りくぜんたかたし
陸前高田市
陸前高田
市旗 |
陸前高田
市章
|
1955年 (
昭和 30年)
6月1日 制定
【国】
日本
【地方】
東北地方
【都道府県】
岩手県
【
団体コード 】
03210-7
【
法人番号 】
8000020032107
【面積】
231.94 km
【総人口】
19,144 人
(
推計人口 、2017年10月1日)
【
人口密度 】
82.5 人/km
【隣接自治体】
【市の木】
すぎ
【市の花】
つばき
【市の鳥】
かもめ
【
陸前高田市役所 】
【市長】
戸羽太
【所在地】
〒 029-2292
岩手県陸前高田市高田町字鳴石42-5
北緯39度1分40.591秒東経141度37分30.644秒 陸前高田市仮庁舎(2012年3月29日撮影)
【外部リンク】
陸前高田市ホームページ (日本語)
【特記事項】
東日本大震災 までの市庁舎所在地:
岩手県陸前高田市高田町字館の沖110
北緯39度0分44.908秒東経141度37分59.279秒 陸前高田市役所(2010年3月撮影)
ウィキプロジェクト
陸前高田市 (りくぜんたかたし)は、岩手県 南東部にある、太平洋 に面する市。
旧陸前国 気仙郡 に属し、隣接する同県大船渡市 や宮城県 気仙沼市 とともに、三陸海岸 のうち陸前海岸北部の中核を成す。
目次
1 市名の読み
2 地理
3 歴史
3.1 沿革
3.2 東日本大震災
3.3 震災からの復興
4 行政
5 姉妹都市・友好都市
6 郵便
7 金融機関
8 報道機関
9 地域
9.1 人口
9.2 教育
9.2.1 大学
9.2.2 高等学校
9.2.3 中学校
9.2.4 小学校
9.3 閉校となった学校
10 交通
10.1 BRT
10.2 高速バス
10.3 路線バス
10.4 道路
11 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
12 出身著名人
13 出典
14 関連項目
15 外部リンク
市名の読み
昭和 30年(1955年 )の市制施行以来、市の読み方は「りくぜんたかた」である。しかし、地元住民および周辺市町村で用いられる方言 では、「か行」と「た行」の音が鼻濁音 化した「たがだ」、または、最後の「た」だけが濁音 化する「たかだ」と発音される。
地理
三陸海岸全体では南寄りに位置する。三陸海岸南部はリアス式海岸 が続き、西の唐桑半島 と東の広田半島 に挟まれた広田湾 の北奥に、陸前高田市中心部のある平野が広がる。小さな平野ではあるが、山が海に迫る地形が続く三陸海岸では最大級のものである。広田湾奥には気仙川 が流れこんでおり、その運ぶ土砂で形成された砂州 には高田松原 と呼ばれる松原が東西に続く。高田松原の北に古川沼 があり、その先の山麓に中心市街地が位置し、その北には氷上山 がそびえる。広田半島には椿島 などの景勝地が見られる。
山地:氷上山、横手山、箱根山
河川:気仙川、川原川、小泉川、浜田川、矢作川
隣接する市町村
岩手県
大船渡市:北東で隣接。
気仙郡住田町 :北で隣接。
一関市 :西で隣接。
宮城県
歴史
沿革
東日本大震災
2011年 (平成 23年)3月11日、マグニチュード 9.0の東北地方太平洋沖地震 が発生した。隣接する市町村の震度 は、大船渡市・一関市・宮城県気仙沼市が震度6弱 、住田町は5強 であった。同市の震度は欠測だったが、市の発表による災害状況では6弱とされている。この地震が引き起こした大津波 によって市役所庁舎を含む市中心部が壊滅し、市の全世帯のうち7割以上が被害を受けた。また、市域にある東日本旅客鉄道 (JR東日本)の5駅のうち4駅(大船渡線 の竹駒駅 ・陸前高田駅 ・脇ノ沢駅 ・小友駅 )は、周辺地域の多くの駅同様、駅舎 などが流失し、線路も大きな被害を受けた。
4月9日:この時点で判明していた陸前高田市における死者は1,211人、行方不明 者1,183人、避難者16,579人。
4月14日:GPS (全地球測位システム)を用いた国土地理院 の調査の結果、岩手県・宮城県・福島県 の広範な沿岸地域において、この地殻変動 による著しい地盤沈下 があったことが明らかとなった。特に岩手・宮城両県境付近の変動量は大きく、最大は牡鹿半島 の-120 cm , 陸前高田市は小友町西の坊が-84 cmで市街地中最大、同じく米崎町高畑は-58 cm, 同じく気仙町双六は-53 cm, 他では宮城県石巻市 が-78 cm, 気仙沼市が-76 cm, 岩手県大船渡市が-73 cmであった(日本における地盤沈下 も参照)。
岩手県総合防災室によると、2012年8月11日時点で陸前高田市における死者は1,555人・行方不明者は223人で、行方不明者のうち陸前高田市が死亡届を受理した件数は205人である。
復興事業(地盤かさ上げ)のための巨大ベルトコンベア(2015年)
震災からの復興
津波の再来に備えた防潮堤 建設や土地かさ上げに加えて、損壊した市庁舎や駅 を含む施設の移転など都市機能の再建や産業復興が進められている。
高田松原にあった松 の高木が津波に耐えて残り、「奇跡の一本松」として全国的に注目され、枯死後も保存されている。
行政
姉妹都市・友好都市
【産業振興協定締結都市名】
【提携年日】
愛知県 名古屋市 |
2014年 10月28日
郵便
集配拠点
陸前高田郵便局 郵便分室 (83018A) :プレハブ仮店舗営業中となっており、現在は、竹駒郵便局と同一地に所在。
郵便局
陸前高田郵便局 (83018) :かつて郵便事業陸前高田支店(現在は、上述の当局郵便分室)の社屋内に局が所在していたが、東日本大震災での被災に伴い、現在は別立地でのプレハブ仮店舗。
今泉郵便局 (83106) :東日本大震災での被災に伴い、閉鎖中。
矢作郵便局 (83111) :かつて集配局であったが、民営化前に無集配化。
気仙横田郵便局 (83166)
陸前小友郵便局 (83120) :かつて集配局であったが、民営化前に無集配化。東日本大震災での被災に伴い、閉鎖中。
広田郵便局 (83132) :もともと海の近くにあったが被災し、少し高台側に移動してプレハブ仮店舗営業中。
竹駒郵便局 (83249) :上述のとおり、現在は陸前高田局郵便分室仮店舗と同一地に所在。プレハブ仮店舗。
米崎郵便局 (83259) :もともと脇ノ沢駅前にあったが被災し、内陸部に移動してプレハブ仮店舗営業中。
下矢作簡易郵便局 (83727)
金融機関
報道機関
地域
人口
陸前高田市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 陸前高田市の年齢・男女別人口分布(2005年)
■ 紫色 ― 陸前高田市■ 緑色 ― 日本全国
|
■ 青色 ― 男性■ 赤色 ― 女性
陸前高田市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 | 30,308人 |
1975年 | 29,439人 |
1980年 | 29,356人 |
1985年 | 28,404人 |
1990年 | 27,242人 |
1995年 | 26,129人 |
2000年 | 25,676人 |
2005年 | 24,709人 |
2010年 | 23,300人 |
2015年 | 19,758人 |
総務省 統計局 国勢調査 より
教育
大学
東日本大震災からの復興支援の一環として、岩手大学 と立教大学 が交流拠点「陸前高田グローバルキャンパス」を開設している。
高等学校
中学校
小学校
閉校となった学校
高等学校
中学校
陸前高田市立広田中学校
陸前高田市立小友中学校
陸前高田市立米崎中学校
陸前高田市立高田中学校
陸前高田市立竹駒中学校
陸前高田市立矢作中学校
陸前高田市立下矢作中学校
陸前高田市立横田中学校
小学校
陸前高田市立長部小学校
陸前高田市立下矢作小学校
陸前高田市立生出小学校
陸前高田市立矢作小学校小黒山分校
陸前高田市立下矢作小学校雪沢分校
交通
BRT
陸前高田駅(鉄道駅時代の木造駅舎。2006年撮影。駅舎は東日本大震災の大津波で流失)
高速バス
路線バス
道路
高速道路
一般国道
県道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
高田松原 :日本の渚百選 に選定されている。
根岬はしご虎舞と黒崎神社:未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選 に選定されている。
玉山金山 址:平泉 ゆかりの産金地帯であった可能性が指摘される金山 址。
うごく七夕まつり
高田町にて毎年8月7日 に開催される。全面に七夕 飾りを施し、笛 ・和太鼓 による囃子 組らを乗せた山車 をロープで牽いて高田町内を練り歩く。山車の数は12台。夜には山車の装飾にライトアップ も施され、各祭組が美しさを競い合う。終了後の山車は道の駅高田松原 に集結し、翌日からお盆 の時期まで展示され、各祭組が日替わり出演で囃子等を披露する。木製車輪の山車を用いる「けんか七夕まつり」に対し、ゴムタイヤの車輪を用いた山車が多い。
けんか七夕まつり
気仙町にて毎年8月7日に開催される。「うごく七夕まつり」と同様、飾り付けをして囃子組らを乗せた山車が気仙町内を練り歩くが、昼は長部漁港、夜は市街地にて向かい合った山車のロープを互い違いに引っ張ることで正面衝突させて押し合う「けんか 」を行うのが特徴。山車の数こそ4台と少ないが、数百人が一斉にロープを牽いて衝突させる衝撃に耐えられるよう太い丸太や藤づるを駆使した頑丈な造りの山車となっており、囃子組等が全員乗車した状態での総重量は4トン を超える。見物客も綱引き 大会の要領でロープを牽くことで祭りに参加することができる。東日本大震災の津波で4台の山車のうち3台が流失したが、2012年に1台を新調し、2台で祭りを続けている。壊滅市街地の土地区画整理事業により嵩高工事が行なわれるため、今泉地区八日町通りでの開催は2015年が最後となったが、有志によって気仙町けんか七夕祭り保存連合会が結成されており、継続開催を目指している。
全国太鼓 フェスティバル
市民体育館にて毎年10月第3日曜日に開催される。けんか七夕まつり保存会の有志による企画で、平成元年に始められた。近年の出演団体の構成は東北地区とその他地区で半々程度。
南三陸ロード「りくぜんたかた」
1986年 (昭和61年)から2005年 (平成17年)まで、8月下旬に開催されていた自転車ロードレース 。市街地を通り抜けるコース設定になっており、沿道の住民の歓声を間近に受けることができることから、全国的な人気を得ていた。道路事情などにより、2005年の第20回大会をもって中止された。
気仙隕石
江戸時代 末期の嘉永 3年(1850年 )に陸前国気仙郡(現・陸前高田市域)の長圓寺前に落下し、今日に伝わる隕石 。日本最大の石質隕石 である。
名物・特産物
出身著名人
出典
関連項目
渡邉美樹 - 東日本大震災後、同市参与 となる。
名古屋市 - 陸前高田市の復興支援にあたっている自治体。
たかたのゆめちゃん - 陸前高田市のマスコットキャラクター(ゆるキャラ)。2012年1月4日に誕生。
外部リンク
岩手県 の自治体 市部 |
岩手郡 |
紫波郡 |
和賀郡 |
胆沢郡 |
西磐井郡 |
気仙郡 |
上閉伊郡 |
下閉伊郡 |
九戸郡 |
二戸郡 |
【典拠管理】