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ワールド・ベースボール・クラシックとは?

【競技】
野球
【開始年】
2006年
【主催】
ワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)
(MLBMLB選手会)
【チーム数】
20ヵ国・地域(本選)チーム
【前回優勝】
アメリカ合衆国(1回目)
【最多優勝】
日本(2回)
【公式サイト】

公式ウェブサイト

ワールド・ベースボール・クラシック(英語: World Baseball Classic、略称:WBC)は、メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公認の野球の世界一決定戦。

概要

開催経緯

1990年代後半頃からメジャーリーグベースボール(MLB)では、東アジア中米カリブ海諸国の選手を中心にMLBの国際化が進み、彼らの様なアメリカ合衆国以外の国籍を持つMLB選手による活躍が著しくなった。また、2000年代初頭からメキシコ日本等のアメリカ合衆国内以外でMLB開幕戦を開催するなどして、本格的なMLBの世界進出(グローバル化戦略)によるMLB拡大と野球マーケットの拡大、それに伴う収益の拡大を目指していたMLB機構のバド・セリグコミッショナーは「野球の世界一決定戦」の開催を提唱。関係各所で国際野球連盟(IBAF)主催の大会に出場していないメジャーリーグ選手を中心とした各国のプロアマ野球リーグ選手による国別世界一を決める国際大会の開催へ向けて協議がなされてきた。

2005年5月にMLB機構が翌年3月に野球の世界大会を開催する事を発表。7月12日MLBオールスターゲーム開催地のデトロイトで、参加が確定していなかった日本キューバを除く14ヶ国の代表が出席して開催発表記者会見が行われ、大会の正式名称“World Baseball Classic”が発表された。記者会見にはセリグ・コミッショナーの他、各国の選手代表としてドントレル・ウィリス(アメリカ合衆国)、カルロス・ベルトラン(プエルトリコ)、カルロス・リー(パナマ)、アンドリュー・ジョーンズ(オランダ)、崔熙涉(韓国)、ミゲル・テハダ(ドミニカ共和国)、ジェイソン・ベイ(カナダ)、ジャスティン・ヒューバー(オーストラリア)が出席した。WBC開催を記念して、同年のオールスターゲームでは前日に行われる恒例のホームランダービーが異例の国別対抗形式となった。

当初、日本(NPB)はMLB側の一方的な開催通告やMLB中心の利益配分に反発し、参加を保留。日本プロ野球選手会も開催時期の問題から参加に反対し、2005年(平成17年)7月22日の選手会総会で不参加を決議した。しかし、MLB機構は参加を保留するNPBに対し、改めて参加を要求し、もし日本の不参加によりWBCが失敗に終わった場合、日本に経済的補償を要求することを通達。更に、WBCへの不参加は「日本の国際的な孤立を招くだろう」と警告した。これを受けて、日本プロ野球選手会は不参加の方針を撤回。最終的に同年9月16日に選手会の古田敦也会長がNPB機構に参加の意向を伝え、日本の参加が決まった。

その結果、2006年3月にMLB機構が選抜した16ヶ国・地域が参加する第1回大会が開催された。なお、MLB機構はこの大会を夏季オリンピック野球競技に代わる国際大会として育てたい意向である。

年表

試合形式

2006年3月13日、第1回WBC第2ラウンド、アメリカ合衆国対韓国戦(エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム)。投手はドントレル・ウィリス
2009年3月24日、第2回WBC決勝戦、日本対韓国戦(ドジャー・スタジアム)。投手はダルビッシュ有、捕手は城島健司。優勝を決め喜ぶ日本ナイン。

大会規定は毎回異なり、大会実績を反映させて毎回改良されている。

第1回大会(2006年)

第1回大会では第1ラウンド・第2ラウンドでリーグ戦方式が採用された。第1ラウンドでは、16の参加国・地域を4チームずつ4組に分け、別々の開催地でそれぞれの組内で総当りリーグ戦を行う。各組の上位2チーム・合計8チームがアメリカで行われる第2次ラウンドに進出し、4チームずつの2組に分かれて第1次ラウンド同様に戦う。各組の上位2チーム・合計4チームが決勝トーナメントに進出し、その4チームでトーナメント方式の準決勝と決勝を行い優勝を決める。シーズン前の投手の故障防止のため、投球数制限が設けられた。その他細かいルールについては2006 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第2回大会(2009年)

第2回大会では第1ラウンド・第2ラウンドでダブルイリミネーション方式が採用され、各組上位2チームが次のラウンドに進む。第2ラウンドを勝ち抜けた4チームが、決勝トーナメントに進み、準決勝と決勝を行い優勝を決める。延長13回からタイブレーク制度が採用された。その他細かいルールについては2009 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第3回大会(2013年)

第3回大会では新たに予選が設定され、本選と予選で計28チームが参加した。予選では、第2回大会での下位4チームと野球新興国の12チームの計16チームが4組に分かれてダブルイリミネーション方式で戦い、各組の1位が本選への出場権を得る。そして、予選を1位で通過した4チームと第2回大会の上位12チームの合わせて16チームで本選を行う。本選第1ラウンドは第1回大会と同様のリーグ方式、本選第2ラウンドは第2回大会と同様のダブルイリミネーション方式で行われた。この方式は、第1・第2ラウンド共にダブルイリミネーション方式を採用した第2回大会で、日韓対戦が5回にも及んだことを是正し、上位チームの試合数が過大になる可能性を排除するために導入された。また、本選第1ラウンドのリーグ戦で同一勝敗数だった場合の勝ちぬけ基準が第1回大会から変更されている。投球数制限等にも変更が加えられている。その他細かいルールについては2013 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第4回大会(2017年)

第4回大会では第1回大会の方式に戻り、第1ラウンド・第2ラウンドでリーグ戦方式が採用された。これに加えてリーグ戦において3チームの勝敗が並んだ場合に「ボーナス“プレーオフ”ゲーム」としてワンゲームプレーオフが採用された(勝敗が並んだ3チームのうち、順位決定ルールにより1位チームもしくは4位チームを確定した後に、残りの2チームが2位通過を賭けて対戦する)。他に新ルールとして「予備投手枠」の創設、またMLBで2014年からビデオ判定の適用拡大とチャレンジ制度の導入もあって、WBCにおいても一部制限はあったものの適用拡大されたビデオ判定が導入された。詳細は2017 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

第5回大会(2023年)

第5回大会では本選出場枠が20チームに拡大されることになり、第1ラウンドは各組5チームによるリーグ戦方式が採用された。出場チーム数増加による影響もあってか、これまで行われてきた第2ラウンドは廃止され、第1ラウンド後から各組上位2チーム・合計8チームによる決勝トーナメントが行われる方式へと変更された。なお大会全体の招待国数および招待国に変更はないため、予選は12チームに縮小された。予選は12チームが2組に分かれてダブルイリミネーション方式で対戦し、各組の1位と敗者復活1位が本選への出場権を得る。詳細は2021 ワールド・ベースボール・クラシックを参照のこと。

出場資格

どの国に属するかはオリンピック憲章のように明確には決められておらず、アレックス・ロドリゲスなど複数国で代表資格を持つ選手が多い。例をあげると、日系ブラジル人の佐藤二朗は2003年に日本へ帰化しているが、WBCにはブラジル代表で出場している。

選手は下記のいずれかに該当する場合、各代表チームへの出場資格を持つ。

出場資格(2020年現在)
1 | 当該国の国籍を持っている
2 | 当該国の永住資格を持っている
3 | 当該国で出生している
4 | のどちらかが当該国の国籍を持っている
5 | 親のどちらかが当該国で出生している
6 | 当該国の国籍またはパスポートの取得資格がある
7 | 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録されたことがある

ドミニカ共和国出身選手は米国市民権を得るためにドミニカ国籍を放棄しなければならず、オリンピック憲章をそのまま適用すれば、ドミニカ代表でプレーできないドミニカ出身選手もいる。また、イタリア代表にはイタリア系アメリカ人が多く選ばれているが、これはイタリアがイタリア系の外国人に容易に市民権を与えるためにそれを利用した結果であり「アメリカ人をルーツに当たる国の代表に選んでいる」とするのは誤解である。

第3回大会予選へと出場したイスラエルもイタリアと同様にユダヤ系の外国人に容易に市民権を与えるため、イタリア代表と同様、イスラエル代表チームも主にイスラエル系アメリカ人により構成された。しかし第4回大会ではイスラエル代表27人中イスラエル国籍の選手は1人だけであったため、あるゴシップ系の書籍では「ユダヤ教に改宗すれば世界中の誰でもイスラエル代表になれる」などという書き立て方がされていた。

第3回WBC登録選手のうち
同国出身選手の数
【出場国】
人数
日本韓国台湾米国
キューバドミニカ共和国
ベネズエラ | 28
カナダ中国 | 26
オーストラリアオランダ | 25
プエルトリコブラジル | 24
メキシコ | 19
イタリア | 8
スペイン | 1

薬物規定

国際野球連盟(IBAF)によれば、WBCでドーピング検査を実施するのは世界アンチ・ドーピング機構(WADA)で、メジャーリーグの規定よりも禁止薬物の範囲が広い国際ルールが適用されるはずであった。しかし、実際にはWADAが正式な意見書を提出するほどにWBCでの禁止薬物規定は少なかった。検査はWBC開催前と開催中に実施され、開催中は任意の試合で各チーム2選手を選び出し、試合後に検査を行う。メジャーリーグの組織に属する選手には合計108回の検査が行われる予定で、リーグ機構と同選手会はこれに同意している(2006年の大会ではIBAFの発表によると全出場選手の 22.5% が検査を受ける事になるという)。アテネ五輪予選では1度目の違反で即刻出場取り消し、さらに2年間の出場停止が科されたが、WBCでも同様の罰則が科される。この場合、2回目の違反で国際試合から永久追放となる。ただし、メジャーリーガーがWBCの検査で陽性の判定を受けても、メジャーリーグにおける薬物規定の罰則は適用されない。

利益分配

WBCでは、各国から得られたスポンサー料や放映権料、ロイヤルティーなどの大会収益は一括にWBCの大会運営会社に集められてから各チームへ再分配する事になっている。

主催者側は公式に発表していないが、2006年大会では、収益が出た場合、その 47% が賞金に、53% が各組織に分配され、大会収益が出ない場合はMLBが赤字分を負担することになっていたという。なお、賞金の内訳は、優勝チームが 10%、準優勝チームが 7%、準決勝敗退の2チームが 5%、2次リーグ敗退の4チームが 3%、1次リーグ敗退の8チームが 1% である。また、各組織の内訳は、大リーグ機構(MLB)が 17.5%、大リーグ選手会が 17.5%、日本野球機構(NPB)が 7%、韓国野球委員会国際野球連盟が 5%、その他が 1% という順とされている。2009年も主催者からの公式発表はないが、MLBと大リーグ選手会が 66%、NPBが 13% だったという。

ちなみに、第2回大会の賞金内訳は優勝が270万USドル、準優勝は170万USドル、準決勝敗退は120万USドル、2次ラウンド敗退は70万USドル、1次ラウンド敗退で30万USドルとなっている。この他にも、各会場の1次ラウンド1位通過には30万USドル、各会場の2次ラウンド1位通過には40万USドルの賞与が支給された。また、国際野球連盟(IBAF)には野球振興の目的で100万USドルが寄付された。なお、第2回大会の賞金総額は1400万USドルで、この額は780万USドルだった前回大会の約2倍である。

【回】
【開催年】
【総収益】
賞金
【総額】
優勝
1 | 2006年 | 1280万USドル | 780万USドル | 78万USドル
2 | 2009年 | 3200万USドル | 1400万USドル | 270万USドル
3 | 2013年 | 未公表 | 1500万USドル | 340万USドル
4 | 2017年 | 未公表(推定1億1000万USドル) | 未公表 | 未公表

大会ロゴ

中央に地球儀野球のボールを組み合わせたボールを配置し、その周りを4枚のスクリューの羽根状のものが包み込む意匠で、「グローバルベースボール」と名づけられた。4枚の羽根状のものは、青色(右上)、黄色(左上)、赤色(左下)、緑色(右下)の4色が塗られている。黄色の羽根の外側に「(開催の西暦年)WORLD」、青色の羽根の外側に「BASEBALL」、緑色の羽根の外側に「CLASSIC」という文字が記されている。また強豪国の多いスペイン語圏のカリブ海などの国に配慮し、スペイン語のロゴも用意されている(上段から順に「(開催の西暦年)CLASICO」「MUNDIAL」「DE BEISBOL」)。

優勝杯・メダル

優勝杯

ワールド・ベースボール・クラシック の優勝トロフィーは、ティファニー社の職人が200時間以上の時間をかけて制作した。細工の老舗のティファニーらしく、材質は銀(スターリングシルバー)である。

デザインのモチーフは、WBCのロゴの「グローバルベースボール」であり、台座・4枚の板・ボールから構成される。4段にカットされている台座は、4ラウンドのトーナメント(1次リーグ、2次リーグ、準決勝、決勝)を表し、台座から上方に向けて斜めに広がる4枚の板と、さらに上部中央に向かう羽状の板は、16ヶ国で構成される4つのリーグ(1次リーグ)を表している(その意匠は日本の四つ巴紋に似ている)。また、4枚の板によって支えられた中央の野球ボールは、地球(グローバル)を象徴している。

2006年2月22日プエルトリコサンフアンで行われた初公開の披露式には、WBCの親善大使を務めるトミー・ラソーダ(元ドジャース監督)らが参加した。

メダル

優勝チームには金メダル、準優勝チームには銀メダルが選手・監督・コーチの全員に授与される。なお、ベスト4の2チームに銅メダルなどは無く、何も授与されない。

  • 優勝トロフィー(2006年)

  • 優勝トロフィー(2009年)

歴代決勝戦の開催地

歴代大会結果

【回】
【開催年】
【本選ラウンド開催国】
【】
【決勝戦】
【】
【ベスト4】
【】
出場国数
【優勝】
【結果】
【準優勝】
【本選】
【予選】
全体
1 | 2006年 | // |  |  日本 | 10 - 6 |  キューバ |  |  韓国 |  ドミニカ共和国 |  | 16 | - | 16
2 | 2009年 | //// |  日本 | 5 - 3 |  韓国 |  アメリカ合衆国 |  ベネズエラ | 16 | - | 16
3 | 2013年 | /// |  ドミニカ共和国 | 3 - 0 |  プエルトリコ |  オランダ |  日本 | 16 | 16 | 28
4 | 2017年 | /// |  アメリカ合衆国 | 8 - 0 |  プエルトリコ |  日本 |  オランダ | 16 | 16 | 28
5 | 2023年 | // |  |  |  |  |  | 20 | 12 | 28
開催地について
開催地は大会創設以来、特定の1か国・地域での開催はなく、開催を希望する国・地域による複数国での共同開催という形をとっており、日本アメリカ合衆国プエルトリコの3か国は第3回まで連続して共催国として登録されてきた。プエルトリコは第4回の開催では共催国から外れたため、第1回からの連続開催は日米の2か国のみとなった。
また決勝戦についても、第1回から第5回まですべてアメリカ合衆国内で行われており、アメリカ以外での決勝戦の開催はこれまでなされていない。
第5回では初の試みとして、マイアミ会場は第1ラウンド、準々決勝ラウンド、決勝ラウンドの3ラウンドを通して開催される。

代表別通算成績


国・地域名









1 | 日本 | 4 | 2 | 0 | 2 | 31 | 23 | 8 | 0 | .742
2 |  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
出典:wikipedia
2022/06/24 13:36

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