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電気通信大学とは?

【電気通信大学】

講堂
地図

【大学設置】
1949年
【創立】
1918年
【学校種別】
国立
【設置者】
国立大学法人電気通信大学
【本部所在地】
東京都調布市調布ケ丘1丁目5番地1
北緯35度39分21.9秒 東経139度32分38.6秒 / 北緯35.656083度 東経139.544056度 / 35.656083; 139.544056座標: 北緯35度39分21.9秒 東経139度32分38.6秒 / 北緯35.656083度 東経139.544056度 / 35.656083; 139.544056
【キャンパス】
調布ケ丘(東京都調布市)
【学部】
情報理工学域
【研究科】
情報理工学研究科
【ウェブサイト】
https://www.uec.ac.jp/

電気通信大学(でんきつうしんだいがく、英語: The University of Electro-Communications)は、東京都調布市調布ケ丘1丁目5番地1に本部を置く日本国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は電通大、UEC。

概観

電気通信大学は1918年(大正7年)、東京市麻布区飯倉町(現・港区飯倉)に創設された社団法人電信協会管理無線電信講習所が起源である。1942年(昭和17年)に当時の逓信省に移管され、1949年(昭和24年)に新制「電気通信大学」となる。1957年(昭和32年)に目黒区 (旧: 荏原郡目黒村)から調布市に移転、1980年代には学部・大学院の改組が行われ(後述の沿革を参照)、2004年度(平成16年度)には国立大学法人となり、現在に至っている。

名称

理念

電気通信大学は「人類の持続的発展に貢献する知と技の創造と実践を目指す」として、以下の3つの理念を掲げている。

  1. 万人のための先端科学技術の教育研究
  2. 自ら情報発信する国際的研究者・技術者の育成
  3. 時代を切り拓く科学技術に関する創造活動・社会との連携

沿革

基礎データ

所在地

象徴

校章

周波数比5対6のリサジュー図形に「大學」の文字をあしらった図案。

コミュニケーションマーク

2010年4月の改組に合わせて制定された。大学の略称である「UEC」と所在地の「TOKYO」を使用したデザインとなっている。制定以降、大学のウェブサイトや広告・看板などは校章に代わってコミュニケーションマークが採用されている。

スクールカラー

DICカラーガイドシリーズの256番 (DIC256)。

CMYK C=90, M=90, Y=17, K=0
RGB値 R=26, G=26, B=212
WEBカラー #1A1AD4

組織

電通大100周年に向けた「UECビジョン2018」の一環として2010年に学部改組が行われ、2016年度には「学域・類」に改組された。2018年現在、1学域3類1課程、1研究科4専攻から構成される。

情報理工学域

※2016年度以降

教育プログラム:メディア情報学、経営・社会情報学、情報数理工学、コンピュータサイエンス
教育プログラム:セキュリティ情報学、情報通信工学、電子情報学、計測・制御システム、先端ロボティクス
教育プログラム:機械システム、電子工学、光工学、物理工学、化学生命工学

大学院

2016年度以降、学部組織を持たない独立研究科である情報システム学研究科が廃止され、情報理工学研究科に一本化された。博士前期課程と後期課程を設置している。

教育プログラム:メディア情報学、経営情報学、セキュリティ情報学
教育プログラム:情報数理工学、コンピュータサイエンス、情報通信工学、電子情報学
教育プログラム:計測・制御システム、先端ロボティクス、機械システム
教育プログラム:電子工学、光工学、物理工学、化学生命工学

スーパー連携大学院

新たなイノベーションを創出する博士を育成するため、2010年(平成22年)11月18日に『スーパー連携大学院コンソーシアム』を結成、翌年度から学生の受け入れを開始した。これは、所属する大学院と並行して、所定の産学官共同研究、他大学受講を行う大学院教育プログラムであり、文部科学省の2008年(平成20年)度「戦略的大学連携支援事業」教育研究高度型に採択された。修了時の博士号は「イノベーション博士サーティフィケート」である。2018年6月現在、9大学、15の株式会社、研究機関、財団法人社団法人、個人などから構成され、本学はその正会員となっている。

附属機関

研究センター

2019年4月現在、下記の研究センターが設置されている。

教育および研究

研究

2013年度に文部科学省が創設した研究大学強化促進事業の支援対象機関(22機関)に採択された。「知のボーダレス化」、「連携と協働」、「開放性と透明性」の3つの経営戦略を基盤として、大学院の強化、人材登用の強化や国際化の強化を図ることで研究推進体制を整備し、「小さくても光る大学」を目指している。

レーザー研究

レーザー研究は21世紀COEプログラムに採択された。国立天文台の干渉計型重力波検出器TAMA300用に周波数安定化レーザーを開発、採用されている。また2001年12月19日には、レーザー冷却技術によってボース=アインシュタイン凝縮を達成。これは東京大学京都大学学習院大学に継いで国内4番目である。さらに、2005年1月5日には原子基板(アトムチップ)上でのボース=アインシュタイン凝縮の生成に成功している。

産学官連携

産学連携が行われており、大学内には特許を管理する知的財産部門と技術移転機関である株式会社キャンパスクリエイトがある。

大会

採択されたプログラム

21世紀COEプログラム (COE)

その他

教育

採択されたプログラム

特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
2003年度(平成15年度) - 「楽力」によって拓く創造的ものつくり教育
現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
2004年度(平成16年度) - 専門重視の相互作用型e-ラーニング実践
先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム
2006年度(平成18年度) - 高度IT人材育成のための実践的ソフトウェア開発専修プログラム
産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業(産業界GP)
2012年度(平成24年度)~2014年度(平成26年度)
産業界のニーズに対応した人材育成の取り組みを行う大学・短期大学が地域ごとにグループを形成して、地元の企業、経済団体、地域の団体や自治体等と産学協働のための連携会議を設置して取り組みを実施することにより、社会的・職業的に自立し、産業界のニーズに対応した人材の育成に向けた取り組みの充実を図る優れた大学グループの取り組み。
データ関連人材育成プログラム(D-DRIVE)
2017年度(平成29年度)~2024年度
第4次産業革命を勝ち抜く上で求められるデータ関連技術(AI、IoT、ビッグデータ、セキュリティ等)を高度に駆使する人材(高度データ関連人材)について、発掘・育成・活躍促進を一貫して行う。

対外関係

単位互換

多摩地区国立5大学単位互換

次の多摩地区国立4大学と、単位互換を行っている。

スーパー連携大学院コンソーシアムによる単位互換

次の国公立5大学と、単位互換を実施している。

その他

次の各大学大学院と電気通信大学大学院との間で、単位互換を実施している。

2019年より津田塾大学との単位互換制度を開始している。

文理協働型グローバル人材育成プログラム

グローバル人材の育成を目的として、東京農工大学東京外国語大学と三大学での連携事業を行っている。

協働高大接続教育プログラム
文系・理系の枠を超えて協同し、世界が抱える問題を解決できる人材を育成するため、大学教育を先取りする形で高校生に教育を行うプログラム。高等学校、および中等教育学校の生徒を対象に、「高校生グローバルスクール」や「高校生グローバルセミナー」を開講している。
協働共通・専門教育プログラム
三大学の在学生向けに共通ゼミや、英語による授業、卒業研究などに関する合同合宿を提供している。
共同サステイナビリティ研究専攻
2019年(平成31年)4月に設置された三大学共同専攻(博士後期課程のみ)。文理融合の博士人材の育成を目的とする。東京農工大学のライフサイエンスや化学、東京外語大学の地域研究、電気通信大学の情報通信やロボット技術のような、互いの得意分野で補完しあい、発展途上国などの、開発と環境、飢餓と農業、医療などといった国際的なテーマの課題解決にアプローチする。取得できる学位は博士(学術)

大学eラーニング協議会

大学eラーニング協議会に加盟している。

海外協定校(大学等間交流協定校)

2018年8月7日現在、アメリカ、中国をはじめとする20カ国のの64機関と大学等間交流協定を締結している。

社会との関わり

南極観測

第一次隊から始まり、多数の越冬隊員(隊長も含む)、夏季隊員を輩出している。複数回越冬しているOBも複数存在する。大学教員だけではなく、民間へ就職後に参加している隊員も多い。映画『南極料理人』にもOBがモデルとして登場する。また、菅平宇宙電波観測所では1999年から2007年まで、観測隊員のアンテナ建設訓練が実施されていた。

インターネット

電気通信大学のウェブサイトは、日本初の大学公式ウェブサイトとして知られている。

HFD観測用実験試験局

2001年3月のJJY短波運用廃止で電離層の観測ができなくなることから、同年7月3日に実験局(現実験試験局)の免許を取得した 。

調布から周波数5006kHzと8006kHz、空中線電力200Wで送信している。搬送波は無変調だが、一定周期で呼出符号 (JG2XA) および実験試験局の目的 (UEC HFD STATION) を、モールス符号で送信している。短波ラジオで受信可能でベリカードも発行している。

エリア放送

エリア放送制度化前の2011年から実験試験局として調布ワンセグ広域実験、調布ワンセグ中域実験を調布市内のイベントを中心に運用していた。

制度化後は地上一般放送局の免許を受け「調布ワンセグ」 の名称でワンセグ放送を実施してきたが2018年7月末に終了 した。

構内に地上一般放送局2局が設置されていた。

免許人
【局名】
【呼出符号】
物理チャンネル
【周波数】
【空中線電力】
ERP
業務区域
国立大学法人
電気通信大学 | 電通大調布エリア放送 | JOXZ3BK-AREA | 30ch | 575.142857MHz | 200μW | 760μW | 電気通信大学構内
電通大富士見町エリア放送 | JOXZ3CC-AREA | 1mW | 760μW

これ以外に、スポーツ祭東京2013において東京スタジアムで電通大味の素スタジアムエリア放送 (JOXZ3BO-AREA) を、2014年の三鷹市防災関係機関の訓練において三鷹駅で電通大三鷹エリア放送 (JOXZ3BU-AREA) をいずれも30chで実施した。

施設

2017年11月現在の主な施設は下記の通り。

東地区
  • 東1 - 10号館
  • 東31 - 36号館
  • A - D棟
  • 本部棟
  • 講堂
  • 付属図書館(東3号館内)
  • 80周年記念会館(通称「リサージュ」)
  • 大学会館(生協食堂、売店含)
  • 保健管理センター
  • UECコミュニケーションミュージアム
  • 課外活動施設
  • 職員研修所
  • UEC保育園どんぐり(保育施設)
西地区
  • 西1 - 11号館、西31号館
  • 体育館
  • 弓道場
  • プール
  • 西食堂
  • 学生寮(五思寮)
100周年キャンパス
  • UECアライアンスセンター
  • ドーム絆(学生宿舎)
  • ドーム友達(学生宿舎)
  • UECポートロッジ(職員宿舎)

学生生活

学友会

自治会として学友会が存在する。

クラブ活動

JARL登録クラブ名は電通大クラブである。日本アマチュア無線連盟が主催するコンテスト (アマチュア無線)では例年上位入賞を果たしており、JARL登録クラブ対抗年間総合順位においても上位(2016年度は第5位)を維持するほか、年間学校対抗では2014年度以降はコンテスト常勝局の東京大学を下し、第1位を記録するなど、アマチュア無線の界隈ではコンテスト常勝局として知られている。また、全市全郡コンテストにおいて11連覇を達成した。
全日本学生選抜競技ダンス選手権において1989年以降毎年上位の成績を維持している。2014年度・第52回全日本学生選抜競技ダンス選手権では第1位になった。
東京新大学野球連盟に所属し、大学の体育施設である多摩川グラウンドを練習拠点としている。
関東学生陸上競技対校選手権大会(関東インカレ)に毎年出場している。2012年以降は全国大会に出場する選手も複数名所属している。

学園祭

調布祭と呼ばれ、毎年11月下旬に行われる。電通大エレクトロニクスコンテスト(エレコン)が行われるほか、電下一武道会(格闘技大会)、我楽苦多市(フリーマーケット)、お笑いライブ、オープンキャンパス、研究発表なども行われる。「ミス電通大コンテスト」に出場する学生は女装をした男子学生である。2010年には准教授が参加した。

五思寮(ごしりょう)

本学の学生寮。西地区にある。昭和54年に完成したため、「ごしりょう」の名前が付いた。鉄筋コンクリート5階建て。1990年には寮内に学内のインターネット回線が引かれ、寮生は無料で使用できる。設立当初、女子寮は存在しなかったが、2010年度からは教員宿舎を改築した女子寮が設けられた。1979年以前は木造2階建ての3棟で「調布寮」と称し、内部に食堂もあった。管理人を在学生がアルバイトで勤めることもある。

大学関係者と組織

大学関係者一覧

電気通信大学の人物一覧」を参照

アマチュア無線

社団局 JA1ZGPがある。 電通大コンテストを主催するとともに、数々のコンテストに参加している。“電通大生ならモールス符号の送受信はできて当たり前”という眼で見られることも多いが、21世紀に入ってからは技能者は少ないという。

関連団体

学部学科名・研究科専攻名の変遷

電気通信学部は、1949年に3専攻体制(船舶通信専攻、陸上通信専攻、電波工学専攻)で設置されて以来、小刻みに改組と増設を繰り返してきた。1974年に11学科(後述)体制となり、1988年に1学科100人規模の「大学科制」に移行するまでの長い間1学科50~70人規模の「小学科制」で行ってきた。

電気通信学部

1949年度(3専攻)- 1965年度(6学科)

1949年度 - 1952年度
1953年度 - 1958年度
1959年度 - 1965年度

1966年度(7学科)- 1987年度(11学科)

無線通信士養成課程があり、電気通信術(モールス通信)の実習があった。
無線技術士国家試験一部免除の認定学科であった。

1988年度 - 1998年度(5学科)

電気通信研究施設と短期大学部を統合・再編し、夜間主コースが各学科に設置された。

1999年度 - 2009年度(7学科)

通信に関係する様々な分野を研究。
コンピュータそのものの方式と活用に関する科学技術を研究。情報工学の基礎となるような数学の教育を広く行う。
半導体などの電子デバイスと電子回路技術を融合した分野で、電子工学の基礎と応用を研究。
物理および化学・生物を扱う。物理系の物理・量子工学コースと化学・生物系の物質・生命情報工学コースがある。
機械などの「もの」を「つくる」、またそれに伴う力学的現象の解析を行う。
システム工学を体系的に学ぶ。経営、情報、ネットワークシステムなどの統合最適化などを行う。
1999年度に新設。理工系、社会・文化系の両面から研究を行う。

2010年度 - 2015年度(4学科)

2010年に、「電気通信学部」から「情報理工学部」に改称・改組した。

昼間コースと夜間主コースがある。昼間コースは平日の午前・午後(第5時限目まで)が授業のメインとなる。夜間主コースは、平日が17時台以降(第6・7時限目)の授業がメインになる代わりに、土曜日の午前・午後にも授業がある。昼間・夜間主両コース共に最短在学期間は4年間であり、卒業証書も共通である。

  • メディア情報学コース
  • 経営情報学コース
  • セキュリティ情報学コース
  • 情報通信システムコース
  • 電子情報システムコース
  • 情報数理工学コース
  • コンピュータサイエンスコース
  • 先端ロボティクスコース
  • 機械システムコース
  • 電子制御システムコース
  • 電子工学コース
  • 光エレクトロニクスコース
  • 応用物理工学コース
  • 生体機能システムコース

以上4学科が昼間課程。3年次に各学科がさらに上記の複数コースに細分化される。

  • 履修タイプ
  • 社会人コース - 有職者向け
  • インターンシップコース - 社会人以外で実務体験を積むためのコース
  • 専門プログラム
  • 情報・メディア・通信プログラム
  • 電子・機械・制御プログラム

大学院

電気通信学研究科の変遷

1965年度 - 1987年度
1988年度 - 2002年度
2003年度 - 2009年度

情報理工学研究科(2010年度-2015年度)の変遷

「情報理工学研究科」に改称・改組した。

情報システム学研究科の変遷

1992年度 - 2006年度
2007年度-2015年度

2007年4月に改組して4専攻となった。

2010Happy Mail