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MBSラジオとは?

【MBSラジオ
MBS Radio】

【種別】
AMラジオ放送
放送対象地域
近畿広域圏
【系列】
JRNNRN
【略称】
MBS-R
【愛称】
MBSラジオ
コールサイン
JOOR
【開局日】
1951年9月1日
【本社】
〒530-8304
大阪府大阪市北区茶屋町17-1
演奏所
本社と同じ
親局 / 出力 大阪(高石) 1179kHz / 50kW
【主な中継局】
京都:1179kHz 300W
生駒FM補完中継局(生駒山):90.6MHz 7kW
【公式サイト】
https://www.mbs1179.com/

MBSラジオ(エムビーエスラジオ)は、大阪府大阪市に本社を置くラジオ・テレビ兼営局である毎日放送(MBS)が運営しているAMラジオ放送部門の呼称である。

2011年7月24日までは「毎日放送ラジオ」の呼称も同等に用いられ、投稿先などはこちらで紹介されることが多かったが、現在では「MBSラジオ」の呼称に置き換えられている。

ちなみにMBSは、1950年12月27日に「新日本放送株式会社」として設立。翌1951年9月1日にラジオの本放送を開始してから、「毎日放送」への改称(1958年6月1日)を経て、テレビの本放送を開始するまではラジオ単営局であった。認定放送持株会社(旧・毎日放送→MBSメディアホールディングス)への移行(2017年4月1日)を機に、テレビ放送事業とラジオ放送事業を一体として分割準備会社(新・毎日放送)へ承継させたため、本項目名は「MBSのラジオ部門の呼称」を指す。ただし、新・毎日放送では、(新日本放送時代からの)開局70周年を迎える2021年4月1日付でラジオ放送事業を分割準備会社(2020年5月28日に新設)へ承継させることを予定している(詳細後述)。

番組についてはMBSラジオ番組一覧を参照。

会社情報については「毎日放送」を参照
テレビ放送については「MBSテレビ」を参照

概要

阪急百貨店うめだ本店の13階屋上広場に2016年9月1日に設置された「民間放送誕生の地」プレート(2016年9月9日撮影)。 ただし、これは試験放送を含めた場合であり、最初に本放送を開始したのはCBCラジオ。

コールサインJOOR

AMラジオ放送の周波数は1179kHz(京都中継局も同一周波数)。開局時は1210kHzであり、その後1180kHzを経て現在に至る。

本放送の開始は、1951年9月1日大阪市北区角田町阪急百貨店うめだ本店屋上に建てられたスタジオから中波放送を開始。同じ日の朝6時30分に開局した名古屋市中部日本放送(現・CBCラジオ)に続いて正午に放送を開始した。第一声は、坂本登志子アナウンサーの「JOOR、みなさまの新日本放送でございます。」であった。
開局当初は、『うっかりテスト』、『知らぬが佛(ほとけ)』、『バイバイ・ゲーム』、『おたのしみヒント』といった、一般参加のバラエティ番組が中心の編成だった。

ネットワークJRNNRNにそれぞれ加盟するクロスネット局である(該当項参照)。

2010年4月から、「ラ・ラ・ラ ラブラジオ 1179 MBS」というキャッチフレーズを使用。それ以前は「MBSラジオはOKステーション」で、その前は「耳のごちそうMBS(毎日放送)ラジオ1179」であった。2013年4月からは、プロ野球中継の『MBSタイガースライブ』などでのステーションジングルで、(AM放送の周波数に「7」が入っていることにちなんで)「ラッキー7(セブン)のあるラジオ MBSラジオ」というキャッチフレーズも使用していた。FM補完中継局の運用によるワイドFMの本放送開始年の2016年1月からは「MBSラジオもFA宣言!!」、2017年4月からは「もっと聴いてね。MBS」、2020年4月からは「心のおまもり MBSラジオ」というキャッチフレーズを使用している。

新聞番組表表記は1958年の新日本放送から毎日放送に社名が変更されて以来、長年に渡って「毎日放送」「毎日 MBS」「毎日ラジオ」「毎日」と各紙によって異っていたが、2011年7月24日にテレビ部門の地上デジタル放送完全移行を機に、同日から「毎日テレビ」の表記が「MBSテレビ」に変更されることに伴い、ラジオもこれに準拠して「MBSラジオ」(または「MBS 毎日」「MBS」)の表記に変更された。

日本国内の放送局が編成する天気予報では初めて、日本気象協会の担当者が直接概況を説明する方式を導入。現在でも、夜間~早朝の時間帯を除く放送で、この方式を継承している。その一方で、テレビ・ラジオとも、関西ローカル向けに放送する天気予報の呼称を「お天気のお知らせ」にほぼ統一。ラジオでは、押尾コータローDEPAPEPENAOTOなどが演奏するインストゥルメンタルを、天気予報や交通情報のBGMに採用している。毎日放送が2016年9月気象庁から気象予報業務の実施許可を受けたことから、2017年4月以降の生放送番組の一部では、気象情報部(放送上の通称は「MBSお天気部」)の独自観測による天気予報を同部と契約している気象予報士事務所所属の予報士が伝えている。

ラジオを聴きながら歴史のある場所などをウォーキングするリスナー参加型イベントラジオウォーク1982年(昭和57年)に国内の放送局ではじめて実施した。このイベントは、現在に至るまで、毎年早春(2011年までは2月11日、2012年以降は春分の日)に開催されている。

2011年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のため、3月13日19日20日に深夜番組の一部を休止する代わりに、上泉雄一(毎日放送アナウンサー)の進行でフィラー番組として「ミュージックアワー」を放送。洋楽や洋画のサウンドトラックを流す合間に、番組の放送休止告知や地震関連ニュースを随時挿入した。

「MBSラジオの日」(2016年以降の毎年9月6日)

本放送の開始から65周年を迎えた2016年9月には、開局当初スタジオを設けていた阪急百貨店うめだ本店の屋上に、民間放送誕生の地を示す記念の銅製プレートを設置した。また、65周年記念のステーションソングとして、「Thank you! Happy today!~MBSラジオのうた~」を発表。同月5日(月曜日)からは、自社制作・平日帯ワイド番組のパーソナリティ(子守康範浜村淳松井愛近藤光史上泉雄一)と味覚糖によるコラボレーション企画として、「あめちゃんでつながろう!プロジェクト」を地域・期間限定で展開していた。さらに、ワイドFMの周波数が90.6MHzであることにちなんで、この年から9月6日「MBSラジオの日」に制定。2016年9月6日には、『ありがとう浜村淳です』の放送中に、日本記念日協会から記念日としての登録証が授与された。

2017年以降の9月6日にも、多数のスポンサー付き収録番組や長時間のスポーツ中継が並ぶ日曜日と重ならない年には、「MBSラジオの日」を記念して長時間の生放送番組を自社で編成。2019年放送の『9月6日はMBSラジオの日 ~ 飛びだせ!PR大作戦~』では、福島暢啓(毎日放送アナウンサー)が「ちゃプラステージ」(本社M館1階のオープンスペース)からの公開生中継企画「福島暢啓!MBSちゃプラステージでPR大作戦!」で披露したラジオの魅力に関する8分27秒の街頭演説風PR(参照)が、リスナーにとどまらずラジオ業界の関係者から大きな反響を呼んだ。2020年には、9月6日が日曜日であったため、『茶屋町ヤマヒロ会議』(関西テレビ出身のフリーアナウンサー山本浩之がパーソナリティを務める午前中の事前収録番組)に森たけし(読売テレビ出身のフリーアナウンサー)を招いて記念企画を実施。MBSラジオにおける当日深夜(正確には翌7日の2:00に放送)のクロージング・アナウンスと翌朝(同日の4:54に放送)のオープニング・アナウンス(同番組に続いて収録)を、2人で特別に担当した。

その一方で、2019年以降の9月6日前後には、MBSラジオのリスナーを対象に「電話でリサーチ」(スマートフォン携帯電話を利用した聴取状況調査)を実施。「MBSラジオの番組をどのような方法で聴いていますか?」という質問と、聴取方法別(「AMラジオ」「ワイドFM」「radiko」「その他」)の回答専用電話番号を設けたうえで、四者択一式の自主調査を通じて聴取状況の把握に努めている。「67コール」を利用した調査であるため、(固定電話や一部の携帯電話を除く)1回線の電話番号から1回だけ回答することが条件で、調査期間の終了後には回答者全員から抽選で1名に9万6,000円の現金を贈呈している。

ラジオ放送事業の分社化計画

新日本放送としての開局以来、毎日放送グループの株主に名を連ねている電通の調査によれば、日本のラジオ広告費は1998年(平成10年)から減少。その後も、インターネットの発達やスマートフォンの登場など、メディアやエンターテインメントの多様化が進むにつれて漸減の傾向が続いている。

MBSでは、「ラジオ(放送事業)とテレビ(放送事業)を兼営するからこそできたことがあるので、(今後も両事業の間で)シナジー(効果)を生み出すことが大事」との姿勢から、新・毎日放送への事業承継後もラジオとテレビの兼営体制を維持してきた。しかし、ラジオ放送事業の経営環境は上記の傾向と無縁ではなく、年々厳しさを増している。

その一方で、事業承継後に日本国内で大規模な自然災害(大阪府北部地震など)が相次いでいることや、2020年(令和2年)の初頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大していることなどを背景に、「詳細な地域情報を(リスナーに)提供する身近なメディア」としてのラジオの価値は見直されつつある。さらに、2010年代以降は、後述するradikoFM補完放送(ワイドFM)を通じてメディアとしての可能性が拡大。radiko.jpプレミアムの本運用開始(2014年4月1日)以降は、本来の放送対象地域である近畿広域圏以外の地域でも、放送中の番組をradiko.jpプレミアムを通じてインターネットで同時に聴取できるようになった。

新・毎日放送では、以上の動向を総合的に勘案した結果、「変化に機敏に対応しながら、毎日放送ラジオが将来にわたって発展していくには、独立した会社として迅速な経営判断と機動的な業務執行を実現させることが必要で、自主独立の精神が高まることによって新しいビジネスを生み出すことも可能」「認定放送持ち株会社体制へ移行してからの3年間にグループ会社との連携を強めるなかで、『会社は別でもグループ内でシナジーを生んでいくことは十分に可能』という手応えをつかめた」と判断。2020年5月28日に、自社とMBSホールディングスの取締役会で以下の方針を決議した。

しかし、新・毎日放送では、この計画を発表後、事業承継の前倒しを再検討した結果「長期的な経済環境の悪化が予測される状況で、今後のラジオ事業の在り方を早急に固めながら(経済環境の悪化に向けて)対策を立てていく必要がある」との認識の下で、「独立した新しい会社で2021年秋の改編に向けて準備するのが相応しい」との判断に至った。その結果、事業承継の期日を当初の計画より半年早い2021年4月1日に変更している。

上記の計画が実現した場合には、日本の広域圏(近畿広域圏、関東広域圏、CBCラジオの放送対象地域である中京広域圏)でラジオ放送事業を運営する民間放送事業者が、ラジオ単営局だけになる。また、近畿地方のテレビ・ラジオ兼営民放局が京都放送(KBS京都=本来の放送対象地域はテレビ:京都府、ラジオ:京都府・滋賀県)のみになる予定。

送信状況

送信所

AM放送
親局 周波数 空中線電力 所在地 備考
大阪 | 1179kHz | 50kW | 大阪府高石市西取石6-6-45
(鴨公園南方) | MBS本社に予備送信所がある(1kW)
中継局 周波数 空中線電力 所在地 備考
京都 | 1179kHz | 300W | 京都府京都市東山区今熊野総山町 | 朝日放送ラジオラジオ大阪と共用
FM放送
中継局 周波数 空中線電力 所在地 備考
生駒 | 90.6MHz | 7kW | 大阪府東大阪市山手町2028番地 | 実効輻射電力11kW
MBSテレビがアナログ放送時代に使用していた鉄塔をラジオ大阪と共用

送信所工事による深夜の放送休止

通常の放送は原則として毎週日曜深夜に当たる月曜 1:00 - 4:53に放送休止枠を設けており、この時間帯は送信所の大規模な改修工事でない限りはフィラー音楽を放送している。但し、年末年始や年2回行われる聴取率調査期間など、特例により終夜放送となる日もある。

2007年1月8日 - 2月11日に、本局の毎日放送高石ラジオ送信所の工事(送信所のアースワイヤーの交換)のため、終夜放送を休止した。この期間の放送休止時間帯は次の通り。

  • 日曜 - 木曜深夜(月曜-金曜未明)0:25 - 4:30
  • 金曜深夜(土曜未明)0:25 - 4:55
  • 土曜深夜(日曜未明)0:55 - 5:00

工事の間は、月曜 - 木曜の21:00 - 23:55の『ナニワ音楽ショウ』と金曜 21:00 - 23:55の『U.K. BEAT FLYER 1179』が、それぞれ21:00 - 23:20の放送となり、『MBSニュース最終便』以降の番組が繰り上げて放送されたが、『ぷらっと☆ホーム』と『ラジオの達人』などが工事期間中は休止された。2月12日未明から通常通りの終夜放送を再開した。

AM放送

在阪民放AM局共通して言えることだが、中国・四国地方東海地方へのスピルオーバーが大きいが、放送対象地域内の近畿地方では中継局が京都1局のみのため、近畿北部・近畿南部では受信状態が良くなく、近畿中部でも一部地域は受信状態が良くない。

出力が50kWと高く、夕方から翌朝にかけては電波が電離層に反射されるため、首都圏中京圏北陸地方、九州地方にも電波が届くため遠距離のリスナーも少なくない。夜間は、茨城放送水戸本局 (1197kHz) ・KBSワールドラジオ(※夜8時(20時)~10時(22時)は、日本語放送)(1170kHz)と混信する場合がある。

1980年代、ラジオ送信所の深夜工事実施時に(当時の)演奏所である毎日放送千里丘放送センターにある予備送信所から直接、1kWの減力放送を行っていたことがある。ベリカードも減力放送バージョンが制作・交付された。現在の予備送信所は本社に設置されている。千里丘から本社(演奏所)が茶屋町に移転した後から近年までは予備送信所は毎日放送千里丘ミリカセンター内に設置されていた。

送信機としては基本的にはNECのPWM-AM送信機(MBT-8000シリーズ)を用いるが、一時期予備機としてNECのデジタルAM送信機(MBT-9000シリーズ)をニッポン放送に先駆けて1990年代に臨時に設置し、試験放送にも使用した。2010年2月28日まで使用される送信機についてはAMステレオタイプであること以外公表されていないが、2010年3月1日よりモノラルタイプに変更された。番組制作・CM制作・番組搬入用の録音メディアとしては、2000年代後半においてPro-MOを積極的に採用している。

親局・京都局ともにAMステレオ放送を実施していたが『2010年2月28日を以てAMステレオ放送を終了し、送信機更新工事後の翌3月1日より従前のモノラルに戻す』旨が公式サイトで発表され、理由は「送信機更新にあたり、AMステレオ放送維持に必要な装置が既に生産終了となっており、メンテナンスの保証が不可能となった為」としていた。そして、同年2月28日深夜(3月1日未明)の放送終了時をもって、東京・大阪の二大都市圏で初めてAMステレオ放送の運用を終了した。

2018年7月29日(28日深夜)午前3時半頃〜午前6時10分まで、台風12号の影響で高石送信所に落雷があり送信塔の真下にある絶縁パネルがショートしたため、約2時間半AM放送が停止した。落雷による放送停止は同社が1951年にラジオ放送を開始して以来初めて。記録に残る放送停止は、2010年3月の人為的なミスによる約1分9秒のみだという。茶屋町の本社にある予備送信所(出力1kW)を使用して代替放送したが、電波は大阪市内と北摂地域周辺にしか届かなかったと見られる。放送エリアである近畿地方の大半で「聞こえていなかったと思われる」とMBSは説明した。

ケーブルテレビ局への無料再送信

2011年秋からは、大阪市内でケーブルテレビサービスを提供するJ:COMの一部エリアを対象に、データ放送の音声送信機能を利用したコミュニティチャンネルによるラジオ放送再送信の実証実験を実施。大都市圏では初の試みで、MBSラジオでも実験を告知するスポットCMを随時放送していた。2012年4月23日からは、大阪府・兵庫県・京都府・和歌山県のJ:COMエリア全域で、コミュニティチャンネル(12チャンネル)のデータ放送を利用した全日無料再送信を本格的に実施。2013年7月から2015年3月までは、J:COM関西との共同制作番組『魁!!なすなか塾』を、MBSラジオ・J:COM関西コミュニティチャンネル(11チャンネル)の双方で放送していた(2015年4月以降はJ:COM関西の単独制作・放送へ移行)。

radiko

2010年3月15日から、ほかの在阪ラジオ5局と共同でインターネットでのサイマル放送「radiko」を試験的に開始した。ただし、同年11月30日までは配信エリアを大阪京都兵庫奈良の2府2県に、同年12月1日からは、滋賀県和歌山県を加えた関西2府4県のみに制限しながら、他の在阪民放ラジオ局とともに本格的な運用へ移行していた。

2014年4月1日から運用を開始した「radiko.jpプレミアム」については、関西地方の「radiko」参加局で唯一、開始時からの参加を見送った。ただし、運用開始直後から、「参加について様々な検討を行っている段階」として今後の参加に含みを持たせていた。8月11日には、9月1日の12:00頃から「プレミアム」向けの配信を開始する予定であることを正式に発表。9月1日には、当初の予定より早く、生ワイド番組『上泉雄一のええなぁ!』の11時台から配信を開始した。ただし、配信開始の時点では、『アッパレやってまーす!』の木曜日と『テゴマスのラジオ』(いずれもジャニーズ事務所所属のタレントがパーソナリティを務める深夜番組)と、NTTドコモのCMは配信されず、フィラーとなる。

また、2016年10月11日正午からradikoでタイムフリーサービスの実証実験が始まったことを機に、公式サイトを同サービスに対応した内容へリニューアル。当日放送された自社制作番組での主な発言・出来事やキャンペーン(「MBSラジオ スペシャルウィーク」など)に関する情報を、トピックス形式の記事で紹介している。同年11月からは、「スマートニュース」上に公式チャンネルを開設。上記の記事を配信するほか、radikoへのリンクを付けている。

放送局記号は「MBS」。

FM補完放送(ワイドFM)

毎日放送では、AM放送のサービスエリア内における難聴・災害対策を目的に、総務省FM補完放送(ワイドFM)の免許を申請。その結果、朝日放送(ABC)大阪放送(OBC)と共に、2015年7月27日付で予備免許を交付された。

予備免許の交付後は、試験電波の発射を経て、2016年2月29日付でABC・OBCと共にFM補完中継局本免許を交付。3月19日(土曜日)の12:00に編成する『ほんまもんのワイドFMをハッキリ愛して』(MBS・ABC・OBCの共同制作・同時生放送による特別番組)から、従来のAM放送と並行しながら、関西地区のラジオ局では初めて生駒FM補完中継局からの本放送を開始した。

周波数は90.6MHzで、大阪府のほぼ全域と兵庫県・京都府・和歌山県・奈良県の一部をサービスエリアに設定。2015年入社のアナウンサー・玉巻映美が、MBSラジオの「ワイドFM大使」として、ABC・OBCの番組やPRイベントにも登場している。

MBSラジオでは、本放送開始前の2016年2月から、「MBSラジオはFA宣言!!」を単独で展開し、周波数90.6にちなんで阪神タイガース高山俊(背番号9)と、当時阪神に在籍していた大和(背番号0、現・横浜DeNAベイスターズ)の両選手と、当時監督であった金本知憲(背番号6)をポスターに起用している。また、2016年が(新日本放送時代からの通算で)AM放送の開始から65周年にも当たることにちなんで、ワイドFM対応・LEDライト内蔵のポータブルラジオにMBSラジオオリジナルの付属品を入れたセットを完全受注生産方式で提供。本放送開始の直前には、希望するリスナーから抽選で進呈した後に、ラジオショッピングや自局で運営するショッピングサイトを通じて数量限定で販売していた。なお、販売終了後は、90.6MHzのみ受信できるオリジナルのバッチ型ラジオ(通称「MBS906オンリーのバッチラジオ」)を製作。自社制作番組のノベルティグッズやリスナー向けプレゼントに用いられているほか、MBSラジオが主催・関与するイベントで数量限定の無料配布を実施することもある。

2016年4月改編では、ワイドFMの周波数にちなんで月 - 土曜日の深夜(火 - 日曜日の未明)に編成する音楽系の番組に、「MMZ(MBS-FM MUSIC ZONE)906!」という共通のタイトルを冠していた。同年10月改編からは、「MBS +music」(毎日放送全体の音楽系番組・イベントコンセプト)との統合によって、「906」を残しつつも「+music 906!」に改められている。

番組編成と聴取状況

開局以来長らく、聴取率ABCの後塵を拝していた。ABCの人気番組に自社制作が多かったのに対し、MBSはほとんどが東京のTBSラジオ文化放送制作の番組であった。とりわけJRN発足前後(1964〜1966年)は日中ずっとTBSラジオの番組をそのまま放送していたこともあり、在阪局最低の聴取率にまで落ち込んでいた。

ありがとう浜村淳です』『ごめんやす馬場章夫です』などの生ワイド番組を中心に、ローカル向けの編成へ徹し始めた1970年代から、聴取率が着実に上昇。1980〜1990年代後半まで全日の視聴率で在阪局トップに躍り出ると、2000年代の中盤まで独走状態が続いた。

その一方で、1999年には、全ての曜日で放送されてきた『MBSヤングタウン』(略称『ヤンタン』)の放送曜日を土・日曜日に縮小した(平日では2018年度から金曜日のみ復活)。平日帯の生ワイド番組で長年にわたって人気と好評を得てきたパーソナリティのうち、川村龍一諸口あきら馬場章夫が勇退。当時毎日放送のアナウンサーだった角淳一も、体調不良や『ちちんぷいぷい』(テレビ番組)初代メインパーソナリティへの異動(2011年9月まで担当)でラジオ番組へのレギュラー出演を終えた。後継番組では角以外のアナウンサー経験者(OBの近藤光史子守康範野村啓司、現役の上泉雄一松井愛など)がパーソナリティに起用されているが、現在でも平日深夜時間帯やナイターオフシーズンを中心に、在阪FM各局(FM802エフエム大阪など)に押されている。特に平日深夜ではFM802開局後、若年層のリスナーがFMに流出したため、『ヤンタン』平日放送の一時休止前後からは番組路線・編成がたびたび変わっている。
また平日昼間時間帯でも、在阪局の聴取率で常に上位へ食い込む『ありがとう浜村淳です』以外は、苦戦を強いられていた。日曜早朝に放送されていた『勝谷誠彦の志ジャーナル』(番組は終了)や、平日午後の『こんちわコンちゃんお昼ですょ!』(近藤光史の冠番組)が高い聴取率を記録したこともあるが、FM局には昼間時間帯でも劣勢を強いられている。

2009年4月には、自社制作番組を編成してきた平日の深夜帯にJRN・NRN系の箱番組を組み込むなど、大規模な番組改編を実施。放送枠の拡大・移動分を含めて、改編率は局史上最大の53%にのぼった。改編語最初(同年6月)の聴取率調査では、ABCを抜いて、初めて在阪局の単独首位に立った。これに対して、ABCでは、調査直後の7月改編で自社制作番組を大量に終了。平日には、深夜帯のみならず、夜間にも東京発のJRN・NRN同時ネット番組が並ぶようになった。ちなみにMBSでは、同年10月の改編でも、自社制作番組の比率を高い水準で維持。2010年の10月改編では、番組改編率が過去最低の13.8%にとどまった。平成時代最後の改編であった2019年4月改編の時点では、自社制作番組の比率が97.2%にまで達している。

スポーツ中継では近年、『MBSベースボールパーク』が好調な一方で、プロ野球以外の伝統的なスポーツイベントの中継体制を徐々に縮小している。かつて大阪府大会の決勝(または全国大会1回戦)から全国大会決勝まで完全生中継を実施していた全国高等学校ラグビーフットボール大会では、2007年度から2017年度まで全国大会準決勝・決勝のテレビ中継(決勝のみ全国ネットで放送)に限っていたが、2018年度のみ深夜枠での録音放送ながら準決勝・決勝のラジオ中継を再開した。

京阪神地区の聴取率調査の対象期間(以前は4月・6月・10月・12月→2014年以降は6月・12月中の1週間)には、令和時代最初の調査期間(2019年6月)まで、「MBSラジオ スペシャルウイーク」と称するキャンペーンを展開。番組単位でリスナー向けに特別なプレゼントを用意したり、特別なゲストを迎えたりしたほか、ホテルニューアワジの特別な宿泊プランにリスナーを抽選で招待する全局規模のプレゼント企画を実施していた。ただし、2019年12月の調査週間では、「MBSラジオ ドリームウィーク」にリニューアル。リスナープレゼントを前述した全局規模の企画に集約させるなど、番組単位での特別企画を縮小していた。新型コロナウイルスへの感染が世界規模で拡大している2020年6月の調査週間では、全局規模のリスナープレゼントやキャンペーン名称の使用も見合わせたほか、一部の時間帯で特別番組を放送するだけにとどめている。

その一方で、聴取率で首位を奪回してからは、生ワイド番組との同時放送形式でテレビCMを流すなどの積極姿勢に転換。2012年には、4月・6月の調査において、対象区分(6時 - 18時・6時 - 24時・5時 - 29時)の全てで在阪局の首位を記録。2001年6月にビデオリサーチが自主調査を開始してから初めて、2期連続で全時間区分での首位を達成した。また、CMセールスのシェアについては、1999年から在阪5局のトップを維持している。

番組一覧

詳細は「MBSラジオ番組一覧」を参照

時報

時報前のCMについては、少なくとも1978年から1980年代の初頭までは、当時存在していた小林脳行が時報前のCMスポンサーに付いていた。しかし、小林脳行が1984年倒産(1985年小林製薬へ営業権を譲渡)。その前後から2012年12月31日24時(2013年1月1日0時)までは、長きにわたってめいらく(スジャータ)のCMが流れていた。

「スジャータ」のCMは、収録時期の古い旧版と、後に収録された新版に大別される。MBSラジオでは、時報が流れる時間帯のうち、1時・4時・7時・10時のみ旧版のCMを放送していた(それ以外の時間帯には新版)。1990年代中盤には一時、「スジャータ・IFCコーヒー」のCMも放送。2011年10月1日からは、新版に子供のコーラスを追加したバージョンも流れていた。めいらくはMBS以外にも、HBCラジオ(北海道)・TBCラジオ(宮城県)・文化放送(関東広域圏)(日曜日を除く)・CBCラジオ(中京広域圏)・RKBラジオ(福岡県)でも同様の時報CMを放送していた。しかし、2012年12月31日の24時で、一斉に時報前のCMを終了した。

2013年1月1日1時の時報からは、CBC・QR・RKBとともに、めいらくの単独提供をユニーサークルKサンクス(いずれもユニーグループ・ホールディングス傘下で、現在のユニー・ファミリーマートホールディングス)による共同提供へ移行。奇数時にはサークルKサンクス(現・ファミリーマート)単独のCM、偶数時には「アピタ・ピアゴ」か「アピタ・ピア

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出典:wikipedia
2020/09/22 22:15

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