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KAMAKURAとは?

サザンオールスターズ > サザンオールスターズのディスコグラフィ > KAMAKURA
【『KAMAKURA』】

サザンオールスターズスタジオ・アルバム
【リリース】

【録音】
1985年3月 - 8月
VICTOR STUDIO
FREEDOM STUDIO in Tokyo
ジャンル
ロック
【時間】

レーベル
タイシタレーベル
プロデュース
サザンオールスターズ
高垣健
藤井丈司
【チャート最高順位】


サザンオールスターズ アルバム 年表
人気者で行こう
(1984年) | KAMAKURA
(1985年) | バラッド2 '83〜'86
(1987年)


『KAMAKURA』収録のシングル
  1. Bye Bye My Love (U are the one)
    リリース: 1985年5月29日
  2. メロディ (Melody)
    リリース: 1985年8月21日

KAMAKURA』(カマクラ)は、サザンオールスターズの8枚目のオリジナル・アルバム1985年9月14日にCD・レコード・カセットテープで発売。発売元はタイシタレーベル

ジャケット表記や一部メディアなどは、『kamakura』として表記されている。

同年10月21日には 「KAMAKURA-BOX」として、1998年5月22日2008年12月3日にはCDとして再発売されている。また、2014年12月17日からはダウンロード配信、2019年12月20日からはストリーミング配信が開始されている。

背景・制作

グループ初の2枚組のオリジナル・アルバム。総レコーディング時間は1800時間を費やしいる。現在のDTMの前史を創ったフェアライトCMIを全面的に導入しており、当時としては高音質かつ複雑なアレンジが実現されている。

2枚組になったことについては、当初は普通に1枚のアルバムを作る予定だったものの、制作していくうちに曲が増えてきてしまい、それらの楽曲をすべて収録したいという意向で2枚組としてリリースすることとなり、このアルバムの制作でサザンとしてできる事を当時の時点ですべてやりつくしてしまったことが語られているが、一方別の記事では、本作のコンセプトがそもそも2枚組であったという内容も存在している。

音楽性

音楽的には、当時出始めたサンプラーやデジタル・シンセサイザードラムマシンなどが多く使用されている。これら電子楽器プログラミングの担当として、YMOのアシスタントを務めた藤井丈司が参加している。

プロモーション

「国民待望の2枚組」という触れ込みで発売され、CMには明石家さんまが出演した。さんまは、サザンの楽曲「メロディ (Melody)」を口パクで歌っており、そのCMを見た人のほとんどが「メロディ (Melody)」をさんまの歌だと思っていた、という逸話は有名であり、さんまの持ちネタの1つでもある。さんまの出演のきっかけは大阪の業界人が集まる飲み屋に桑田やさんまが足を運んでおり、この場で桑田とさんまは交流を深めるようになった。その後に本作の宣伝用CMを作る際に桑田はさんまに出演を頼み、さんまも承諾したという。また、さんまはこの後サザン活動休止中の企画盤『バラッド2 '83〜'86』のCMにも出演した。本作のCMは、2004年DVDベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)』に収録されている。

リリース

本作の発売後ステッカー1986年度カレンダーなどとセットになった『KAMAKURA-BOX』も発売されている。

1998年の再発盤の初回限定盤は、オリジナルLP復刻ジャケット(いわゆる紙ジャケット)仕様で、当時テレビ朝日アナウンサーの辻よしなりによるライナーノーツが封入されている。

本作発表以降、バンド活動は休止状態となり、桑田や松田弘が参加したKUWATA BAND等、各メンバーはソロ活動に移行する。

再発売

批評・チャート成績

音楽プロデューサー小室哲哉は、この作品に「衝撃を受けた」と述べており、理由として「けっこうハイテクで、テクノロジーを駆使したアルバム。ちゃんとしたセールスの中で、セールスを考えた中での実験だったと思うから、いいバランスだと思ったんですよ。こういうことやれるのはサザンしかいないなと思ってたし、マーケットを考えてもね。だからすごい羨ましかった。」と発言している。

本作の累計売上枚数は95.3万枚(オリコン調べ)を記録している。

受賞歴

収録曲

Disc 1

  1. Computer Children (6'12)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司)
    富士通テレホン CMソング
    歌詞カードには「“Computer Children”は、スクラッチ、不規則なリズムなどの各種のEffect、処理が行われています。未体験のサザン・サウンドをお楽しみください。」との説明書きがある。
    歌詞の内容は当時テレビゲームコンピュータばかりを弄り外で遊ぶことが少なくなった子供たちへの揶揄になっている。
  2. 真昼の情景 (このせまい野原いっぱい) (3'30)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司 & 大谷幸)
  3. 古戦場で濡れん坊は昭和のHero (4'09)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ)
    古戦場とは、鎌倉時代末期に新田義貞が鎌倉を攻撃した際の伝承が有名な稲村ヶ崎のことである。他には極楽寺坂などの歌詞も登場。8分の7拍子という独特なリズムが使われている。間奏で、ステレオからモノラルに音が変わり、すぐにステレオに戻る。
  4. 愛する女性ひととのすれ違い (4'01)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司)
    実験的な楽曲の多い本作の中で、数少ないバラード。
  5. 死体置場でロマンスを (3'59)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 大谷幸)
    サスペンス的な歌詞になっており、桑田自身、赤川次郎などのサスペンス小説などに影響を受けたと述べている。
  6. 欲しくて欲しくてたまらない (4'31)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司)
    恋人同士の別れがテーマの曲。
  7. Happy Birthday (4'42)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司)
    タイトル通り誕生日をテーマにした曲。
  8. メロディ (Melody) (5'05)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ)
    23枚目シングル。
    本作のCMにも使われ、明石家さんまが口パクでこの歌を口ずさんだ。
  9. 吉田拓郎の唄 (4'14)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司/管編曲:新田一郎)
    制作当時、引退を囁かれていた吉田拓郎を名指してのメッセージソング。内容は桑田が吉田の音楽性に影響を受けた事に触れ、そして決別するものになっている。歌詞の中には「唄えぬお前に誰が酔う」「一人男が死ぬ」「フォークソングのカス」といった過激なフレーズも並んでいる。ちなみに、この曲の仮タイトルは『死ね吉田拓郎』だったとされる。
    2003年の『流石(SASが)だ真夏ツアー!』では当時肺がんの手術を受け療養していた吉田を励ます目的で歌唱され、「酔いどれ姿もいかしてた そんな男がいる」「今でもあなたの歌声が 胸を熱くさせる」など原曲とは逆に吉田を称えるフレーズが並んでいる。
    スージー鈴木はこの曲を『桑田お得意の「先輩ミュージシャンへのおせっかいシリーズ」の最高傑作』と評している。
  10. 鎌倉物語 (3'55)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ/弦編曲:大谷幸)
    原由子メインボーカル曲。
    歌詞は鎌倉付近の情景が情緒豊かに歌われ、タイトル通り、鎌倉の地名や名所が歌詞に登場している。
    原は産休中であったため、レコーディングの際は自宅にマイクを立てて録ったというエピソードがある。
    江ノ島電鉄も登場することから、2002年10月15日から同年12月29日までこの曲と原のソロ曲「あじさいのうた」の歌碑が、江ノ電100周年記念キャンペーンとして計6つの駅で設置された。設置されたのは、藤沢駅江ノ島駅鎌倉高校前駅極楽寺駅長谷駅鎌倉駅の6駅。この間、藤沢駅と鎌倉駅では発車ベルに代わって「鎌倉物語」のメロディが使用された。

Disc 2

  1. (3'38)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司)
    男のコンプレックスを唄った曲。歌詞中の「女人瓜売僕助平(にょにんうりうりぼくすけべい)」は桑田の造語。
  2. Bye Bye My Love (U are the one) (4'45)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & リアル・フィッシュ)
    22枚目シングル。
  3. Brown Cherry (4'08)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司/管編曲:新田一郎)
    日本語英語とのダブル・ミーニングが使われている曲で、歌詞エロティックな表現を用いている。
  4. Please! (5'49)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 原田末秋)
    アウトロでは、桑田の敬愛するエリック・クラプトンが在籍したバンドクリームの「Sunshine of your love」のイントロがそのまま使われている。
  5. 星空のビリー・ホリデイ (3'59)
    (作詞:桑田佳祐/作曲:桑田佳祐、八木正生/編曲:サザンオールスターズ & 八木正生)
    ジャズボーカルの巨匠・ビリー・ホリデイの悲劇を唄った曲。
  6. 最後の日射病 (4'18)
    (作詞・作曲:関口和之/編曲:サザンオールスターズ & 大谷幸)
    関口和之のメインボーカル曲。
  7. 夕陽に別れを告げて 〜 メリーゴーランド (4'45)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 大谷幸)
    桑田が青春時代を過ごした鎌倉学園高等学校での思い出を唄った曲。メドレー形式の曲だが、「メリーゴーランド」は本アルバムのラスト曲「悲しみはメリーゴーランド」のインストが少し使われているのみであり、ライブで披露される際にはメドレー部分は省かれる。
  8. 怪物君の空 (5'09)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 藤井丈司)
    大塚製薬オロナミンC」CMソング。
    CMソングとして使用されたが、発売当時テレビCMには二重広告を防ぐ規制があった為に曲名は表示されず、「アルバム『KAMAKURA』より」と表示されていた。
    重低音やサウンドエフェクトが強調された、ハードロック調の楽曲。詞は反戦をテーマにしている。
    タイトルにある「怪物君」は歌詞中には登場していないが、藤子不二雄漫画作品『怪物くん』が由来である。
  9. Long-haired Lady (3'38)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ/弦管編曲:八木正生)
    多重録音による輪唱が用いられ、ボーカルも低いキーが使われている。
  10. 悲しみはメリーゴーランド (2'36)
    (作詞・作曲:桑田佳祐/編曲:サザンオールスターズ & 大谷幸)
    桑田出演の三菱鉛筆『EXCEED』CMソング。
    タイアップCM中には「鎌倉物語」というタイトルの小説も登場している。
    「夕陽に別れを告げて」とのメドレーで挿入されているインスト部分が形になった楽曲。曲調はフォークソング調になっている。
    歌詞には日本における中国韓国との関係を思わせるフレーズが存在し、スージー鈴木はこのような桑田のいわゆる社会派路線の楽曲を「この時期から一定の比率を占めている」と評している。

参加ミュージシャン

脚注

  1. ^ 安室奈美恵の勢い衰えず!ドリカム以来14年8ヶ月ぶりの6週連続首位 オリコン 2017年11月29日閲覧
  2. ^ 第27回日本レコード大賞 日本作曲家協会 2020年7月6日閲覧
  3. ^ サザン、全266曲を世界111ヶ国で配信 オリコン 2014年12月17日配信, 2020年6月4日閲覧
  4. ^ サザン関連全972曲 サブスク一斉解禁 メンバーソロ曲も対象に オリコン 2019年12月20日配信, 2019年12月20日閲覧
  5. ^ 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p37
  6. ^ SWITCH Vol.31 No.8 Southern All Stars [僕らのサザン、みんなのサザン] p48より。
  7. ^ 『サザンオールスターズ 公式データブック 1978-2019』(2019年)リットーミュージック出版 p37、p44
  8. ^ ベストヒットUSAS (Ultra Southern All Stars)付属のブックレット 「KAMAKURA」テレビCMより
  9. ^ 桑田佳祐、明石家さんまがサザンのCMに出演した経緯を語る マイナビニュース 2018年6月27日閲覧
  10. ^ TK MUSIC CLAMP 1995年5月24日放送分 フジテレビ(ウェブ魚拓使用)。
  11. ^ サザンオールスターズ 売上別TOP10&主な記録 オリコン 2015年1月22日閲覧
  12. ^ 桑田佳祐のやさしい夜遊び』2014年12月6日放送分。
  13. ^ 吉田拓郎の闘病中に桑田佳祐が励ましの唄を歌った伝説ライブパフォーマンスとは?2017年11月17日 エキサイトニュース
  14. ^ スージー鈴木『サザンオールスターズ 1978-1985』(2017年、新潮新書、P236)
  15. ^ スージー鈴木『サザンオールスターズ 1978-1985』(2017年、新潮新書、P242)

外部リンク

サザンオールスターズ
桑田佳祐 (ボーカル・ギター) | 原由子 (キーボード・ボーカル) | 関口和之 (ベース) | 松田弘 (ドラム) | 野沢秀行 (パーカッション)
シングル
サザンオールスターズのシングル
【オリジナル】
【1970年代】
【78年】

1.勝手にシンドバッド - 2.気分しだいで責めないで


【79年】

3.いとしのエリー - 4.思い過ごしも恋のうち - 5.C調言葉に御用心



【1980年代】
【80年】

6.涙のアベニュー - 7.恋するマンスリー・デイ - 8.いなせなロコモーション - 9.ジャズマン - 10.わすれじのレイド・バック - 11.シャ・ラ・ラ/ごめんねチャーリー


【81年】

12.Big Star Blues (ビッグスターの悲劇) - 13.栞のテーマ


【82年】

14.チャコの海岸物語 - 15.匂艶 THE NIGHT CLUB - 16.Ya Ya (あの時代を忘れない)


【83年】

17.ボディ・スペシャルII - 18.EMANON - 19.東京シャッフル


【84年】

20.ミス・ブランニュー・デイ - 21.Tarako


【85年】

22.Bye Bye My Love (U are the one) - 23.メロディ


【88年】

24.みんなのうた


【89年】

25.女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ) - 26.さよならベイビー - 27.フリフリ'65



【1990年代】
【90年】

28.真夏の果実


【91年】

29.ネオ・ブラボー!!


【92年】

30.シュラバ★ラ★バンバ - 31.涙のキッス


【93年】

32.エロティカ・セブン - 33.素敵なバーディー (NO NO BIRDY) - 34.クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)


【95年】

35.マンピーのG★SPOT - 36.あなただけを 〜Summer Heartbreak〜


【96年】

37.愛の言霊 〜Spiritual Message〜 - 38.太陽は罪な奴


【97年】

39.01MESSENGER 〜電子狂の詩〜 - 40.BLUE HEAVEN


【98年】

41.LOVE AFFAIR 〜秘密のデート - 42.PARADISE


【99年】

43.イエローマン 〜星の王子様〜



【2000年代】
【00年】

44.TSUNAMI - 45.HOTEL PACIFIC - 46.この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜


【03年】

勝手にシンドバッド 胸さわぎのスペシャルボックス - 47.涙の海で抱かれたい 〜SEA OF LOVE〜


【04年】

48.彩 〜Aja〜 - 49.君こそスターだ/夢に消えたジュリア - 50.愛と欲望の日々/LONELY WOMAN


【05年】

51.BOHBO No.5/神の島遥か国


【06年】

52.DIRTY OLD MAN 〜さらば夏よ〜


【08年】

53.I AM YOUR SINGER



【2010年代】
【13年】

54.ピースとハイライト


【14年】

55.東京VICTORY




【配信】

1.闘う戦士たちへ愛を込めて - 2.壮年JUMP - 3.愛はスローにちょっとずつ



アルバム
オリジナル

1.熱い胸さわぎ - 2.10ナンバーズ・からっと - 3.タイニイ・バブルス - 4.ステレオ太陽族 - 5.NUDE MAN - 6.綺麗 - 7.人気者で行こう - 8.KAMAKURA - 9.Southern All Stars - 10.稲村ジェーン - 11.世に万葉の花が咲くなり - 12.Young Love - 13.さくら - 14.キラーストリート - 15.葡萄


ベスト

1.ベスト・オブ・サザンオールスターズ (廃盤) - 2.Kick Off! (廃盤) - 3.アーリー・サザンオールスターズ (廃盤) - 4.SOUTHERN ALL STARS BEST ONE '82 (廃盤) - 5.Shout! (廃盤) - 6.バラッド '77〜'82 (バラード・ベスト) - 7.原由子 with サザンオールスターズ (廃盤) - 8.バラッド2 '83〜'86 (バラード・ベスト) - 9.海のYeah!! - 10.バラッド3 〜the album of LOVE〜 (バラード・ベスト) - 11.海のOh, Yeah!!


【企画】

江ノ島 Southern All Stars Golden Hits Medley


【ボックス】

1.すいか SOUTHERN ALL STARS SPECIAL 61SONGS - 2.HAPPY!



【楽曲】

私はピアノ - 夏をあきらめて - そんなヒロシに騙されて - 希望の轍 - 平和の琉歌 - 平和の牛歌


企画作品

Inside Outside U・M・I - ベストヒットUSAS - 21世紀の音楽異端児 (21st Century Southern All Stars Music Videos)


【ライブ】

胸さわぎ - Further on up the road - サザンオールスターズがやってくる ニャー! ニャー! ニャー! - ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

出典:wikipedia
2020/08/11 07:16

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