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ICOCAとは?

【通称】
イコカ
【使用エリア】
JR西日本、近鉄、京阪、JR四国、あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、相互・片利用エリア
【導入】
2003年
【規格】

【運用】
JR西日本
【通貨】
日本円 (最高チャージ金額20,000円)
プリペイド機能
あり
【有効期限】
最終利用日から10年
【自動チャージ】
あり
【取扱事業者】

【販売場所】
  • 自動券売機
  • みどりの窓口

【追加機能】
  • SMART ICOCA
  • 学生証・社員証
  • キーレスロッカー

【ウェブサイト】
http://www.jr-odekake.net/icoca/

ICOCA(イコカ)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)が発行し、JR西日本及びその他取扱事業者で発売されるサイバネ規格ICカード乗車券である。

目次

  • 1 概要
    • 1.1 電子マネー
    • 1.2 JR西日本以外での取扱
      • 1.2.1 PiTaPa との連携
      • 1.2.2 他社でのICカード乗車券の新規導入
    • 1.3 キャラクター
  • 2 取扱事業者一覧
    • 2.1 現在取り扱いを行っている事業者
    • 2.2 かつて取り扱いを行っていた事業者
  • 3 種類
    • 3.1 ICOCA
    • 3.2 こどもICOCA
    • 3.3 ICOCA定期券・こどもICOCA定期券
    • 3.4 SMART ICOCA・SMART ICOCA定期券
    • 3.5 記念デザインICOCA
    • 3.6 通年販売の記念デザインICOCA
      • 3.6.1 SHIKOKU ICOCA
      • 3.6.2 Ainokaze ICOCA
      • 3.6.3 IRいしかわ鉄道ICOCA
      • 3.6.4 「ICOCA&はるか」オリジナルデザインICOCA
    • 3.7 枚数限定発売の記念デザインICOCA
    • 3.8 その他
  • 4 利用方法
    • 4.1 チャージ
    • 4.2 鉄道の利用
      • 4.2.1 在来線と新幹線の乗り継ぎ
      • 4.2.2 JR在来線と他の私鉄との乗り継ぎ
    • 4.3 有効期限・再発行
  • 5 利用可能エリア
    • 5.1 JR西日本
    • 5.2 JR四国
    • 5.3 あいの風とやま鉄道
    • 5.4 IRいしかわ鉄道
    • 5.5 京阪電気鉄道
    • 5.6 近畿日本鉄道
    • 5.7 その他の社局
    • 5.8 SMART ICOCA列車利用ポイント
    • 5.9 2018年9月14日以前のエリア
      • 5.9.1 岡山・広島・山陰・香川エリア
      • 5.9.2 金沢・富山エリア
  • 6 運賃計算の特例
  • 7 利用エリアの拡大
  • 8 他カードとの相互利用・片利用
  • 9 履歴表示・印字
    • 9.1 履歴表示、印字での事業者名略称
  • 10 今後の予定
    • 10.1 JR西日本
    • 10.2 阪急阪神グループ
    • 10.3 第三セクター
  • 11 ICOCAを巡る出来事
    • 11.1 職員によるICOCAを用いた不正行為
    • 11.2 自治体配布のICOCAのインターネットオークションへの出品
  • 12 ICOCAモニターテスト
  • 13 歴史
  • 14 脚注
    • 14.1 注記
    • 14.2 出典
  • 15 関連項目
  • 16 外部リンク

概要

ソニーの非接触型ICカードFeliCaの技術を用いた乗車カードで、2017年7月時点での発行枚数は約1570万枚。プリペイド方式の乗車券の機能をはじめ、定期券、駅売店等での支払いに使える電子マネーの機能を併せ持つカードである。カードで利用できる金額は、駅などに設置されたチャージ機などでチャージ(入金)することにより追加ができ、使い捨てることなく繰り返してカードを使用できる。

2001年5月15日の社長定例会見において、定期券や磁気式ストアードフェアカードであるJスルーカード2003年をめどにIC化を検討することを発表し、2002年12月18日の社長定例会見において、正式名称をICOCA(イコカ)とすることを発表した。2003年6月27日付けで商標登録(第4685722号)がなされている。

カードの名称は、ICオペレーティングカード (IC Operating CArd) の略称であるが、関西方言の「行こか」(「行こうか」の意味)にも掛けている。また、カードの裏面の右下に記載の番号は「JW」で始まる15桁の英数字であるが、この「JW」はJR西日本の英語表記「JR West」の頭文字を採ったものである。

2003年11月1日からJR西日本のアーバンネットワークで運用が開始された。その後、中国地方や北陸地方にもエリアを拡大し、2018年9月15日にICOCAの自社内エリアがつながった。

JR西日本の各駅では、ICOCAの自動改札機での利用率も半数を超えている事から、ICOCA専用改札機が大阪駅御堂筋口で初設置され、その後も京橋駅天王寺駅をはじめ、多くの駅に設置されている。

JR西日本でのICOCAの発行枚数は、サービス開始の2003年11月から5か月余りで100万枚を突破した。その後、2014年11月には累計発行枚数が1,000万枚を突破し、2017年10月18日付けのプレスリリースでは、「累計の発行枚数が1,600万枚を超え」という記述もある。

電子マネー

詳細は「ICOCA電子マネー」を参照

ICOCAを使用した電子マネーサービス「ICOCA電子マネー」については、2005年10月1日から開始し、京阪神や岡山・広島エリアの駅、福岡エリアの一部の駅(博多駅、小倉駅)のコンビニエンスストアハートイン」と「デイリーイン」の各店のほか、関西・中国地区のイオングループやビックカメラヨドバシカメラすかいらーくグループ各店(四国エリアを含む)など、またファミリーマート(関西エリア、岡山・広島エリア、北陸エリアの全店)やローソンサークルKサンクスセブン-イレブン(3社とも、北陸・山陰を含むJR西日本エリア、およびJR四国エリアに導入)などのコンビニエンスストア等、利用可能な店舗は順次拡大中である。加えて、ICOCAに対応した自動販売機コインロッカーもある。2008年3月18日からは、Suicaショッピングサービスと相互利用を行っているほか、2010年3月13日より、JR東海の「TOICA電子マネー」と、さらに2011年3月5日からは、JR九州の「SUGOCA電子マネー」と相互利用を開始した。そして2013年3月23日からの「全国相互利用サービス」の開始により、Kitaca(JR北海道)・PASMO(関東民鉄)・manaca(名鉄他)・nimoca(西鉄他)・はやかけん(福岡市交通局)の各電子マネーサービスとも相互利用を行っている。ただし、PiTaPaショッピングサービスとの相互利用は、2013年3月23日以降も行われておらず、PiTaPaショッピングサービス加盟店においては、ICOCA(「全国相互利用サービス」対応の各カードとも)を電子マネーとして利用することはできない。

2014年7月22日からWii U12月9日からNewニンテンドー3DSNewニンテンドー3DS LLの支払い決済に、ICOCAを含めた交通系電子マネーを利用できるようになった。

JR西日本以外での取扱

JR西日本1社のみの発行体制を維持しつつ、取扱事業者は増加傾向にあり、2017年4月15日現在、北陸地方から四国地方までの17社局が取扱事業者となっており、カードの発売を行っている。

PiTaPa との連携

2009年(平成21年)11月、JR西日本と、IC乗車カード「PiTaPa」を発行するスルッとKANSAI協議会との間で「ICカード乗車券を活用した連携実現に向けた合意書」を締結。同年12月15日には「ICカード乗車券を活用した新たな連携サービスについて」として、プリペイド方式のICOCAとポストペイ方式のPiTaPaとの棲み分けを行うことにより、両者間で幅広い連携サービスをはかることを発表した。この合意を受けて、2011年6月に京阪電気鉄道(京阪線)でICOCA(ICOCA定期券含む)の販売を開始し、続いて2012年12月には近畿日本鉄道でICOCA(ICOCA定期券含む)の販売を開始。

さらに2017年3月31日にスルッとKANSAI対応の磁気式プリペイドカードの販売を終了することを見据えて、「ICカード乗車券(ICOCAとPiTaPa)を活用した連携サービスの拡大について」として大阪市交通局(地下鉄・ニュートラム)・南海電気鉄道泉北高速鉄道京都市交通局(地下鉄・バス)・山陽電気鉄道神戸電鉄大阪高速鉄道神戸新交通北神急行電鉄・京阪電気鉄道(大津線)と神戸市交通局(地下鉄・バス)・山陽バスでも順次ICOCAの販売(山陽バスを除く)および定期券機能の導入(神戸新交通は除く)が開始された。一方、スルッとKANSAI協議会加盟各社のうち、阪急阪神ホールディングス(阪急阪神東宝グループ)参加の鉄道事業者4社(阪急電鉄阪神電気鉄道能勢電鉄北大阪急行電鉄)はスルッとKANSAI対応カードの発売終了後も4社間で磁気式共通プリペイドカード「阪急 阪神 能勢 北急レールウェイカード」を発行しICOCAの販売は行っていないが、2017年春より阪急・北急との間でも PiTaPa による連絡定期券の発売を行うほか、2019年春をめどに4社でもICOCAの販売を開始し、「レールウェイカード」を含めた磁気式プリペイドカードの取り扱いを終了することを発表している(詳細後述)。これらの動きに加え、2018年10月1日から近畿圏のICOCAエリアでPiTaPaのポストペイサービスを開始することとなっており、両者エリア間のシームレス化によって「プリペイドはICOCA、ポストペイはPiTaPa」という棲み分けの加速が行われるようになっている。

なお、先行導入した近鉄は独自のポイントカード「KIPS」にICOCAを搭載した「KIPS ICOCA」をJR西日本と共同発行している。また、京阪バスグループ4社(京阪バス・京阪京都交通京都京阪バス江若交通)では、ICOCAでバスを利用する度にバスポイントがたまる制度を2017年4月1日より開始した。

他社でのICカード乗車券の新規導入

2012年からは、四国旅客鉄道(JR四国)でもJR西日本と相互直通運転を行っている快速マリンライナー」の標準停車駅で一部利用を開始した。システム導入はJR西日本が主導した。2014年からはJR四国でもICOCAを発売することになった(発行ではない)。導入当初は乗車のみ可能であり、JR四国では発売はおろかチャージすら扱っていなかった。後述のとおり、現在も取扱いに一部制限がある。

2015年3月21日よりあいの風とやま鉄道でも発売が開始され、3月26日より運用開始した。IRいしかわ鉄道でもICカード乗車券を新規に導入し、2017年4月15日よりICOCAのサービスを開始した。両社ともJR西日本が支援を行っている。

キャラクター

詳細は「カモノハシのイコちゃん」を参照

イメージキャラクターはカモノハシをモチーフにした「カモノハシのイコちゃん」。「ICOCAでいこか〜タッチしていこか〜」、ICOCA電子マネーサービスには「ICOCAで買おか〜タッチして買おか〜」というキャッチフレーズがあり、テレビCMやパンフレットなどで仲間とイコちゃんが呼び掛けている。

JR西日本のイメージキャラクターを務めていた仲間由紀恵と共に出演する機会も多い。ICOCAの広告は、京阪神・岡山・広島地区の駅のポスターおよび車両(321系225系等)の液晶ディスプレイで放映されている。ICOCAとSuicaの相互利用開始時には、巨大化したイコちゃんが東京都内に出現し、仲間由紀恵が「東京で〜」イコちゃんが「ICOCA〜」と叫ぶテレビCMや広告が数か月間に亘って宣伝された。仲間の背景はセットで作られた東京駅という設定で、自動改札機もJR東日本で多く使われているタイプだったが、実際には大阪駅の中央改札口にそっくりであった。

2013年3月23日からの「全国相互利用サービス」開始にあわせて久々のテレビCMが放映され、立体アニメーションでのイコちゃんが登場した。

取扱事業者一覧

ICOCAのサービスエリアについては下記の利用可能エリアを参照。

◇:自社カードを発行する取扱事業者
◆:他社発行のカードを発売する取扱事業者
無印:ICOCAのサービスのみを実施し、カードを発売しない事業者

発行を行っていない事業者でも、一部の事業者ではエリア内でチャージ(窓口、券売機、簡易チャージ機、バス車内チャージなど)を取り扱っている。

現在取り扱いを行っている事業者

鉄道
バス

かつて取り扱いを行っていた事業者

種類

2013年10月まで発行されていた旧デザインのICOCA

特記なき限り、各カードはICOCAエリア内のJR西日本の各駅のみどりの窓口や、近鉄などの取扱事業者の各駅の窓口、並びにICOCAのマークがある各事業者の各駅にある一部の自動券売機で購入できる。

ICOCA

プリペイド方式の普通乗車券機能(ストアードフェア機能)と電子マネー機能がある無記名式のカード。発売額は1000円、2000円、3000円、5000円、10000円の5種類である。発売額には500円のデポジット(預り金)が含まれており、購入時点で最初に使える残高はデポジットを引いた金額となる。デポジットはカードが不要になった際に、各事業者の取り扱い窓口で返却をすると払い戻される。

SuicaやSUGOCAなどと異なり、記名式の通常版ICOCAは発売されていない。

こどもICOCA

小児運賃が適用される旅客に対して発売されるカード。記名式で、氏名・生年月日・性別の登録を発売時に行う。発売額は2000円のみ。

カードのデザインについては、JR西日本ではこどもICOCA専用デザインのカード(クリーム色の地色に「カモノハシのイコちゃん」が入ったもの)が発行されるが、近鉄・京阪では大人用のICOCAと同じデザインのカードの中央に、「丸に小」のマークを印字したものが発行される。なお、JR西日本発行分も2015年4月から大人用とデザインが統一されており、専用デザイン柄は在庫が無くなり次第発売終了となる。

購入時に使用者の年齢の確認できる身分証明書が必要となる(代理人による購入も可能)ため、自動券売機では購入不可。利用者本人が大人運賃を適用される年齢に達する年の年度末が有効期限とされている。

JR西日本において、ICOCAが導入された当初は大人用のみの設定で小児用のICOCAは発売しておらず、後に発行を開始した小児用ICOCA定期券は当初はストアードフェア機能は使用できなかったが、2004年8月から利用を開始した。JRグループで小児用IC乗車カードを発行したのはICOCAが初めてである。

ICOCA定期券・こどもICOCA定期券

ICOCA定期券(旧デザイン)

ICOCAに定期乗車券の機能を加えたもの。ストアードフェア機能自体は通常のICOCAと同じ(ただし身体障害者割引等が適用されたICOCA定期券にはストアードフェア機能がない)で、ICOCAの前面に定期券情報が印字される。

前もって買った通常版のICOCA・こどもICOCAに後から定期券機能を付加させることも可能。新規購入では定期運賃相当額にデポジットの500円を加えた額、通常版ICOCAからの変更では定期運賃相当額等のみが発売額となる。JR西日本のICOCAエリア内で完結する区間においては、連続した区間を二区間に分割して一枚のICOCA定期券にまとめることもできる。フレックス・フレックスパルパスカルを付加させることはできない。新幹線停車駅が2駅以上含まれる場合であってもICOCA定期券を新幹線の乗車券として使用することはできず、磁気定期券での利用に限られている。

ICOCAエリア内のJR西日本の各駅にあるみどりの窓口の他、みどりの券売機やピンク色の自動券売機、近鉄などの一部私鉄各駅にある一部の窓口や自動定期券販売機で発売されている。ただし他社管内のみのICOCA定期券を他社で購入することは出来ない。JR四国では一切発売していない。あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道(2017年4月15日発売開始)は一部の窓口でのみ発売し、自動券売機はすべて非対応である。またICOCAエリア内であってもJR四国やきのくに線をまたぐ場合など、ICOCA定期券の設定が無い区間がある。

ICOCA連絡定期券
ICOCAにICOCAエリア・PiTaPaエリア・TOICAエリア・manacaエリアとの連絡運輸を行う定期券(連絡定期券)の機能を加えたもの。機能自体は通常のICOCA定期券と同じ。通常のICOCAを扱わずICOCA定期券のみを扱うPiTaPa導入社局もあり、PiTaPaエリア内で完結するICOCA連絡定期券を発売する社局もある。
近畿圏エリアでの相互連絡先は多岐にわたるため割愛する(外部出典参照)。
以下の社局が発売している(2017年4月15日現在)。なお、JR西日本ではJR西日本を挟む3社連絡定期券は発売しない。
  • ICOCA連絡定期券のみを発売する社局 - JR西日本・近鉄・京阪(京阪線・大津線)・京都市交通局(バス連絡定期を含む)・大阪モノレール
  • ICOCA連絡定期券とPiTaPa連絡定期券を併売する社局 - 南海・泉北高速・神戸市交通局(バス連絡定期を含む)・山陽電車(山陽バスとの連絡定期はICOCAでのみ発売)・神戸電鉄・北神急行
なお、阪急・阪神・神戸新交通・神戸高速・北大阪急行ではICOCAエリアにまたがるPiTaPa連絡定期券のみ発売する。
このほか、JR西日本・IRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道の2社または3社相互間のICOCA連絡定期券、近鉄とJR東海・名古屋鉄道のICOCA連絡定期券(近鉄で発売)もある。

SMART ICOCA・SMART ICOCA定期券

SMART ICOCA
詳細は「SMART ICOCA」を参照

ICOCAの機能に加え、クレジットカードによる電子決済でチャージ(入金)ができる「クイックチャージサービス」、J-WESTカードの「J-WESTポイント」からのチャージ機能などが追加されたカード。利用するには、クレジットカードの登録が必要。

SMART ICOCA定期券はICOCAエリア内のJR西日本の各駅にあるみどりの窓口や券売機でのみ定期券機能を付加することができ、他社局の窓口での取り扱いや他社局内のみのSMART ICOCA定期券をJR西日本の窓口や券売機で購入することはできない。

SHIKOKU ICOCA

記念デザインICOCA

Ainokaze ICOCA

JR西日本が発行するカード表面にイラストなどオリジナルの図柄を入れた記念デザインICOCAカードが下記のとおり存在している。原則として大人用のみの発売で、定期券の機能を付けることもできない(Ainokaze ICOCAとIRいしかわ鉄道ICOCAなど、一部例外あり)。プリペイドでの利用は通常デザインのICOCAと何ら変わりはない。定期券にできるカードかどうかは、カード右下の切り欠きの数でも判別できる(1個:できる、2個:できない)。カードの折損などでの再発行やカードの機能向上などを行う都合による交換時は、通年販売の記念デザインカードのうちSHIKOKU ICOCA、Ainokaze ICOCAとIRいしかわ鉄道ICOCAを除き、ICOCA&はるかオリジナルデザインICOCAを含め、通常デザインのICOCAカードへ交換することになる。

通年販売の記念デザインICOCA

SHIKOKU ICOCA

2014年3月1日より四国旅客鉄道(JR四国)で発売したICOCA(記念デザインカード)。JR西日本以外で発売するオリジナルICOCAは提携カード(KIPSなど)を除き初めてとなる。ただし商標は同社ではなくJR西日本が出願している。JR四国での導入開始当初は同社管内ではICOCA自体は発売していなかった。

大人用のみの設定で、定期券機能を追加させることが出来ない(JR四国管内ではICOCA定期券やこどもICOCAの取扱い自体を行っていない)。また、カードはリライト機能のないタイプの物を採用している。

Ainokaze ICOCA

2016年2月27日からあいの風とやま鉄道で発売を開始したICOCA(記念デザインカード)。販売開始と同時にICOCA定期券・こどもICOCA・こどもICOCA定期券の取り扱いを開始し、Ainokaze ICOCAなどのICOCAに定期券機能を追加することも可能。あいの風とやま鉄道での導入当初はJR西日本仕様のICOCAを販売していた。

IRいしかわ鉄道ICOCA

2017年4月15日からIRいしかわ鉄道で販売開始。同時にICOCA定期券・こどもICOCA・こどもICOCA定期券の取り扱いを開始。

「ICOCA&はるか」オリジナルデザインICOCA

関西空港駅でのみ、「はるか割引券」とセットで販売。訪日外国人のうち短期滞在者のみ、外国パスポート提示で購入可。

枚数限定発売の記念デザインICOCA

その他

KIPS ICOCAカード
KIPS ICOCAカード
ICOCAの機能に加え、近鉄グループ各社の「KIPSポイントサービス」の特典が受けられるカード。2012年12月1日発行開始。近鉄主要駅の定期券取扱窓口で発行・取扱いを行っている。12歳以上限定(小学生は不可)で販売され、購入時に本人確認証明書類(運転免許証等)が必要。定期券機能の追加も可能で、ICOCAとしては唯一裏面に定期券情報を表示する。なお、近鉄以外の鉄道事業者では、定期券機能を追加できない。
近鉄線を利用した場合(現金で定期券を購入する場合を含む)、200円(税別)につき1ポイントが加算される。新規購入時には、2,000円(デポジット500円を含む)となる。また、ショッピング時もポイントが付与される(KIPS PiTaPaカードとはポイントの付与率・利用可能店舗が異なる場合がある)。
KIPSクレジットカード会員に限り、KIPSポイントカード(現金払いポイント専用カード・2013年1月25日発行開始)を含むKIPSポイントのとりまとめが可能(KIPSネットサービスにて事前登録が必要)。
KANSAI One Pass
2016年4月8日より発行されている、ICOCAをベースとした訪日外国人旅行者向け「関西統一交通パス」。関西経済連合会がJR西日本をはじめとする9社局や新関西国際空港などと協力して発行する。ICOCA機能に加え、関西国際空港内の41店舗を含む約90カ所の商業施設や観光スポットで利用できる優待特典が付帯する。
カードには関西ゆかりの手塚治虫原作の漫画「鉄腕アトム」のイラストが描かれており、関西広域の鉄道路線マップ付き利用ガイドが付属する。当初は3000円(デポジット500円含む)のカード(カードの色は桃色)を3万枚限定で販売。2017年4月17日より2000円(デポジット500円含む)のカード(カードの色は黄色)を枚数限定無しで販売開始。
販売箇所は関西空港駅(JR,南海)及び、大阪市、京都市、神戸市内のJRと阪急、阪神、京阪、近鉄、南海の大手私鉄各社、大阪市、京都市、神戸市各市交通局の主要駅等。日本国以外の政府等が発行したパスポートを有し、「短期滞在」に該当する在留資格を有する訪日外国人のみが購入可能で、購入時にはパスポートの提示が必要になる。

利用方法

電子マネーとしての利用については「ICOCA電子マネー」を参照

駅の自動改札機やバスの乗降口、店舗のレジなどに設置されたカード読み取り機にICOCAをあてて(タッチして)カードを読み取らせることにより、あらかじめチャージされた金額から利用金額分を引き去って決済をするというのが基本的な使い方である。ICOCAは電波を使った無線通信によりデータの読み取りや書き込みができる非接触型のICカードであるので、パスケース等に入れたままでも利用でき、利用するごとにパスケース等から取り出したりする必要がないが、電波を吸収する性質がある硬貨などの金属類や、使用方法が類似する他用途の非接触型ICカード(ICチップを搭載した運転免許証taspo楽天EdynanacoWAONSpeedpass・一部のゲームのマスコットなど)を一緒に入れていると、カードが正しく読み取れないことがある。

チャージ

ICOCAのストアードフェア (SF) 機能を利用するには、精算前にあらかじめカードにチャージ(入金)がされている必要がある。チャージ金額の上限は20,000円である。チャージ方法は現金またはクレジットカード(SMART ICOCAのみ)に限られ、Jスルーカードオレンジカード(JR西日本)、またはスルッとKANSAI対応カード(近鉄・京阪)を用いてのチャージはできない。

チャージは駅構内に於いては以下の場所で行う。以前は、JR西日本のみどりの窓口で現金に加えてクレジットカードでのチャージも取り扱っていたが、2008年6月30日限りでみどりの窓口でのチャージの取扱いを中止し、代わりにSMART ICOCAを一般クレジットカードに開放した。併せてICOCA定期券以外のクレジットカードでの購入取扱いも中止した。中止した理由は公式には明らかにされていない。

ICOCA対応の自動券売機
券売機操作により、一定額(500円・1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円)を現金でチャージする。領収書も発行でき、カードの利用履歴の表示や印字もできる。500円チャージは2015年10月1日より開始。一部の機器ではICOCAをパスケースから取り出すことなくチャージできる。
JR西日本の各駅のものは、SMART ICOCAのクイックチャージ(クレジットカードによる決済)、ポイントチャージ(J-WESTポイントからの移行)にも対応している。
専用チャージ機
駅のホームや改札口に設置されている入金専用の「チャージ機」によりチャージすることも可能。ICOCAをホルダーに差し込んで使用し、券売機同様に一定額を現金でチャージする。
JR西日本・JR四国・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道のチャージ機は、現金でのチャージに加えて、SMART ICOCAのクイックチャージもできる。SMART ICOCA専用で現金でチャージする機能がない「クイックチャージ専用機」もある。岡山・広島・山陰・香川エリアおよび石川・富山エリアに設置されている新型のチャージ機には、利用履歴の印字機能、SMART ICOCAのポイントチャージができる機能が追加されている。
JR西日本においては、当初自動券売機や自動精算機を設置していない閑散駅で導入していたが、サービス開始以降にチャージの需要が大きく伸びたことから主要駅への増設や、ホーム上にも設置している駅(和泉砂川駅など)もある。
クイックチャージ専用機に通常のICOCAを挿入した場合、残額とチャージできない旨の表示が出る。逆に、現金対応のチャージ機にSMART ICOCAを挿入すると、現金でのチャージができずクイックチャージ・ポイントチャージのみの取り扱いとなる。
自動精算機
ICOCA対応券売機と同様の単位で現金チャージができる。感熱紙による領収書も発行できる。また、降車時に不足額があった場合に限り不足額(10円単位切り上げ)のみをチャージすることも出来る(2015年10月1日より、詳細後述)。SMART ICOCAのクイックチャージ・ポイントチャージ機能も搭載する。

このほか、ICOCA電子マネーを導入しているイオングループのICOCA電子マネー対応店舗と、エリア内の主要コンビニエンスストア(セブン-イレブンローソンファミリーマートサークルKサンクスポプラなど)、広島地区のPASPY取り扱いの電車・バス車内のほか、東日本地区のSuicaショッピングサービス、東海地区のTOICA電子マネー、九州地区のSUGOCA電子マネーなど、「全国相互利用サービス」対応の各IC乗車カード(PiTaPaを除く)での電子マネーサービスを導入しているコンビニエンスストア(NEWDAYSベルマートミニストップなど)でも、現金によるチャージを取り扱っている(コンビニエンスストアでは、一部取り扱わない店舗もある)。