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FM補完中継局とは?

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この記事は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。

FM補完中継局(エフエムほかんちゅうけいきょく)とは、中波放送(AM放送)の放送区域において超短波放送(FM放送)用の周波数を用いる中波放送の補完的な放送、FM補完放送(エフエムほかんほうそう)を行う中継局である。本項目ではFM補完放送についてもあわせて記述する。

目次

  • 1 定義
  • 2 前史
  • 3 概要
  • 4 聴取方法
  • 5 愛称
  • 6 沿革
    • 6.1 2013年
    • 6.2 2014年
    • 6.3 2015年
    • 6.4 2016年
    • 6.5 2017年
    • 6.6 2018年
  • 7 補完中継局一覧(周波数使用計画を含む)
  • 8 ギャップフィラー中継局
  • 9 日本国外の事例
  • 10 脚注
    • 10.1 注釈
    • 10.2 出典
  • 11 関連項目
  • 12 外部リンク

定義

「補完中継局」は、総務省告示基幹放送用周波数使用計画第1総則 第5項に「中波放送を行う基幹放送局の放送区域において災害対策等のため補完的に超短波放送用周波数を用いて放送を行う中継局」と定義している。

「補完放送」は、総務省令電波法施行規則第2条第1項第28号の9に次に掲げるものを定義している。

(1) 超短波放送であつて、主音声(超短波放送又はテレビジヨン放送において送られる主たる音声その他の音響をいう。以下この号において同じ。)に伴う音声その他の音響を送るもの、又は主音声に併せて文字図形その他の影像若しくは信号を送るもの
(2) テレビジヨン放送であつて、静止し、若しくは移動する事物の瞬間的影像に伴う音声その他の音響(主音声を除く。)を送るもの、又は静止し、若しくは移動する事物の瞬間的影像に併せて文字、図形その他の影像(音声その他の音響を伴うものを含む。)若しくは信号を送るもの
引用の促音、拗音の表記は原文ママ

基幹放送の区分を規定する放送法施行規則別表第5号には定義されていない。本項目で述べる「FM補完放送」は上記の(1)が相当する。

前史

FM放送波をAM放送の難聴取対策に使用したのは、1990年7月に放送用周波数使用計画(現・基幹放送用周波数使用計画)に中波放送の外国波による混信対策が追加されて以降であり、最初に開設されたのは富山県北日本放送新川FM中継局1991年9月26日に開局した。その後、日本放送協会 (NHK) が1991年11月2日沖縄県西表島祖納NHKラジオ第1の中継局を開局した。

その後も21世紀初頭にかけて、沖縄県ではラジオ沖縄(2001年4月1日)、琉球放送(2001年4月1日、2004年4月1日)、更にNHK沖縄放送局(2003年10月24日2007年4月1日)も離島の混信対策のためにFM中継局を開局している。

災害対策としては、2004年新潟県中越地震NHK新潟放送局NHK赤塚ラジオ放送所に併設した中継局(NHK新潟放送局#平成16年新潟県中越地震発生後の主な対応も参照)、2011年東日本大震災岩手県IBC岩手放送がテレビジョン放送の山田中継局に併設した臨時中継局がある。

後に民間地上基幹放送事業者(民放)の周波数については、基幹放送用周波数使用計画に規定された。

概要

2013年7月、総務省の「放送ネットワークの強靱化に関する検討会」が中間とりまとめを公表し、「AMラジオ放送によるFM波の利用促進(難聴対策、災害対策)、地上デジタルテレビ放送への移行により空いたV-Low帯域(アナログテレビの1 - 3chがあった帯域)の新たな活用(AMラジオ事業者等による難聴対策等としてのFM波利用)」などを骨子とする災害対策・難聴対策としての送信ネットワークの強靭化が提言された。

総務省はこれを踏まえ、同年9月に「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を公表した。この方針にAM放送の補完放送をFM放送により行うことができるとされた。

2014年1月に総務省は「AMラジオ放送を補完するFM中継局に関する制度整備の基本的方針」を公表した。

この基本的方針では、補完放送を行う中継局を「FM補完局」と呼び、その開設目的は「都市型難聴対策」・「外国波混信対策」・「地理的・地形的難聴対策」・「災害対策」とされた。また、AM放送の「親局」を補完する「親局の主たる補完中継局」と「中継局」を補完する「その他の補完中継局」に分けられ、民放の親局に対応するFM補完局については放送対象地域ごとに1つの周波数を確保する(「基幹放送用周波数使用計画」で公示する)もの、中継局に対応する「その他の補完中継局」については目的ごとに使用周波数を割り当てるものとされた。

「その他の補完中継局」の周波数帯
【目的】
【周波数 (MHz)】

【76.1 - 90.0】
【90.1 - 94.9】

【都市型難聴対策】
- | ○
【外国波混信対策】

【地理的・地形的難聴対策】

【災害対策】

主たる親局の補完中継局の免許申請については告示に公示された期間内にするものとされた。空中線電力については同一放送対象地域のFM放送事業者の親局のそれ以下であることとされた。

NHKについては親局の主たる補完中継局の設置は認められないが、その他の補完中継局については民放と同様に設置が認められる。

コールサインはAM放送と同時放送をするため、基本的に独自放送を行わない中継局同様に指定されないが、南海放送にはJOAF-FMのコールサインが与えられており、これを活かして2018年3月11日はAM・FMで別内容の放送が実験的に行われた。

聴取方法

IBS茨城放送のFM補完中継局94.6MHzを受信中の状態

原理的にはFM放送が受信できるラジオで聴取できるが、周波数は基本的に90.1MHzから94.9MHzを割り当てるため、ラジオによって聴取可否が異なる。対応するラジオは、2006年から2014年の国内出荷台数約2,200万台の約半数、2006年から2015年の輸入台数約1億2,680万台の約半数以上が聴取可能と推測されており、2015年度以降の国内出荷分についてはほとんどが聴取可能である。なお、FM放送を開始している放送局では「ワイドFM対応型のラジオ」を通信販売したり、ノベルティグッズとしてプレゼントするなどの例も見られる。

ラジオの受信可能周波数帯と90.1 - 94.9MHzのFM補完中継局の聴取可否
ラジオの受信可能周波数帯
(76.0MHzから)
聴取可否
【備考】

【90.0MHzまで】
【△】
元々の日本のFMバンドに合わせたもので、主にFM放送初期の1960年代から1970年代、及びアナログテレビ終了前後の2010年代前半に製造されたラジオ(ラジカセ、チューナ含む)、2014年以前に製造された車載用機器(カーラジオ、カーナビゲーションなど)が該当し、聴取不可能。
ただし、周波数が90.0MHzをわずかに超える程度の場合は、PLLシンセサイザ(いわゆる電子チューナー)ではないアナログチューニングのラジオであれば、受信周波数範囲のマージンで受信できることもあり、90.2MHzの免許を受けた北日本放送では、「手で回して周波数を合わせるアナログダイヤル式のラジオはほとんどのタイプで聞くことができる」「多くの日本向けラジオのFM帯域の上限ギリギリ、いわゆる「遊び」の部分で、電波をキャッチする事が出来るはず」と告知した。
【95.0MHzまで】
【○】
FM補完放送の開始に伴う日本のFMバンドの拡張を受けて発売されたもので、FM補完放送対応を表明しているラジオのうち、ソニーチボリオーディオオリンパス製の一部機種やJVCケンウッド製の全機種等が該当。
一部のメーカー(パイオニアなど)では、本来であれば「ガードバンド」である99.0MHzまでカバーするものがある。
【108.0MHzまで】
FM補完放送対応を表明しているラジオのうち、ソニー製の一部機種とパナソニック製や東芝エルイートレーディング (TLET) 製等の全機種や、かつて1980年代以降に製造された「ワールドバンドチューナー対応」等といった日本国外(特に欧米)のFMバンドに対応するいわゆるBCL向けラジオや、アナログテレビの1chから3chの音声が受信できるものとして発売されていたラジオ、この周波数範囲のワイドFMモードを含むいわゆる「広帯域受信機」と呼ばれる受信機が該当。
ニッポン放送が「既に聴取できるラジオは数多く存在する」としているのはこのパターン。

愛称

2015年3月30日、FM補完放送により親しんでもらうためとして、東京の民放AMラジオ局3社が「ワイドFM」と言う愛称を制定し、大阪の民放AMラジオ3社も「まいど!ワイドFM」というキャッチコピーでPR展開を行う。他の放送局やラジオ受信機メーカー、販売店でもこの愛称を用いてアピールを行っている。

なお無線の世界では、周波数変調(FM変調)で通信・放送を行う際に、電波の占有周波数帯幅(周波数偏移)の広さを区別する言葉としてナローFM(略称 NFM、15kHz)・ワイドFM(略称 WFM、200kHz)という言葉が使われており、FMラジオ放送の場合はワイドFMが採用されているが、これとは関係ない。

また、「ワイドFM」とは別に、各局が独自に名付けた愛称やキャッチコピーもある。

各局が独自に名付けた愛称やキャッチコピー
【放送局名】
【愛称・キャッチコピー】

秋田放送 | ABSFM[90.1](キューマルイチ)
東北放送 | FM935(クミコ)
茨城放送 | i-fm(あいえふえむ)
文化放送 | 二刀流ラジオ。
ニッポン放送 | HappyFM93(ハッピーエフエムきゅうじゅうさん)
新潟放送 | つながるFM、ひろがるBSN
北日本放送 | KNBラジオ+FM90.2
北陸放送 | はじめましてFM94.0、AM1107これからも
東海ラジオ | くっつく!!FM92.9
CBCラジオ | I AM FM, CBC RADIO.
ラジオ大阪 | FMクイック (91.9MHz)
MBSラジオ | MBSラジオはFA宣言!!
和歌山放送 | wbsFM 94.2(ダブリュー・ビー・エス エフエム きゅー・よん・に)
中国放送 | RCC-FM
山口放送 | エフエムKRY
南海放送 | Fnam(エフナン)

沿革

2013年

  • 7月17日 - 総務省は「放送ネットワークの強靭化に関する検討会」中間取りまとめを公表。
  • 9月27日 - 総務省は「V-Lowマルチメディア放送及び放送ネットワークの強靭化に係る周波数の割当て・制度整備に関する基本的方針」を公表。

2014年

2015年

2016年

2017年

出典:wikipedia
2018/04/19 09:19

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