このキーワード
友達に教える
URLをコピー

雌阿寒岳とは?

この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。
出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2018年6月)
【雌阿寒岳】

阿寒湖上から見た雌阿寒岳

標高
1,499 m
【所在地】
日本
北海道釧路総合振興局釧路市
十勝総合振興局足寄町
位置
北緯43度23分12秒
東経144度00分32秒
座標: 北緯43度23分12秒 東経144度00分32秒
種類
成層火山
雌阿寒岳の位置

OpenStreetMap

プロジェクト 山

雌阿寒岳(めあかんだけ)は、北海道、阿寒の活火山標高1,499m。古くはアイヌ語でマチネシリ。玄武岩からデイサイト(SiO2 50 - 70%)の成層火山群、1000 - 2500年前には、阿寒富士火山体が形成。日本百名山に選定されている。

概要

釧路市と足寄町に跨っているだけではなく、振興局も跨いでそびえている。国土地理院による正式名称は雌阿寒岳だが、深田久弥の百名山をはじめ一般に阿寒岳というと、この雌阿寒岳を指すことが多い。

阿寒の名を冠する山は他に二座あり、雌阿寒岳の近くに阿寒富士(1,476m)、少し離れて雄阿寒岳(1,371m)がある。何れも火山である。雄阿寒岳と阿寒富士は今のところ静かだが、雌阿寒岳は現在もさかんに活動している。登山家の深田久弥が訪れた1959年や、最近では1998年に小規模な噴火を起こし、周辺では降灰が観測され、登山の禁止と解除が繰り返されている。2006年3月21日に小規模噴火を起こした。

登山道オンネトー湖畔からのものと雌阿寒温泉からのもの、他に阿寒湖畔からのものなど数本があるが雌阿寒温泉とオンネトーからのものがよく利用される。両コースの場合、山頂までは夏場の標準的な登山の場合で3時間程度。標高差は約800m程度。北海道の山の中でも比較的登山道の整備もよく、コースからの眺望も良好で家族連れや初心者にも上りやすい山である。ただし活火山のため登山が制限される場合があるのと夏場でも悪天候に注意は必要である。頂上には1972年に落雷のため登山中に死亡した小学生を悼む石碑が建っている。

周辺の地理

阿寒カルデラと雌阿寒岳の地形と
位置関係。中央右は雄阿寒岳

阿寒周辺にはこれらの火山から流れ出た溶岩が周辺の川を堰き止めて作った湖が点在していて、マリモで有名な阿寒湖は雄阿寒岳の麓にあるが、多数の遊覧船が湖面を埋め、湖畔の温泉街と共に『観光地化』されている。 雄阿寒岳周辺にはペンケトーパンケトーという湖もあり、アクセスの悪さから観光開発がされず原始的な雰囲気を残している。雌阿寒岳の麓には静かな原生林に囲まれた雌阿寒温泉(野中温泉)と、かつて秘湖と呼ばれたオンネトーがある。

阿寒周辺は過去に巨大カルデラ噴火があったと考えられ、その結果、阿寒湖が形成されたとも言われているが、まだ詳細は分かっていない。

火山活動

火口
火口底の青沼

頂上部には大きな噴火口がある。その周辺数カ所や山麓のいくつかの場所には噴気口があり、活発に噴煙を上げている。噴火口の底には雨水のたまった小さな沼が存在する。昔は赤沼青沼小赤沼と3つの沼があったが、80年代後半から火山活動の活発化による地熱の上昇によって小赤沼は干上がってしまい、現在見られるのは赤沼と青沼だけである。

気象庁の常時観測火山で火山性微動や噴火に伴う空気の振動等を観測するための地震計や空振計が設置されている。2006年12月16日には噴火警戒レベルが導入された。

噴火の歴史

2006年の小規模噴火後の噴気(3月21日)

噴火活動は、主にポンマチネシリ火口及び中マチネシリ火口で行われていて、しばしば噴火が見られるなど活発な活動が知られているが、雌阿寒岳が見える範囲に住民が入植した1900年代初頭以前の活動は知られていない。火山の周辺は無人地帯で集落等は存在せず国道道道、僅かな宿泊施設が点在するのみであり、かなり大規模な噴火が生じない限り、直接的な被害は生じないものと考えられている。有史以降の噴火は、水蒸気爆発 - マグマ水蒸気爆発による噴火である。

植生

山麓は樹林帯で、エゾマツアカエゾマツダケカンバなど北海道の原生林によく見られる樹種が多い。標高900m近くまで上がるとハイマツの林となり、眺望も開けてくる。更に標高1,100mを越えると高山植物帯となる。

この山で見られる高山植物のうち、メアカンキンバイメアカンフスマの2種にこの山の名前が付けられている。最初に発見されたのがこの山で、現在でも多数がこの山で見られるが、この山の固有種ではない。

標高1,200m以上では大部分は火山性の砂礫地で、所々に高山植物が群生している。以前は登山道の近くでも「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサが多数生えていたが、登山者の盗掘によってすっかり少なくなってしまった。

中腹のハイマツ帯では秋にはマツタケが生えるが、雌阿寒岳は阿寒摩周国立公園の中にあるため採取は禁止されている。

アイヌによる伝承

火口から噴煙を上げ、火山活動の影響で草木が生えない雌阿寒岳の姿を見たアイヌ民族は、「山同士の争いに巻き込まれて槍で突かれ、傷口から膿を流している」と解釈し、さまざまな伝説を造り上げてきた。

以下はその例である。

雌阿寒岳 ギャラリー

周辺の山

脚注

  1. ^ 地図閲覧サービス 2万5千分1地形図名:オンネトー(北見)(国土地理院、2010年12月30日閲覧)
  2. ^ 日本の主な山岳標高:北海道(国土地理院、2010年12月30日閲覧)
  3. ^ 『日本百名山』深田久弥(著)、朝日新聞社、1982年、ISBN 4-02-260871-4
  4. ^ “雌阿寒噴火の危険に備えて 専門家「地震情報周知を」「噴石対策必要」”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2014年10月14日). http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki3/568406.html
  5. ^ 大地震によって誘発された噴火 (PDF) 北海道大学地球物理学研究報告

関連項目

外部リンク

日本百名山
北海道

東北上信越

関東

中部山岳
飛騨山脈(北アルプス)

木曽山脈(中央アルプス)

赤石山脈(南アルプス)

【その他】


西日本

ウィキメディア・コモンズには、日本百名山に関するカテゴリがあります。

北海道百名山 (山と溪谷社編)
道北の山

礼文岳 - 利尻山 - ピッシリ山 - 三頭山 - ピヤシリ山 - ウェンシリ岳 - 天塩岳


大雪山

ニセイカウシュッペ山 - 平山 - 武利岳 - 武華山 - 黒岳 - 旭岳 - 北鎮岳 - 愛別岳 - 赤岳 - 小泉岳 - 白雲岳 - 忠別岳 - トムラウシ山 - 音更山 - 石狩岳 - ニペソツ山 - ユニ石狩岳 - 西クマネシリ岳 - ウペペサンケ山 - 白雲山 - オプタテシケ山 - 十勝岳 - 美瑛岳 - 富良野岳 - 上ホロカメットク山


道東の山

羅臼岳 - 硫黄山 - 斜里岳 - カムイヌプリ - 西別岳 - 雄阿寒岳 - 雌阿寒岳


日高山脈

佐幌岳 - 芽室岳 - 剣山 - チロロ岳 - ピパイロ岳 - 伏美岳 - 北戸蔦別岳 - 1967峰 - 幌尻岳 - 戸蔦別岳 - 十勝幌尻岳 - イドンナップ岳 - カムイエクウチカウシ山 - コイカクシュサツナイ岳 - 1839峰 - ペテガリ岳 - ピセナイ山 - 神威岳 - 楽古岳 - アポイ岳


夕張山地

崕山 - 富良野西岳 - 芦別岳 - 夕張岳


【樺戸山地】

神居尻山 - ピンネシリ


【増毛山地】

暑寒別岳 - 黄金山


道央の山

手稲山 - 藻岩山 - 神威岳 - 定山溪天狗岳 - 空沼岳 - 札幌岳 - 恵庭岳 - 樽前山 - 風不死岳 - 余市岳 - 無意根山 - 徳舜瞥山 - オロフレ山 - 室蘭岳 - 積丹岳 - 雷電山 - 目国内岳 - イワオヌプリ - ニセコアンヌプリ - 羊蹄山 - 尻別岳 - 昆布岳


道南の山

黒松内岳 - 大平山 - 狩場山 - 長万部岳 - 遊楽部岳 - 雄鉾岳 - 乙部岳 - 駒ヶ岳 - 大千軒岳 - 恵山 - 函館山


【旧版・北海道百名山】
道北の山

嵐山


大雪山

東ヌプカウシヌプリ


道東の山

阿寒富士


道央の山

チセヌプリ - ホロホロ山 - 円山 - 八剣山 - 銭函天狗岳



日本の山一覧 - 北海道の山の一覧 - 北海道の百名山

北海道の百名山 (北海道新聞社編)
道南の山

大千軒岳 - 恵山 - 横津岳 - 駒ヶ岳 - 乙部岳 - 雄鉾岳 - 遊楽部岳 - 長万部岳 - 大平山 - 狩場山


ニセコ積丹の山

雷電山 - チセヌプリ - ニセコアンヌプリ - 積丹岳


支笏・洞爺の山

昆布岳 - 尻別岳 - 羊蹄山 - 有珠山 - 室蘭岳 - 徳舜瞥山 - 樽前山 - 風不死岳 - 恵庭岳 - 漁岳


【札幌近郊の山】

空沼岳 - 札幌岳 - 定山溪・天狗山 - 無意根山 - 余市岳 - 手稲山


夕張山地

崕山 - 夕張岳 - 芦別岳


【樺戸山地】

ピンネシリ - 神居尻山


【増毛山地】

郡別岳 - 浜益岳 - 暑寒別岳


道北の山

北見富士 - 三頭山 - ピッシリ山 - 天塩岳 - ウエンシリ岳 - ピヤシリ山 - 函岳 - 利尻山


日高山脈

アポイ岳 - 楽古岳 - 野塚岳 - ピリカヌプリ - 神威岳 - ピセナイ山 - ペテガリ岳 - 1839峰 - コイカクシュサツナイ岳 - カムイエクウチカウシ山 - イドンナップ岳 - 札内岳 - 十勝幌尻岳 - 幌尻岳 - 戸蔦別岳 - 伏美岳 - ピパイロ岳 - チロロ岳 - 芽室岳 - 剣山


大雪山(表大雪)

トムラウシ山 - 白雲岳 - 赤岳 - 旭岳 - 北鎮岳 - 愛別岳 - 黒岳


大雪山(十勝岳連峰)

富良野岳 - 上ホロカメットク山 - 十勝岳 - 美瑛岳 - オプタテシケ山


大雪山(東大雪)

東ヌプカウシヌプリ - ウペペサンケ山 - ニペソツ山 - 西クマネシリ岳 - 石狩岳 - 音更山


大雪山(北大雪)

チトカニウシ山 - 武利岳 - 平山 - ニセイカウシュッペ山


阿寒の山

阿寒富士 - 雌阿寒岳 - 雄阿寒岳 - カムイヌプリ - 西別岳 - 藻琴山


知床連峰

武佐岳 - 斜里岳 - 海別岳 - 羅臼岳 - 硫黄山 - 知床岳


日本の山一覧 - 北海道の山の一覧 - 北海道百名山

日本活火山(一覧)
北海道地方

東北地方
出典:wikipedia
2020/08/13 10:48

HAPPY Wikipedia

あなたの考える「雌阿寒岳」の意味を投稿しよう
「雌阿寒岳」のコンテンツはまだ投稿されていません。
全部読む・投稿 

雌阿寒岳スレッド一覧

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「雌阿寒岳」のスレッドを作成する
雌阿寒岳の」
友達を探す
掲示板を探す
このページ
友達に教える
URLをコピー

注目のキーワード

錦織圭/北島康介/2014_FIFAワールドカップ・アジア予選/サッカー日本女子代表/消費税/東京スカイツリー/ダルビッシュ有/イチロー/香川真司/野田内閣/復興庁/石川遼/HKT48/AKB48/ワールド・ベースボール・クラシック日本代表/黒田博樹/尖閣諸島/バレンタインデー/ONE_PIECE

キーワードで探す

 
友達を探す
掲示板を探す
ハッピーWiki
ハッピーメール
ハッピーランド
HAPPY NEWS
2010Happy Mail