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CMの日(8月28日)のCMをする電通本社ビル

コマーシャルメッセージ (commercial message) は、本来は「商業用の伝言」全般を指す。

本来は、マス媒体に限らない。しかし、ラジオテレビの普及とともに、民間放送ラジオ番組テレビ番組の前後や番組の途中に流される、短い広告放送のことを指すことが一般的になっている。コマーシャルCMとも略される。その他、お知らせという言葉が使用されることもある。広義のCMに対して、テレビ・映画インターネットなどの「動画広告」を特に区別する場合は、CF (commercial film) と呼称している

和製英語で、英語圏では新聞雑誌ラジオ看板テレビインターネットダイレクトメールなどを総じて広告全般を意味する場合はアドヴァタイジング (advertising) といい、略してアド (ad) とも読み書きされ、日本ではアドバルーンが比較的有名な用例である。その中でテレビで流されるものはテレビジョンアドヴァタイズメント (television advertisement) といい、アメリカ英語ではテレビジョンコマーシャル (television commercial)、コマーシャル (commercial)、イギリス英語ではアドヴァート (advert) ともいう。

目次

  • 1 日本におけるCM
    • 1.1 編成・放送面
      • 1.1.1 特別編CM
  • 2 規制と表示
    • 2.1 個々の業種ごとの規制など
    • 2.2 CM内の注意表現など
  • 3 CMと視聴者との関係
  • 4 CMとサブリミナル
  • 5 CMの種類
    • 5.1 スポンサーの傾向
    • 5.2 特殊なCM
    • 5.3 単発CM
    • 5.4 史上最長のCM
    • 5.5 「○○を検索」というCM
    • 5.6 「新聞のチラシをご覧になる」というCM
  • 6 CMの制作
    • 6.1 3B
    • 6.2 制作者
    • 6.3 ソフトウェア
    • 6.4 シリーズ化
    • 6.5 ネット配信のコマーシャル
    • 6.6 CMの編集
    • 6.7 CMの画質、音質等技術的品質の向上
    • 6.8 CMのハイビジョン化
  • 7 CMバンク
  • 8 CMから生まれた流行語
    • 8.1 1950年代の流行語
    • 8.2 1960年代の流行語
    • 8.3 1970年代の流行語
    • 8.4 1980年代の流行語
    • 8.5 1990年代の流行語
    • 8.6 2000年代の流行語
    • 8.7 2010年代の流行語
  • 9 代表するテレビシリーズCM一覧
  • 10 CMが放送されなかった日
  • 11 問題になったCM
    • 11.1 1970年代以前
    • 11.2 1980年代
    • 11.3 1990年代
    • 11.4 2000年代
    • 11.5 2010年代
  • 12 お詫びCM
    • 12.1 お詫びの概要・実例
    • 12.2 東日本大震災による影響
    • 12.3 お詫びCMの特徴
    • 12.4 テレビ局側のお詫び
  • 13 ラジオCM
  • 14 CMに関連したイベント・特別番組
  • 15 脚注・出典
  • 16 関連項目
  • 17 外部リンク

日本におけるCM

日本の民間放送局のうち、地上波放送局、地上民放系BSデジタル局、ラジオ放送局などは、CMを放送することで広告主(スポンサー)から広告料および番組の製作費を「提供」されることで利益を得ている。広告収入は、番組の制作・購入費の主要な財源でもある。最近では、インターネットにて番組コンテンツ配信する事業者も、冒頭、終了前、中間などでCMを流していることがある。テレビラジオ(AMラジオを除く)のCMは、いまやステレオ放送が多くなっており、2000年代からは5.1サラウンドステレオ音声収録のCMもわずかだが登場するようになった。

視聴に際して料金が必要となるケーブル放送や、スカパー!WOWOWなど一部衛星放送では、視聴者からの契約料収入があるため、テレビCMを放映しない放送局もある。CS放送も行っている一部の地上波放送局では、過去に放送された番組の再放送時は番組中のテレビCMの放送を一切行わない局もある。ただしノンスクランブル放送(無料放送)時にはその番組に関連したCMなどを流す場合もある。

日本以外の放送局の場合、アメリカの公共テレビ局PBSのように、地上波民間放送局であってもテレビCMを流さないもの、ケーブルテレビの一部のコミュニティチャンネルのように、広告収入も契約料収入もないものなどがある。海外では、国営放送局などの公共放送局であってもテレビCMを流し、広告収入を得ている場合がある。

対して日本では、公共放送局であるNHKは、放送法第83条(広告放送禁止規定)により、広告を流すことによる収入を得る事を禁止しているが、NHK出版のテキストやNHKの主催する美術展やコンサート、受信料支払いの啓発、NHKオンデマンドの紹介、番宣などは通常行われている。また、NHK以外のものではACジャパンによる公共広告のCMはある。

トーク番組バラエティー番組などでゲスト出演する俳優タレントらが出演するCMを「ACC CM情報センター提供」という形でCMを流すことはまれにある。2013年3月22日に放送された「放送記念日特集「テレビ〜60年目の問いかけ〜」」では、「CMと連動したスマートフォン向けクイズ」を紹介時に「ミスタードーナツ」のCMが音声無しで流れたほか、2018年4月4日放送『探検バクモン「カレーの聖地!神田の謎」』では、1975年当時の「ボンカレー」のCMも流れた。NHKが放送するバラエティやトーク番組にNHKの放送するドラマの出演者が出演したり、ニュース番組で「静かなブーム」などと称して特定のメーカー・商品の紹介をするなど実質的にCMの機能を担うものもある。

一本のCMの時間は、テレビでは15か30秒が多く、ラジオでは20秒から1程度のものまである。会社名商品名アナウンス程度の5秒ものもあるが、日本のテレビでは現在では15秒か30秒にほぼ統一されている。1970年代初頭までは、番組本編中に画面下部にテロップでCMを入れることも日常的に行われていた。

日本本土では、ラジオ放送について1920年代の黎明期から1951年までNHKの独占体制が続き、聴取料収入によって運営されていた事情もあり、ラジオCMが試みられたことはなかった。第二次世界大戦終結まで日本の統治下にあった台湾では、「外地」扱いのためNHKとは別組織の台湾放送協会がラジオ放送を独占した。台湾放送協会は1932年6月15日から試験的に台湾島内でのラジオCMを開始したが、直後、日本新聞協会が広告メディアとしての競合を危惧して放送広告反対を決議、ラジオCM自体を好ましく考えていなかった当時の日本政府と台湾総督府からも中止圧力が掛かり、翌7月には年内での中止が決定されて、同年12月2日を最後にラジオCMを中止している。

日本本土で最初に放送されたCMは、新日本放送が放送を開始した1951年9月1日に60秒間放送されたラジオCMで、「スモカ歯磨」のCMである。企業宣伝目的を含んでいる時報もコマーシャルと解釈すれば、精工舎から中部日本放送に提供されて新日本放送よりも約6時間早く放送開始した、時計のリズミカルな音による予報音に続き通知音とともに「精工舎の時計が、ただ今、7時をお知らせしました」と報ずるものである。

日本最初のテレビCMは日本テレビ開局の日の1953年8月28日に放映された、精工舎の正午時報である。当時の放送関係者の証言によると放送機材の操作に慣れていなかったため、フイルムが裏返しだった。フィルムの場合、映像の左側に音を再生するためのサウンドトラックがあり、フィルムが逆向きになると音が再生されなかったので、音なしの状態で30秒間放送された。なお、時報音はフィルムと関係なく挿入されたため正確に出た。ちなみに同日の午後7時の時報は無事に放映され、これが現存する日本最古のテレビCMである。翌日の正午、テレビCM第1号になるはずだった正午の時報も無事に放映された。従来、「3秒で放送中止となった」というのが定説だったが、これは間違いである。

世界的に見て10 - 15秒程度の短いテレビCMが主流なのは、日本と一部の周辺国のみである。かつては5秒というものもあり、一部のローカル局では今でも放映されている。最近は提供広告で30秒枠も増えている。アメリカヨーロッパは分単位が多い。一方、ヨーロッパ各国の深夜番組でのアダルト電話音声の広告では5秒広告も決して少なくない。フランスなど一部の国では、CM枠開始時と終了時にアイキャッチが入る。これはフランスが番組本編とCMの間にはCMの告知を挟むことを法律で義務づけているためである。また、香港台湾などの中華圏の国でもフランス同様CM枠開始時、終了時にアイキャッチが挿入される。

日本を含むアジア圏では、1つのテレビCMが終わると、すぐ次のテレビCMが流れることがほとんどだが、欧米ではテレビCMとテレビCMの間、テレビCMと番組の間に黒バックのフェード効果が挿入されている場合が多い。なお、アジアでも大韓民国では日本と同様、CM同士の間にはフェード効果は挿入されていないが、番組とCMの間にはクロスフェードあるいは黒バックのフェード効果が挿入されることが多い。またタイのテレビでは、かつてはCMから次のCMに切り替わる際、フェード効果を挟まずに0.5秒程度黒バック画面が挿入されていたが、2015年時点ではさらに短く0.1秒程度の黒バック画面が、挿入されたりされないこともある。韓国では番組本編中のテレビCMは、同国の放送法施行令により禁止されている。スポンサー名を出すのは構わないが、スポーツ中継を除き、会社ロゴも、宣伝となりうる看板や商品にあるロゴすらも、取り決めで規制している。テレビCMは番組の本編開始前と本編終了後にまとめて放送する。その代わり、30分以上の一部の番組では一定の時間になると画面右下に現在放送中の番組のタイトルロゴが数秒表示される。かつては全ての番組において一定の時間になると画面下に表示されていた。朝のニュース情報番組選挙開票特番など番組が2時間を超えるような場合は、番組を第1部、第2部のように区切って別番組扱いとし、30分〜1時間ごとにCMが流れるようにしている。テレビショッピングはそれ自体が宣伝なので例外である。また、中国では、かつてはCM前後にアイキャッチが挿入されていたが2012年からは韓国同様に本編中にテレビCMを流すことを禁止にした。番組のタイトルロゴは画面右下に常時表示される。ただし韓国とは違い、2時間を超える番組で第1部、第2部と区切って別番組扱いすることはなく、開始から終了までストレートに放送する。

日本では2000年代後半以降、CM末尾にインターネット検索用のキーワードを出すという手法が多くのCMで使われている。いち早くこの手法が行われていた韓国を除いて、他国ではほとんど使われていなが、ハッシュタグという欧米で類似した手法がある。日本で最初の「続きはウェブで」CMは、電通広告統計の検索で確認できる範囲では2004年ネスレコンフェクショナリーチョコレート菓子「エアロ」とされている。

日本で最初にカラーで放映されたテレビCMは、1962年の「トヨペット・コロナ」が砂塵を上げながらドラム缶を蹴散らして走行する「スタント・ドライブシリーズ」である。カラー放送を意識して、黄色のドラム缶が登場する。日本で最初にステレオで放映されたテレビCMは、1978年の「スコッチメタルテープ」 で、開始からおよそ1間画面下中央に“(放映局のステレオ放送のロゴ)ステレオCM”と表示された。関東では当時日本テレビTBS音声多重放送を開始していた。

日本で最初に二ヶ国語で放映されたテレビCMは、1979年NECの音声多重放送対応テレビ「語学友」である。このテレビは二ヶ国語放送受信に重点を置いてスピーカーを一つしか持たないモノラルテレビのスタイルで音声多重放送が受信できるというものだった。植木等をキャラクターに起用。主音声の日本語では「これで日本も安心だ!」などという節をつけたりしていたが、副音声の英語は純粋に男声での商品説明であり、完全な対訳ではなかった。このCMでは前述のステレオCMの時と違い特に二ヶ国語放送の旨は表示されなかった。しかし当時は音声多重放送を利用したCMはほとんどなかったので、このCMが組み込まれているゾーンでは最初から二重音声放送に切り替わっていた。なお、TBSの『兼高かおる世界の旅』では全篇二ヶ国語放送を実施し、スポンサークレジットも二ヶ国語だった。

日本で2012年現在、3D立体映像で放送されたテレビCMは1988年に放送されたキリンのソフトドリンク「メッツ」が唯一である。全編CGで作られ、赤と青のセロハンメガネで見ると立体として浮き上がる手法が取られており、放送期間中に専用メガネのプレゼントもあった。放送された番組は『ザ・ベストテン』(TBS) などの人気番組内であり、それ以外の時間帯は同一映像で3D用でないCMが放送されていた。

2000年代後半頃からはアスペクト比16:9のハイビジョンで製作されるCMが多くなっているが、予算の都合で4:3の標準画質で製作されているCMもある。地上デジタルテレビ放送への完全移行との絡みで一部のCMでは左右に黒帯をつけているものがある。この場合、アナログでは上下左右に黒帯が入る額縁放送となり、サイドパネルをつけて放送する場合もある。

番組のセットや演出を利用したCMを放送している局もみられる。

編成・放送面

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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2016年4月)

  • 2010年9月26日までは、45秒のテレビのスポンサーが存在していた。例えば朝日放送新婚さんいらっしゃい!が該当する。
  • テレビショッピングは「CM」ではなく「番組」として扱うため、ほぼ無制限に放送できるうえ、収入にもなる。そのため、ほとんどのローカル局は、深夜と早朝は毎日テレビショッピングを放送している。また、BSデジタル放送の民放各局では、一日の半分近くがテレビショッピング番組の放送に割り当てられている。
  • ニュース速報などのテロップはCM中に流すことはない。またCMではウォーターマークは表示されない。これは「CMの時間が広告主のもの」であり、ニュース速報などの「余計なテロップ」を入れることは「無断で映像を改変する」ことになり、「広告効果を落とす」というクレームを免れるためだが、震度5弱以上の緊急地震速報や、津波予報津波警報など大きな災害が予想される場合にはテレビCM中でも終日流すことがある。また、時刻表示も、一部放送局では、CM中は表示を消去するか、通常フォントに切り替える局がある。

特別編CM

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この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2016年4月)

  • 特別編のCMを事前告知して放送する手法は多数行われている。コカ・コーラが初公開の1分ものCMを全放送局同一時刻に同時に流した方法や、東芝が当時発売する予定の携帯電話auW52TのCMを同時刻に全放送局に、またシチズン福山雅治出演・監督のCMを1日限定で流したなどがある。
  • 2009年8月1日にはソフトバンクモバイルが、SMAPを起用した60秒CMを、同日18時59分に全国124局で一斉に放送した。KBS京都など一部の局では、これより早い時間に放映された。同社は2010年12月9日にも、18時59分と20時59分の2度にわたり、「白戸家」一家出演による間違い探し形式の60秒CMを全国一斉に放映した。
  • 2011年10月15日にはトヨタ自動車が、木村拓哉(織田信長役)とビートたけし(豊臣秀吉役)を起用した企業イメージCM「FUN TO DRIVE,AGAIN.」シリーズの第1弾「ReBORN・プロローグ編」の60秒バージョンを、同日20時59分に全国一斉に放映した(一部の局を除く)。
  • 2011年12月29日には、テレビ東京系「宇宙ニューススペシャル」内で16:51からソフトバンクモバイルが、「白戸家シリーズ」の白戸家とお父さん犬のCM、およびSMAPのCMをリンクさせた、日本のCM史上最長時間となった5分半=330秒間のスペシャルCMが放送された。
  • 2011年12月31日には、日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しSP・絶対に笑ってはいけない空港24時」内で日本コカ・コーラが、缶コーヒージョージアの「エメマンバトル」シリーズの、同番組とのスペシャルコラボCMである60秒・3バージョンを放映した。
  • 2012年2月26日には、TBSテレビ毎日放送の東阪両局にてコクヨS&Tが、没後20年となったロックシンガーの尾崎豊の直筆ノートと自身の肉声、ならびに未発表音源を初公開するという内容の、「Campus(キャンパス)ノート」の60秒スペシャルCMを、同日18時59分より放映した。
  • 2013年1月20日には、TBS系列各局にて大塚製薬が、カロリーメイトの「とどけ、熱量。」編(音楽:「ファイト!」、オリジナルは中島みゆき、出演・唄:満島ひかり)の60秒スペシャルCMを、同日18時59分より放映した。
  • 2015年2月20日には、ガンホー・オンライン・エンターテイメントが、を起用したパズル&ドラゴンズの60秒CMを20時59分に全国の民放全124局で一斉に放送した。
  • 2016年1月1日には、日本テレビ系『フットンダ』(日本で一番早いお笑いバトル!フットンダ王決定戦2016)内で、麒麟・川島を起用したNTTドコモの「dカード」とコラボしたCMが放送された。
  • 2016年12月26日放送の「SMAP×SMAP FINAL(フジテレビ)」の中において、ソフトバンクがかつてCMキャラクターを務めていたSMAPに対しての感謝を述べた特別CMを放送した。内容は、SMAPの楽曲「オリジナルスマイル」をBGMに、かつて5人が出演した同社のCM映像やオフショットをつなぎ合わせて60秒に編集したVTRに「あんなことやこんなこと いろいろしていただきました。本当に ありがとう。SoftBank→SMAP」とメッセージが添えられ、最後はお父さん(白戸次郎)(カイくん、声・北大路欣也)が映し出され「サヨナラじゃ、ないよな?」とコメントした。ちなみにSMAPは、この時点でソフトバンクとのCM契約期間は終了していたが、このCM1本の為だけに一夜限りで再契約。このため今後、今回のCMが再放送ならびに公式サイト等での公開はされることはないという。
  • 2018年1月1日には、テレビ朝日系列で放送「芸能人格付けチェック」内で、スポンサー社と番組がコラボしたCMが放送された。また、同年3月27日に放送された「芸能人格付けチェック BASIC 春の3時間スペシャル」でも同様のCMが放送された。

規制と表示

個々の業種ごとの規制など

かつて銀行など、個々の金融機関のCMについては、金利自由化される以前、広告による競争原理は馴染まないという理由で業界の自主規制により、テレビ・ラジオでの広告が行われなかった。代わりにボーナス支給時等に全国銀行協会等業界団体としてテレビ・ラジオで広告をしていた。しかし、1985年からの金利自由化で、個々の金融機関の間でのサービス格差が生じるようになり、1990年6月1日よりラジオのスポット広告から解禁が始まった後、1991年元日より、テレビのスポット広告が解禁された。ただし当初は、放映時間数に制限を設けていたり、番組提供扱い=提供クレジット表示ができない(いわゆるパーティシペーション)、などの自主規制が行われていたが、1993年3月には番組提供扱いが可能となり、放映時間数の制限も廃止された。

1998年4月以降、タバコの銘柄(商品)についてのテレビCMは民放連の規定で放映を禁止している。

結婚相談所(結婚情報サービス)のCMは民放連の規定で禁止されていた。2003年8月にはフジテレビが結婚相談所「オーエムエムジー」のコマーシャルを放送し批判を浴びたことがある。しかし、結婚相談事業者だけでなく、少子化対策を掲げている政府からもCM解禁を求める要請があり、2014年11月に民放連の放送基準が改正され、この月から結婚相談所(結婚情報サービス)のCMが流れるようになった。なおそれ以前にも民放連に加盟していないコミュニティFMでは結婚相談所がスポンサーとなっている事例も存在する。

大手ビールメーカー各社が加盟しているビール酒造組合は、未成年者の飲酒防止の取り組みを強化するため、ノンアルコール飲料を除く酒類のテレビ広告放映の自粛時間を2010年秋より拡大した。同組合の「自主基準」では、これまで「平日が午前5時から18時」・「土日祝(振替休日、1月2日・3日の両日を含む)は午前5時から12時」を自粛時間としていたが、2010年秋より「自主基準」の「テレビ広告を行わない時間帯」についての文言が、「年間を通し、5時00分-18時00分まで、酒類のテレビ広告を自粛する」に変更された。

この自粛時間拡大による変化の例として、毎年1月2日・3日の両日にサッポロビールが筆頭提供し、日本テレビ系列で放送されている「新春スポーツスペシャル箱根駅伝」で、第86回(2010年)までは午後の時間帯でのみ放映されていたサッポロビールの各種ビール類などの商品CMが、第87回(2011年)より同番組の生中継放送内では放映されなくなり、同社の企業イメージCMや箱根駅伝にちなんだオリジナルCM、ビールテイスト飲料:サッポロ プレミアム アルコールフリーなど一部のノンアルコール飲料の商品CMのみが放映されるようになった、というケースがある。

パチンコパチスロのCMも2009年4月より、5時から9時までと17時から21時までのCM自粛時間を設けており、規制時間帯はパチンコメーカーやホールの企業イメージCMが放送されていたが、2011年4月頃からは東日本大震災(福島第一原子力発電所事故含む)による影響により、業界団体の日本遊技機工業組合(日工組)が毎年更新の取り決めとして終日パチンコ、パチスロマシン本体のCM放映が自粛(禁止ではなく自主規制である)され、終日に渡ってメーカーやホールのイメージCMが放送されている。

タイヤのCMでは、日本車を使用してほかのメーカーからクレームが来る可能性を恐れ、欧州車などを使用している。

CM内の注意表現など

消費者金融のCMで、最後に「利用・返済は計画的に」とアナウンスとともに出る。これは自主的配慮ではなく、日本民間放送連盟の「消費者金融CMの取り扱いに関する放送基準審議会見解」(2003年3月7日決定)により、啓発文言を一定以上の文字の大きさと秒数(1.5秒程度)で表示するように指示されているためである。日本のように消費者金融のテレビCMを認めている先進国は珍しく、クレサラ問題に見る自己破産の急増から、テレビCMを規制する動きがある。2003年10月からは、17時 - 21時、2006年4月からはそれに加え、7時 - 9時、21時 - 22時では、テレビCM放送を禁止しているほか、22時 - 24時の間についても各社のCMを月間100本に制限している。一時期はクレジットの中に「ストップ!借りすぎ」というアナウンスを入れていた。2006年6月から9月にかけては、「借りすぎ防止キャンペーン」として、金融会社の宣伝ではなく啓発を目的とした「ストップ!借りすぎ」というCMが、消費者金融連絡会=各社共同名義として放送されていた。

2009年6月1日に、改正薬事法が施行されたことで、一般用医薬品のCMでの注意表示が変更された。

  • 要指導医薬品第一類医薬品の動画CMにおいては、「この医薬品は、薬剤師から説明を受け、使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください」と表示されている。
  • 指定第二類医薬品の動画CMでは、「この医薬品は、薬剤師・登録販売者に相談のうえ、使用上の注意をよく読んで、お使いください」と表示されている。
  • かぜ薬鎮静剤のテレビCMの最後には、上記の注意表示に加えて、「アレルギー体質の方は必ず、薬剤師(要指導・第一類医薬品の場合)/薬剤師・登録販売者(指定第二類医薬品の場合)にご相談のこと」と、赤で強調するなどの注意表示がなされている。
  • 医薬品の動画CMの最後に、主に、前述のアレルギー体質者に対する注意喚起表示時に「ピンポーン」の音が挿入されることがある。これは、医薬品会社が自主的に行っているもので、「挿入しないといけない」といった取り決めはない。これを逆手に取り、安西ひろこ平山あやが「ポンピーン」と言う頭痛薬(アラクスノーシン)のCMや、デーモン小暮閣下が「デーモーン」と言う風邪薬(カイゲン)も存在する。また志村けん郷ひろみが「ピンポーン」と言う殺虫剤(アース製薬)のCMも存在した。
  • かつては、「用量や用法を守り…」という注意喚起を5秒以上表示すること、という自主的な取り決めがあったが、15秒CMでそれを守るとCM制作にかなりの限界が生じるため、現在はそれらの注意喚起を「明確に、最低1秒間以上表示する」こと、と基準を改めている。
  • 目薬のCMは必ず目薬を点すシーンが挿入されている。これは目薬の正しい点し方を示すためで、これも医薬品会社が自主的に行っているものである。誤った点し方は目薬の汚染等、感染症を引き起こすためである。医薬品の広告に関する規制については、医薬品等適正広告基準の項目も参照。

飲酒運転による交通事故の多発により、2006年10月からビール酒造組合を中心とした酒類のCMの最後に、これまで使っていた「未成年者の飲酒は法律で禁止されています」もしくは「飲酒は20歳になってから」とともに、「飲酒運転は法律で禁止されています」のテロップが社名ロゴの下部などに表示されるようになった。最近ではこれらに加え、「お酒は楽しく適量を」や「妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります」といったテロップが表示されるCMもある。「空き容器(飲んだ後)はリサイクルへ」のテロップは、酒のほか各種清涼飲料のCMでも表示される。

なお、例外として、2007年に放送された「エバラ焼肉のたれ・黄金の味」(エバラ食品)のCMに、最後に「飲酒運転はおやめください」というテロップが挿入されていた。

また、コンタクトレンズ関連のCMは最後に「コンタクトレンズは(視力矯正用の)医療器具です。(以下略)」のテロップが挿入(かつては静止画として挿入)されている。これも、物理的な衝撃に脆弱なことや衛生面での問題もあるため、注意喚起の意味合いで挿入されている。

ニュース映像など、テレビ番組のワンシーンと混同しやすい内容のCMには、「これは〇〇(スポンサー名)のCMです」と表示される。英文表記で「〇〇(スポンサー名)'s AD」の場合もある。これらの扱いは、民放連の規定で定められている。

自動車メーカー各社が開発・導入をすすめている、追突防止緊急ブレーキシステム(例:スバルEyeSight」、トヨタ自動車Toyota Safety Sense」、ダイハツスマートアシスト」など)を紹介するCMでは最後や紹介画面中に、「本システムは安全運転を前提としたものです。すべての危機回避が可能なものではありません。」という内容の注意文が表示される。

石鹸洗剤メーカー各社が発売している、香り付き柔軟剤(例:花王ハミングフレア・フレグランス」、ライオンソフランアロマリッチ」、P&Gレノアハピネス」など)のCMでは、「香りの感じ方には個人差があります。周囲の方へご配慮の上、使用してください。」という内容の注意文が表示される。

CMと視聴者との関係

視聴者にとって、大半のCMが番組を引き伸ばすだけの「不快なもの」でしかなく、番組中にCMへ切り替わる際、その間一時的に他のチャンネルに変える(ザッピング行為をする)人がいるため、視聴率が低下する傾向が見られる。

また、CMの間に「トイレに行こう」「用事を済ませよう」という人は多いが、広告媒体費は高額で、民放のテレビ局やラジオ局は ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:wikipedia
2018/04/23 12:56

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