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2010_FIFAワールドカップとは?

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2010 FIFAワールドカップ
2010 FIFA World Cup South Africa
【大会概要】

【開催国】
南アフリカ共和国
【日程】
2010年6月11日 - 7月11日
【チーム数】
32 (6連盟)
【開催地数】
10 (9都市)
【大会結果】

【優勝】
スペイン (1回目)
【準優勝】
オランダ
【3位】
ドイツ
【4位】
ウルグアイ
【大会統計】

【試合数】
64試合
【ゴール数】
145点
(1試合平均 2.27点)
【総入場者数】
3,178,856人
(1試合平均 49,670人)
【得点王】
トーマス・ミュラー
(ゴールデンブーツ賞)
ダビド・ビジャ
ヴェスレイ・スナイデル
ディエゴ・フォルラン(5点)
【最優秀選手】
ディエゴ・フォルラン
< 20062014 >
2010 FIFAワールドカップ開幕戦 6月11日、グループA 南アフリカ対メキシコ
6月11日、グループA ウルグアイ対フランス
6月13日、グループD セルビア対ガーナ

2010 FIFAワールドカップ(: 2010 FIFA World Cup)は、2010年6月11日から7月11日にかけて、南アフリカで開催された第19回目のFIFAワールドカップである。決勝戦はスペイン代表オランダ代表の顔合わせとなったが、スペイン代表がアンドレス・イニエスタの決勝点でオランダ代表を1-0と下し初優勝を果たした。大会最優秀選手はウルグアイ代表ディエゴ・フォルランが、得点王はドイツ代表トーマス・ミュラーが受賞した。

目次

  • 1 開催国選定の経緯
  • 2 予選
  • 3 出場国
  • 4 本大会
    • 4.1 概要
      • 4.1.1 波乱続きの大会
      • 4.1.2 守備重視の展開へ
      • 4.1.3 開催への不安
      • 4.1.4 気候・開始時間・時差
      • 4.1.5 標高・気候の影響
      • 4.1.6 ブブゼラの騒音問題
      • 4.1.7 今大会における賞金および補償金(負傷の保険金)について
    • 4.2 公式試合球
    • 4.3 チケット問題
      • 4.3.1 日本戦チケット
    • 4.4 誤審問題
    • 4.5 八百長疑惑
    • 4.6 警告等、カードの乱発
    • 4.7 会場一覧
    • 4.8 主審
    • 4.9 選手
  • 5 結果
    • 5.1 順位の決め方
    • 5.2 警告累積の取り扱い
    • 5.3 組み合わせ抽選
    • 5.4 グループリーグ
      • 5.4.1 グループ A
      • 5.4.2 グループ B
      • 5.4.3 グループ C
      • 5.4.4 グループ D
      • 5.4.5 グループ E
      • 5.4.6 グループ F
      • 5.4.7 グループ G
      • 5.4.8 グループ H
    • 5.5 決勝トーナメント
      • 5.5.1 1回戦
      • 5.5.2 準々決勝
      • 5.5.3 準決勝
      • 5.5.4 3位決定戦
      • 5.5.5 決勝
  • 6 優勝国
  • 7 総合順位
  • 8 得点ランキング
  • 9 表彰
    • 9.1 個人賞
    • 9.2 ドリームチーム
  • 10 公式マスコット
  • 11 放送
  • 12 その他
  • 13 脚注
  • 14 関連項目
  • 15 外部リンク

開催国選定の経緯

FIFA会長のゼップ・ブラッターは1998年のFIFA会長選挙で当時UEFA会長だったレナート・ヨハンソンに競り勝って当選を果たした。勝敗を決めたのは、アフリカにおけるワールドカップ開催の見返りのアフリカ票だった。2006年のワールドカップの欧州開催が決まった後、ブラッターはアフリカでワールドカップを開催するために、「ワールドカップ持ち回りシステム(ローテーションシステム)」を提案、理事会にかけてFIFAの正式な方針とした。

そのため、2010年大会は2つのワールドカップ未開催大陸連盟の内の1つであるアフリカで、そして2014年大会1978年アルゼンチン大会以来開催のない南米で行うことが決まった。

上記の経緯でアフリカでワールドカップを開催することが事前に決定していた。この枠組みの中で南アフリカのほかにエジプトリビアモロッコチュニジアが立候補した。

投票前日の2004年5月14日に、リビアとの共同開催を予定していたチュニジアが辞退したため、南アフリカ、エジプト、モロッコの3カ国に絞られた。翌15日チューリッヒで行われたFIFA理事会での決選投票の結果、14票を獲得した南アフリカに決まった(他モロッコ10票、エジプト0票)。南半球での開催は1978年のアルゼンチン大会以来32年ぶりとなる。

なお、ワールドカップ持ち回りシステムは2007年10月29日のFIFA理事会で破棄され、2018年以降の大会については「オープンビッド(自由立候補)」となり、直近2大会を開催した大陸以外の全地域からの立候補を認めることが決定された。これについて、ブラッターは「持ち回りシステムの採用は、これまで開催がなかったアフリカ、そして78年以来30年以上もワールドカップを開催していない南米にもっていくための方便だった」と説明している。

予選

詳細は「2010 FIFAワールドカップ・予選」を参照

アフリカ予選がアフリカネイションズカップ2010(アンゴラで開催)の予選も兼ねていた関係で、本大会開催国である南アフリカも参加(ただし、成績に関わらずワールドカップ本大会には出場)。

出場国

初出場はスロバキアのみで、過去のワールドカップの優勝国であるウルグアイイタリアドイツブラジルイングランドアルゼンチンフランスの7ヶ国はすべて出場することとなった。

出場選手は2010 FIFAワールドカップ参加チームを参照。

【大陸連盟】
出場
枠数 【予選】

予選順位 【出場国・地域】
【出場決定日】
【出場回数】
【備考】

CAF | 1+5 | 開催国 |  南アフリカ共和国 | 2004年5月15日 | 2大会ぶり3回目 | 
最終予選 | A組 | 1位 |  カメルーン | 2009年11月14日 | 2大会ぶり6回目 | 
B組 | 1位 |  ナイジェリア | 2009年11月14日 | 2大会ぶり4回目 | 
C組 | 1位 |  アルジェリア | 2009年11月18日 | 6大会ぶり3回目 | 
D組 | 1位 |  ガーナ | 2009年9月6日 | 2大会連続2回目 | 
E組 | 1位 |  コートジボワール | 2009年10月10日 | 2大会連続2回目 | 
UEFA | 13 | 欧州予選 | 1組 | 1位 |  デンマーク | 2009年10月10日 | 2大会ぶり4回目 | 
2位 |  ポルトガル | 2009年11月18日 | 3大会連続5回目 | ☆
2組 | 1位 |  スイス | 2009年10月14日 | 2大会連続9回目 | 
2位 |  ギリシャ | 2009年11月18日 | 4大会ぶり2回目 | ☆
3組 | 1位 |  スロバキア | 2009年10月14日 | 初出場 | 
2位 |  スロベニア | 2009年11月18日 | 2大会ぶり2回目 | ☆
4組 | 1位 |  ドイツ | 2009年10月10日 | 15大会連続17回目 | 
5組 | 1位 |  スペイン | 2009年9月9日 | 9大会連続13回目 | 
6組 | 1位 |  イングランド | 2009年9月9日 | 4大会連続13回目 | 
7組 | 1位 |  セルビア | 2009年10月10日 | 2大会連続11回目 | 
2位 |  フランス | 2009年11月18日 | 4大会連続13回目 | ☆
8組 | 1位 |  イタリア | 2009年10月10日 | 13大会連続17回目 | 
9組 | 1位 |  オランダ | 2009年6月6日 | 2大会連続9回目 | 
CONMEBOL | 4.5 | 南米予選 | 1位 |  ブラジル | 2009年9月5日 | 19大会連続19回目 | 
2位 |  チリ | 2009年10月10日 | 3大会ぶり8回目 | 
3位 |  パラグアイ | 2009年9月9日 | 4大会連続8回目 | 
4位 |  アルゼンチン | 2009年10月14日 | 10大会連続15回目 | 
5位 |  ウルグアイ | 2009年11月18日 | 2大会ぶり11回目 | ○
CONCACAF | 3.5 | 最終予選 | 1位 |  アメリカ合衆国 | 2009年10月10日 | 6大会連続9回目 | 
2位 |  メキシコ | 2009年10月10日 | 5大会連続14回目 | 
3位 |  ホンジュラス | 2009年10月14日 | 7大会ぶり2回目 | 
AFC | 4.5 | 最終予選 | A組 | 1位 |  オーストラリア | 2009年6月6日 | 2大会連続3回目 | 
2位 |  日本 | 2009年6月6日 | 4大会連続4回目 | 
B組 | 1位 |  韓国 | 2009年6月6日 | 7大会連続8回目 | 
2位 |  朝鮮民主主義人民共和国 | 2009年6月17日 | 11大会ぶり2回目 | 
OFC | 0.5 | 2次予選 | 1位 |  ニュージーランド | 2009年11月14日 | 7大会ぶり2回目 | ○
  • 備考欄の「☆」は欧州予選プレーオフ、「○」は大陸間プレーオフに勝利の上、出場が決定した国。

本大会

概要

波乱続きの大会

史上初のアフリカ大陸開催となったこの大会では、強豪国が新興国相手に苦戦したり、これまで言われてきたジンクスが破られる事態が次々と起こり、全体を通して波乱続きの大会となった。

有名だったジンクスとしては、「欧州以外で開催される大会は全て南米勢が優勝し、欧州勢は優勝できない」が挙げられる。南米で開催された1930年の第1回大会(ウルグアイ)以降、80年間破られなかったこのジンクスは、7月6日オランダがウルグアイに勝ち、南米勢が全滅したことで破られることが確定し、最終的にスペインが初優勝を果たした。

また、スペインはグループリーグ初戦でスイスに敗れたにも関わらず優勝したため、「グループリーグ初戦に負けたチームは優勝できない」というジンクスも破られた。

さらに、本大会に至るまで、「開催国はグループリーグを必ず突破する」という著名なジンクスも存在したが、これも南アフリカがグループリーグで敗退した事によって破られることとなった。なお、南アフリカは開幕戦でメキシコと引き分けたため、「開幕戦での敗北はない」というジンクスは守られた。

グループリーグでは強豪国と目されていたチームが中堅国や新興国に足をすくわれる事態も起こった。前回の2006年ドイツ大会でわずか2失点(そのうちの1点はオウンゴール)という記録的な少失点で優勝したイタリアは今大会も優勝候補の1つと目されていたが、カテナチオを始め代表選手の世代交代の停滞が露呈し、グループリーグだけで5失点を喫して、初出場のスロバキアにも敗れた。前回大会準優勝のフランスは、大会前から指摘されたレイモン・ドメネク監督と選手の確執や選手同士の関係悪化等の問題が表面化し、チームが完全な崩壊状態に陥った。どちらも1勝も上げられず(イタリアは2分1敗、フランスは1分2敗)に共にグループリーグ最下位で姿を消した。

ベスト16には南米勢5チームが全て進出した。中でもウルグアイは、1970年メキシコ大会以来40年ぶりにベスト4に進出し、古豪復活を印象付けた。

アジア勢では日本韓国の2チームがグループリーグを通過し、自国開催以外で初の決勝トーナメント進出を果たした(決勝トーナメント1回戦で日本はパラグアイ、韓国はウルグアイにそれぞれ敗れたためベスト8進出はならなかった)。この他、今回からアジアからの出場となったオーストラリアもグループ2位国(ガーナ)と勝点同点だった(得失点差で下回ったため、決勝トーナメント進出はならず)。

オセアニア勢は、1982年スペイン大会以来28年ぶり出場のニュージーランドが健闘した。代表選手の大半がセミプロ・アマチュアである中で堅守が光り、前回優勝のイタリアをはじめ、初出場のスロバキア、パラグアイ相手に3分けと意地を見せた。決勝トーナメント進出はならなかったものの、出場32ヶ国中唯一無敗で大会を終えた(上述の通り、優勝したスペインはグループリーグ初戦でスイスに敗れている)。

その一方で、アフリカ勢はアフリカ大陸の開催にも関わらず、苦戦・劣勢が続いた。開催国の南アフリカがグループリーグで姿を消したのを初め、カメルーンアルジェリアナイジェリアに至ってはグループリーグで1勝も出来ずに大会を後にした。そういった劣勢の中でもガーナがアフリカ勢3カ国目のベスト8に進出し存在感を示した。

守備重視の展開へ

 | この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2010年7月)

上記のように波乱が続いた背景は、今大会が守備重視の大会であったからだといわれている。

今大会は、堅牢な守備を維持して失点を防ぎ、隙を突いてカウンターで得点を取るという「堅守速攻」の戦略を実践したチームが多かった。その影響もあって1点差試合が増加し、全64試合の合計得点は145点に留まり、1試合平均得点は2.27点と史上2番目に低い結果となった。(決勝含め、90分間で0-0の試合が8試合)

中堅・新興国は強豪国と互角に渡り合うために守備を重視する戦略を取ることは過去にもあり、今大会が特別珍しいとはいえないが、従来までは攻撃的なチームという印象のあった強豪国であるオランダやブラジルも今大会では守備を強化し、堅守速攻で大会に臨んだ。

こういった堅守速攻戦略により、スイスや日本、スロバキアといったサッカー中堅・新興国が実力上位国に勝つ試合が増えた反面、強豪国は得点を重ねられずに苦戦が続いた。このことを象徴するように、優勝したスペインは全試合を通してわずか2失点(大会優勝チームとしては史上最少タイ記録)しかしていないが、その一方で全試合通じて8得点(大会優勝チームとしては史上最少得点)しか挙げていない。堅守のチームに苦しみ、なかなか得点を挙げられなかったといえる。

 | この節の加筆が望まれています。

開催への不安

ワールドカップでは、過去に1986年大会が当初コロンビア開催の予定が治安の悪さと国内情勢の悪化から、1983年5月にメキシコでの開催に変更されたことがある。今大会も同様の理由から南アフリカで実際に開催できるか、安全に試合ができるかについては、開幕直前まで懸念と不安が付きまとった。

南アフリカでは、1995年ラグビーワールドカップ2003年にはクリケット・ワールドカップが開催された実績もあるが、それ以降は治安の悪化が著しく、特に2会場のあるヨハネスブルグは「世界最悪の犯罪都市」「世界の犯罪首都」とまで言われ、昼夜を問わず強盗、殺人が多発しており、その他の都市についても治安面が問題視されている(日本の外務省も、ヨハネスブルク、プレトリア、ケープタウン、ダーバンの4都市について「十分注意してください」との危険情報を継続して出している)。南アフリカでの殺人事件の発生率は、日本の35倍、アメリカ合衆国と比較しても7倍という高率であり、南アフリカ国民もインターネットで、観戦に来るなら十分注意するようにと警告している状態である。

また、近年では電力不足によって相次いだ停電騒ぎにより社会インフラの脆弱さが露呈されており、空港から市街地を結ぶ電車やバスもないため(高速バスについては導入・運行が始まっているが、運行開始2日目に早くも銃撃事件が発生してしまった)、あらかじめ出迎えの車を手配しておかなくては空港から出ることもままならず、その空港内すらもひったくりが発生するなど安全とは到底言い難い現状である。開催までにこれらの問題を解決することが重要とされているが、大会までには間に合わないのではないかとの指摘も上がった。そのため、2009年11月12日に行われた日本対南アフリカの国際親善試合の際には3千人の警備員や警官を配置し本番さながらの厳戒態勢が敷かれた。なお、この親善試合を観戦しに行った日本人サポーターが強盗被害に遭うという事件も発生している。こうした事態を受け、日本サッカー協会は女性記者を渡航させることを事前に禁止する通告を出していた。また、抽選会が行われたケープタウンの会場では、抽選会開催前に爆弾テロ騒動が起きている。

会場の準備も遅れており、開催が決まったのは2004年5月であるにもかかわらず、直近のドイツ大会が終了した2006年7月になっても、準備のスケジュールさえ作られていなかった(2007年に入って漸く、9つの都市で10スタジアムの新築・改築工事が本格化した)。

2007年4月、FIFAのブラッター会長は、もし開催が不可能であればとの仮定の上で、既に開催経験のあるアメリカイングランドスペイン日本メキシコを代替候補地として挙げた。後にこの発言は撤回されたが、FIFAが南ア開催に不安を持っていることが明らかにされた。2007年7月19日にブラッター会長は南アを訪れムベキ大統領と会談し、建設が遅れている輸送手段と宿泊施設の向上にもっと努力すべきだと伝えた。2008年6月、ブラッター会長は自然災害で南アフリカ開催が困難になった場合の対策という前提で開催地変更案を準備していることを公式に認めた。

その後2008年7月の英テレビのスカイニューズの取材に、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長は2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が自然災害など不測の事態で競技実施が不可能となった場合に備え、3カ国の協会に代替開催を非公式に打診し、そのうちの1か国が日本であるとコメントしたが、犬飼基昭会長は後に、日本での代替開催はないとこれを否定。FIFAのバルク事務局長も日本などに直接打診していないことを明らかにしている。

気候・開始時間・時差

開催時期となった6月から7月は南アフリカの冬期にあたり(南半球は北半球では季節が逆になる)、平均最高気温18℃、平均最低気温6℃と、気温は各都市によって異なる(高原部などは特に1日の寒暖の差が大きい)。また、雨季は11月から3月であるが、地域によって降雨に違いがある。南西の海岸は地中海性気候であるため、冬に雨が多く降るという傾向がある。

同じ時期にプレワールドカップとして開催されたFIFAコンフェデレーションズカップ2009では、一番寒かった試合はブルームフォンテーンで行われた準決勝・スペインアメリカ戦で、夜8時半開始で気温は5℃(天候は晴れ)だった。逆に一番暑かった試合はプレトリアで行われたグループリーグB組アメリカ対ブラジル戦で、夕方4時開始で気温は20℃(天候はくもり)だった(全試合の詳細なコンデションはFIFAコンフェデレーションズカップ2009へ)。時差は前回ドイツ大会同様、中央ヨーロッパ夏時間と同じである(日本の方が7時間早い)。

2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の全64試合中、10試合が昼1時半開始、25試合が夕方4時開始、29試合が夜8時半開始で行われた。(内訳はグループリーグ全48試合中、10試合が昼1時半、19試合が夕方4時、19試合が夜8時半。決勝トーナメント全16試合中、6試合が夕方4時、10試合が夜8時半。準決勝以降は全て夜8時半開始。時刻表示は全てUTC+2)。

標高・気候の影響

会場の半数が1000mを超える高地だが、コンフェデ杯2009を現地で視察した日本サッカー協会FIFAコンフェデレーションズカップ2009テクニカルスタディグループは、試合にはさほど影響はないようだと報告している。

その一方で、影響があるとする意見もある。毎年南アフリカに遠征し、高地での試合経験が豊富なラグビーニュージーランド代表(オールブラックス)現役選手たちは「現地で十分な時間をかけてトレーニングする必要がある。(高地で空気抵抗が少なくなるため)ボールが軽くなる(良く飛ぶ)」、「体調が悪くなることもある。疲れもたまる。選手を入れ替えるのも大切」と証言した。

2009年6月に首都プレトリア (1214m)で行われた2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の主審の選考と研修を兼ねた「エリートセミナー3」に参加した西村雄一国際主審は「トレーニングやフィジカルテストは心拍計を装着して行うが、過去のセミナー時と比べて心拍数値が10ほど高い値だった。標高の影響か空気の乾燥か、環境面によって心拍数に負荷がかかった。慣れるまでの時間と訓練が必要。具体的な自覚症状はすぐ息が上がること。体が重くなるとか動きにくいということはなかった」、「日本と比べかなり乾燥しており、夕方には唇がカサカサに。除草作業の野焼きの煙、未舗装の赤土の道から巻き上げられる土ぼこりがすさまじく、反応する花粉はないのに花粉症の症状が出て鼻が利かなくなった。空気の影響があるのかも」と語った。

東京・西が丘の国立スポーツ科学センター (JISS)の鈴木康弘は「持久力を示す最大酸素摂取量 (VO2max)が標高1000mで5〜10%程度、1500mで10%以上低下する。数値が高い人の方が低下率も大きい。つまり走れる人ほど駄目になりやすい」と説明した。

日本陸連の前女子長距離・マラソン部長で、高地練習に詳しい金哲彦は「1500mぐらいなら目くじらを立てる高さでもないが、少し息苦しさは感じると思う」と話している。空気力学の専門家、元マサチューセッツ工科大教授のキム・ブレア博士は「標高1700mでは、シュートが飛んでGKの手元に届くまでのスピードが平地より5%速くなる。この差は選手ではない一般人にも明らかに分かるほど大きい」と指摘。また、同博士は「高地では酸素が少なく空気抵抗が小さいので、回転をかけるカーブ系のシュートの曲がる幅は小さい」と語っている。

2010年1月6日にAFCアジアカップ2011の予選A組第5戦イエメン対日本戦が標高2300mを超すイエメン首都サナアで行われた。現地入り後の練習では「息苦しい」、「すぐに疲れる」、「体が重い」などの反応が日本代表選手から出た。試合後は金崎夢生が「後半は正直苦しかった」と話したように、いつも以上に体力を消耗した選手が目立った。岡田監督も「結構きついようだ。吐き気がするという者もいた」と高地の影響を認めた。また、気圧の関係でボールのスピードや飛距離が変わり、感覚のずれを口にする日本代表選手もいた。

ブブゼラの騒音問題

南アフリカではサッカーの試合で、サポーターが応援のためにブブゼラという楽器を吹き鳴らす習慣がある。本大会では南アフリカ戦以外の試合でも、各国のサポーターがブブゼラを吹き鳴らして応援した。

しかし、ブブゼラが出す音は非常に大きく、試合の妨害につながる可能性がある上に長時間聞き続けると難聴を引き起こす可能性がある。そのため選手や視聴者からは音が耳障りだとして不満や苦情が出ており、使用の禁止を求める意見も挙がったほどである。フランスのケーブルテレビ局では視聴者の苦情を受け、音響効果機器を利用することでブブゼラの音の周波数だけをカットして放映した。

この問題に対し、FIFAではブブゼラの使用を容認する方針をとっている。2010 FIFAワールドカップの組織委員会は大会開幕直前にブブゼラの騒音に関する調査を行い、同委員会会長が「非常時のアナウンスをかき消したり、国歌斉唱の際に非礼にあたる可能性がある」と懸念を表明したが、使用を禁止する措置は講じられなかった。その結果大会2日目までは国歌斉唱時にも吹き鳴らされたが、大会3日目以降は国歌斉唱の前に会場のビジョンで注意を促したり、「ブブゼラを鳴らさず、お静かにお願いします。」とのアナウンスをしたため、国歌斉唱時にブブゼラはほとんど吹かれなくなった。

今大会における賞金および補償金(負傷の保険金)について

本大会の優勝賞金を3000万ドル(約26億4000万円)にすると、2009年12月3日にFIFAが発表した。前回のドイツ大会の優勝賞金2450万スイスフラン(約22億5000万円=当時)から増額された。また、準優勝のチームには2400万ドル(約21億1200万円)、3位には2000万ドル(約18億円)、4位には1800万ドル(約16億円)、グループリーグ敗退国(17位〜32位)も、800万ドル(約7億円)を受け取る。さらに、全出場チームには経費として100万ドル(約8837万円)ずつが支払われる。賞金総額は、前回のドイツ大会に比べて61%増の4億2000万ドル(約369億6000万円)になる見通しである。

また、同日FIFAはG-14(欧州ビッグクラブ連合体)との合意に基づき、2010 FIFAワールドカップに出場する選手の各所属クラブに、総額約4000万ドル(約35億円)の補償金(負傷の保険金)が支払われると発表した。各クラブには所属する選手1人につき、大会期間中1日1600ドル(約14万円)が支払われる。 補償金制度は2014年のブラジルW杯でも採用される予定。

公式試合球

詳細は「ジャブラニ」を参照

公式試合球はアディダス社製のジャブラニが採用された。より真球に近いフォルムとなるよう新技術を用いて設計・製造されたが、ゴールキーパーをはじめとした各国代表選手から「軽すぎる」「不規則な変化をする」といった批判が噴出し、イタリア代表のゴールキーパーであるジャンルイジ・ブッフォンに至っては「このボールでW杯をやるのは恥」とまでコメントした。

決勝戦ではジャブラニのデザインにおける黒色部分を黄金色にした特別球「ジョブラニ」が使用された。

チケット問題

観戦チケット(偽造防止策部分を拡大)

本大会のチケットは従来の郵送ではなく、全て南アフリカにある専用発券機による現地発券のみで受け取れる制度に変更された。チケット予約の際に使用したクレジットカードを発券機に挿入した後、当選したチケットが画面に表示され、間違いが無ければ画面のOKボタンを押し、その後発券された。この機械は英語の他に、フランス語 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:wikipedia
2018/02/08 20:31

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