吉田、重い空気振り払う=値千金の逆転2ラン―WBC
3/8 22:44 掲載
重苦しい雰囲気を、4番の吉田がバットで振り払った。0―1のビハインドで迎えた七回に値千金の逆転2ラン。左腕ケネディが投じた内角低めの難しいコースへのスライダーを捉え、右翼席へとたたき込んだ。
オーストラリアは身長2メートル超のケネディをはじめ、日本にはあまりいない長身の投手を次々と投入した。「タフな投手が続いた」と吉田。リズムを狂わされた打線は中盤まで単打3本で得点を挙げられず、六回には守備のミスから先制点を献上する苦しい展開を強いられた。
七回は先頭の大谷が四球で出塁したものの、鈴木と近藤が凡退。球場のムードが沈む中、吉田は2死一塁で打席に入り、「自分のベストスイングをしようと思った。結果的にホームランになった」。これで2戦連発。本塁打が欲しい場面で、またも期待に応える打撃を見せた。
日本は試合前に1次リーグC組2位以上が確定し、準々決勝以降の舞台となる米マイアミ行きの切符は手に入れていた。それでも井端監督は、メンバーを落とさずに試合に臨んだ。「いい形で向こうに行くことが大事。勝って行った方が当然いい」。勢いがつきそうな勝利をまた一つ重ね、首位通過をたぐり寄せた。