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首都高速道路とは?

首都高速道路の路線(赤線)及び建設中路線(点線)

首都高速道路(しゅとこうそくどうろ)

本項ではこれらを総括して詳述する。

首都高速道路(しゅとこうそくどうろ)は、首都高速道路株式会社(しゅとこうそくどうろ)が維持・管理等を行っている、東京都区部とその周辺地域にある路線長337.8キロメートル (km)(管理327.2 km、新設10.6 km)の都市高速道路である。「首都高速」「首都高」と略されることが多い。なお、「首都高速」及び「首都高」は、首都高速道路株式会社の登録商標である。

道路法で定められている一般国道都県道(東京都神奈川県埼玉県千葉県)及び市道(横浜市川崎市)であり、道路構造令においては「都市部の自動車専用道路」(第2種第1級・第2級)に区分される。東京都内で完結する路線には都道番号がつかないが、東京都と他県にまたがる路線には都県道番号がついている。

首都高速道路株式会社

首都高速道路株式会社
Metropolitan Expressway Company Limited

種類
株式会社
高速道路株式会社法による特殊会社
【市場情報】
非上場
【略称】
首都高
【本社所在地】
日本
100-8930
東京都千代田区霞が関一丁目4番1号 日土地ビル
【設立】
2005年10月1日
業種
サービス業
法人番号
2010001095722
【事業内容】
高速道路、自動車専用道路の管理運営
【代表者】
宮田年耕(代表取締役社長)
大島健志(代表取締役専務)
前田信弘(代表取締役専務)
【資本金】
135億円
(2016年3月31日)
【発行済株式総数】
2700万株
(2016年3月31日)
【売上高】
連結 : 3,084億8,900万円
単体 : 3,052億2,100万円
(2016年3月31日)
【営業利益】
連結 : 78億3,700万円
単体 : 57億5,100万円
(2016年3月31日)
【純利益】
連結 : 49億4,400万円
単体 : 39億4,600万円
(2016年3月31日)
【純資産】
連結 : 353億6,200万円
単体 : 375億2,500万円
(2016年3月31日)
【総資産】
連結 : 5,656億7,300万円
単体 : 5,514億8,300万円
(2016年3月31日)
【従業員数】
連結 : 4,047人
単体 : 1,047人
(2016年3月31日)
【決算期】
3月31日
【主要株主】
財務大臣 49.99%
東京都 26.72%
神奈川県 8.28%
埼玉県 5.90%
横浜市 4.45%
川崎市 3.82%
千葉県 0.80%
(2016年3月31日)
【主要子会社】
首都高速道路サービス(株) 100%
【外部リンク】
https://www.shutoko.co.jp/

首都高速道路株式会社(しゅとこうそくどうろ、英語: Metropolitan Expressway Company Limited)は、高速道路株式会社法に基づき設置された、首都高速道路の管理等の業務を行う特殊会社。通称は「首都高速道路会社」。日本道路公団等民営化関係法施行法により、首都高速道路公団の業務を独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構(以下「機構」)とともに承継した。2005年(平成17年)10月1日設立。

日本国政府および地方公共団体が常時3分の1以上の株式を保有し、当分の間日本国政府から債務保証を受ける。一方、営業年度毎の事業計画や社債の募集、資金の借入については国土交通大臣認可を要する。

また会社は機構との協定に従い、政令で定められた機構への出資金補助金の中から、建設費等の一部につき無利子貸付が受けられる。

現在の同社のスローガンは「ひと・まち・くらしをネットワーク」である。

基本理念

私たちは、首都圏のひと・まち・くらしを安全・円滑な首都高速道路ネットワークで結び、豊かで快適な社会の創造に貢献します。

経営理念

お客様第一
安全と快適を追求し、お客様に満足いただける質の高いサービスを提供します。
地域社会との共生
地域の皆様とともに、よりよい環境の実現と地域社会の発展を目指します。
社会的責任
高い倫理観と透明性をもって、お客様、地域の皆様、投資家の皆様との信頼関係を築きます。
自立する経営
効率的で健全な経営を行い、新しい分野での事業も積極的に展開します。
活力あふれる職場
社員が自らの力を高め、誇りと達成感を持てる職場をつくります。

トライアングル・ストリーム

東京を中心に神奈川・埼玉・千葉の3方面へ伸びる首都高速道路のネットワークと、そのネットワークづくりを通じて「ひと・まち・くらし」を支えていくという会社の姿勢をシンボルマークとして表現している。

歴代社長

業務

首都高速道路の範囲において、機構と締結した協定に基づき以下の業務を行う。

いわゆる上下分離方式を採用した中での「上」に相当する。

路線

首都高速1号上野線
東京モノレールと併走する首都高速1号羽田線
箱崎ジャンクション
有明ジャンクション
横浜ベイブリッジ(横浜市)

同一路線について法的手続きである都市計画・基本計画・事業計画の各事業段階において(それぞれ若干異なる)「路線名」がつけられているが、案内の分かりやすさのために、一般に標識などで案内されているのは「路線呼称」と「ルートマーク(路線番号・記号)」である。これが正式に実施されたのは1989年だが、1989年以前でもこの路線番号がある。環状線は2009年から横楕円形と矢印で表記されている。

ここでは路線呼称とルートマークを見出しに記載している(路線番号・路線呼称と道路法上の路線名)。

東京線

東京都内・千葉県内路線および埼玉県内の東京外環自動車道以南の路線。環状道路である都心環状線 (C1) から放射状に延びる路線に、1号上野・羽田線から11号台場線まで、時計回りに路線名と行先の地名の呼称が与えられている。

環状線

C1 高速都心環状線(環状部分)
C2 高速中央環状線(大井JCT - 葛西JCT)
  • 都道首都高速品川目黒線(大井JCT - 大橋JCT)
  • 都道首都高速目黒板橋線(大橋JCT - 熊野町JCT)
  • 都道首都高速5号線(熊野町JCT - 板橋JCT)
  • 都道首都高速板橋足立線(板橋JCT - 江北JCT)
  • 都道高速葛飾川口線(江北JCT - 小菅JCT)
  • 都道首都高速6号線(小菅JCT - 堀切JCT)
  • 都道首都高速葛飾江戸川線(堀切JCT - 葛西JCT)

葛西JCTと大井JCTの間は首都高速湾岸線の一部である。

放射線

1 高速1号上野線(江戸橋JCT - 入谷出入口)
1 高速1号羽田線(浜崎橋JCT - 高速大師橋)
  • 都道首都高速1号線(入谷 - 江戸橋JCT - 汐留JCT - 浜崎橋JCT - 羽田と連続している)
  • 都道147号高速横浜羽田空港線(羽田 - 高速大師橋)
2 高速2号目黒線(一ノ橋JCT - 戸越出入口)
  • 都道首都高速2号線(汐留乗継所 - 戸越)
3 高速3号渋谷線(谷町JCT - 用賀)
  • 都道首都高速3号線(三宅坂JCT - 用賀)
4 高速4号新宿線(三宅坂JCT - 高井戸)
  • 都道首都高速4号線(道路法上は、西銀座JCT - 神田橋JCT - 三宅坂JCT - 高井戸)
5 高速5号池袋線(竹橋JCT - 美女木JCT)
  • 都道首都高速5号線(竹橋JCT - 高島平)
  • 都道254号高速板橋戸田線・埼玉県道254号高速板橋戸田線(高島平 - 美女木JCT)
6 高速6号向島線(江戸橋JCT - 堀切JCT)
6 高速6号三郷線(小菅JCT - 三郷JCT)
  • 都道首都高速6号線(江戸橋JCT - 加平)
  • 都道243号高速足立三郷線・埼玉県道243号高速足立三郷線(加平 - 三郷JCT)
7 高速7号小松川線(両国JCT - 谷河内)
  • 都道首都高速7号線
8 (欠番)
  • 都道首都高速8号線は京橋JCTから東京高速道路接続点までの延長0.1 km区間の路線として実在するが、延長が短く、案内すると標識が煩雑になりドライバーの混乱を招くとの配慮から、都心環状線の支線として案内している。
9 高速9号深川線(箱崎JCT - 辰巳JCT)
  • 都道首都高速9号線
10 高速10号晴海線(晴海出入口 - 東雲JCT)
  • 都道首都高速晴海線
11 高速11号台場線(芝浦JCT - 有明JCT)
  • 都道首都高速11号線
S1 高速川口線(江北JCT - 川口JCT)
  • 都道242号高速葛飾川口線・埼玉県道242号高速葛飾川口線(小菅JCT - 川口JCT)

その他の路線

Y 高速八重洲線(神田橋JCT - 西銀座JCT、汐留乗継所 - 汐留JCT)
  • 都道首都高速4号線(神田橋JCT - 西銀座JCT)
  • 都道首都高速2号線(汐留乗継所 - 汐留JCT)
B 高速湾岸線(多摩川トンネル - 高谷JCT)
  • 都道294号高速湾岸線・千葉県道294号高速湾岸線
B 高速湾岸分岐線(昭和島JCT - 東海JCT)
  • 都道首都高速湾岸分岐線

神奈川線

K1 高速神奈川1号横羽線(高速大師橋 - 石川町JCT)
  • 神奈川県道147号高速横浜羽田空港線
K2 高速神奈川2号三ツ沢線(金港JCT - 三ツ沢)
  • 横浜市道高速1号線
K3 高速神奈川3号狩場線(本牧JCT - 狩場)
  • 神奈川県道147号高速横浜羽田空港線(本牧JCT - 石川町JCT)
  • 横浜市道高速2号線(石川町JCT - 狩場)
K4 (欠番)
  • K4にあたる路線として、高速磯子線(阪東橋出入口付近 - 湾岸線(磯子区磯子1丁目付近)間)の構想が存在していたが、本牧JCTの磯子方面への道路が後から開通したため、開通する見込みがほぼなくなった。
K5 高速神奈川5号大黒線(大黒JCT - 生麦JCT)
  • 横浜市道高速湾岸線
K6 高速神奈川6号川崎線(大師JCT - 川崎浮島JCT)
  • 川崎市道高速縦貫線
K7 高速神奈川7号横浜北線(横浜港北出入口/JCT - 生麦JCT)
  • 横浜市道高速横浜環状北線
K7 高速神奈川7号横浜北西線(横浜青葉出入口/JCT - 横浜港北出入口/JCT)
  • 横浜市道高速横浜環状北西線
B 高速湾岸線(並木 - 多摩川トンネル)
  • 神奈川県道294号高速湾岸線(並木 - 多摩川トンネル)
  • 横浜市道高速湾岸線(本牧ふ頭 - 大黒JCT)

埼玉線

埼玉県内の東京外環自動車道以北の路線。

S2 高速埼玉新都心線(与野出入口 - さいたま見沼出入口)
  • 埼玉県道124号高速さいたま戸田線
S5 高速埼玉大宮線(美女木JCT - 与野出入口)

建設中・事業中路線

路線呼称が未定の路線があるため、道路法上の路線名または基本計画の路線名。これより以下の斜体は仮称

神奈川線

  • 川崎市道高速縦貫線

埼玉県

  • 国道17号バイパス(新大宮バイパス上尾道路の専用部、S5 高速埼玉大宮線の延伸部)
    ※ 前述までの通り、これまでの首都高速道路の路線は都道・県道・市道のいずれかに指定されており、一般国道として事業を行うのは初となる。
  • 新大宮上尾道路は、上尾南出入口から更に北上し、途中首都圏中央連絡自動車道桶川北本IC(JCT)を経由して、箕田(埼玉県鴻巣市)に至る地域高規格道路計画路線であるが、この区間が首都高速道路になるかは未定(事業化自体も未定)。

歴史

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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2016年10月)

東京に高速道路を建設する構想は、近藤謙三郎による道路立体化構想、石川栄耀山田正男らによって作成された内務省案が、太平洋戦争以前から存在していた。戦後の1946年に東京都が作成した都市計画中には、幅員100メートル (m) の高速道路敷地も確保されていたが、1949年(昭和24年)のドッジライン政策により計画が縮小され、100 m道路は実現しなかった。

本格的に検討されるようになったのは、高度経済成長が始まる1950年代後半になってからである。当時の東京では、四輪自動車の急増と伴に、各地で交通渋滞が頻発するようになり、このまま放置すれば、やがて東京都区部が交通麻痺に陥ると予測されていた。1950年(昭和25年)頃から近藤謙三郎、樋口実などが独自に民間高速道路の計画案を提出し、樋口の東京高速道路に免許が交付された。

近藤案に触発された町田保を中心とする建設省首都建設委員会、東京都、運輸省により、首都高速道路の新設が決定された。路線の選定にあたっては、早期の交通対策が可能となるよう用地取得の容易さが重視され、とりわけ都心部においては神田川古川外壕などの河川上空、楓川京橋川築地川などの運河の埋め立て、都電の廃止で幅員を広げた道路により、民間からの用地買収を極力抑えて路線用地を確保した。なお、計画が1959年(昭和34年)に開催が決定した、1964年東京オリンピックが契機になって促進されたことは明らかである。

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