューミントは組織内において、敵のスパイまたは二重スパイとして活動するヒューミントの源泉の発見、または敵のヒューミントの源泉となりそうな個人の発見の双方を扱う。カウンターインテリジェンスの幅広いスペクトラムに関連するもうひとつのカテゴリーがある。なぜ個人がテロリストとなるのかということである。

MICEとは、

  • Money(金)
  • Ideology(イデオロギー)
  • Compromise (or coercion)(妥協または脅迫)
  • Ego(欲求)

の頭字語であり、人々が裏切りや機密資料の公開、敵への作戦の漏洩、またはテロリスト集団に加わるような行為を行う最も普遍的な理由を表している。それゆえ、これらの領域におけるリスクのために信頼のある人物が経済的なストレスを抱えているかどうかや極端な政治思想に傾倒していないかどうか、恐喝に対して脆弱であるかどうか、周囲から認められるために過度な欲求を持っているかまたは批判に対して不寛容であるかについて監視することは有意義である。もし幸運であれば、問題を抱えている職員をいち早く見つけ、彼らを思いとどまらせるための支援が提供され、スパイ行為を回避するだけでなく、有用な職員として活用することができる。特定の事例におけるスパイ行為の動機を参照。

時には、アール・エドウィン・ピッツの事例のように、予防と中立化の任務が重なることもある。ピッツは機密情報をソビエト、ソ連崩壊後にはロシアに売り渡したFBIのエージェントであった。ピッツはロシアのFSBのエージェントのふりをしたFBIのエージェントとしてふるまうよう打診され、彼はFBIに対する背任の容疑によって逮捕された。彼の活動は、彼がFBIのエージェントであった頃に感じた悪い扱いを背景とした、金と欲求の双方が動機であると思われた。彼に言い渡された刑罰により、彼は知っている外国のエージェントについてFBIにすべて話すよう要求された。皮肉なことに、彼が話したロバート・ハンセンによって容疑をかけられた行為は、その時点では深刻に受け止められていなかった。

情報や作戦を漏洩しようとする動機

そのスローガンが宣言された後、囚人プロジェクトは中央情報局長官の指揮の下で行われたインテリジェンス・コミュニティーの職員の努力の成果であり、囚人プロジェクトの特徴を見つけるため、インテリジェンス・コミュニティーの支援によって行われたスパイ活動の研究である。それは「実際のスパイ活動の目的について、面接と心理学的な評価によるスパイ活動についての分析であり、さらに目的の知識について情報を提供しうると考えられる人物は、より深く目的を理解するため接触され、私生活と彼らがスパイ活動に従事している時に他の人からどのように受け止められているか観察される」。

(スパイ活動を行う際において)スパイ活動の目的を彼自身がどのように考えているか
【態度】
兆候
彼の基本的な思考の構造 | 
彼は自分の行為によって孤立していると感じている。 | 
2010Happy Mail